最近の短歌メモ。
詞書〈天皇陛下ご在位30周年記念式典〉
あの御方(かた)の前で万歳三唱をしてもこの国を愛してゐることにはならず だつてあの御方(かた)が睨んでゐるぢやないか
詞書〈ドナルド・キーン氏の訃報に〉
この国をほんたうに愛してゐるひとり、朝のラジオにマタイ聴きをり
祈りの歌。
帰りに、念願の『ドナルド・キーン』を入手。
この国をほんたうに愛してゐるひとり、朝のラジオにマタイ聴きをり
放送予定楽曲
「日本組曲 第2番」
別宮貞雄:作曲
(管弦楽)ラモー室内楽団、(指揮)岩城宏之
(13分25秒)
<~NHKのアーカイブスから~>
「3つの内的風景」
別宮貞雄:作曲
(管弦楽)不詳、(指揮)岩城宏之
(14分20秒)
<~NHKのアーカイブスから~>
「ピアノのためのソナチネ」
別宮貞雄:作曲
(ピアノ)山口裕子
(8分00秒)
<~NHKのアーカイブスから~>
「バイオリンとピアノのためのソナタ 第1番」
別宮貞雄:作曲
(バイオリン)前橋汀子、(ピアノ)徳丸聰子
(16分20秒)
<~NHKのアーカイブスから~>
昨日、しごとの前の朝、ハードボイルドタッチの短歌連作イメージを思い付いた。国を強権支配する腑抜けでズル賢い〈独裁者〉に心底絶望し〈亡命〉を決意した男が、最後、〈独裁者〉を倒して国を出てゆく物語。
吹きさらしのテーブルに置かれたるままのラフマニノフ頼みしチョコレートパフェ
ストラヴィンスキーのピアノへはつかぽとりと零れぬ〈春色のたましひ〉その香水は
〈亡命者〉、決めたる朝にサンドウィッチつまむ指よりこぼれおちゆくパン屑
〈亡命者〉、コート襟立てて袂にそつとチケット忍ばせぬ空疎な国会議事堂前駅で降りて
この国を捨ててゆくにもあの腑抜けたる〈独裁者〉許すまじの思ひひとつ 衛兵に開門時刻を尋ねぬ
今日は、武満さんのご命日、24回忌。
朝方の水はコップに満ちてゆく 窓辺を巡査の自転車ゆきて
今晩は、オール・ストラヴィンスキー・プログラムによるパーヴォ・ヤルヴィ指揮NHK交響楽団定期演奏会のラジオ中継が楽しみです。
▽N響第1908回定期公演
「幻想曲「花火」作品4」 ストラヴィンスキー作曲
(管弦楽)NHK交響楽団
(指揮)パーヴォ・ヤルヴィ
「幻想的スケルツォ 作品3」 ストラヴィンスキー作曲
(管弦楽)NHK交響楽団
(指揮)パーヴォ・ヤルヴィ
「ロシア風スケルツォ」 ストラヴィンスキー作曲
(管弦楽)NHK交響楽団
(指揮)パーヴォ・ヤルヴィ
「葬送の歌 作品5」 ストラヴィンスキー作曲
(管弦楽)NHK交響楽団
(指揮)パーヴォ・ヤルヴィ
「バレエ音楽「春の祭典」」 ストラヴィンスキー作曲
(管弦楽)NHK交響楽団
(指揮)パーヴォ・ヤルヴィ
~東京・サントリーホールから中継~