カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

メモ

2006-09-30 19:01:29 | Weblog
 メモです。

 ひどい二日酔いのときにその症状を和らげてくれるもの、、、乳製品とか柿とかいろいろ挙げられる中で、ちょっと変わったものもあるみたいです。それは、《噛み付いた犬の毛》。シェイクスピアも知っていた(?)そうです。別名、迎え酒。

 閑話休題。

 短歌メモです。

月島の水溜りに脱げたる長靴あり 風呂なし鍵なし長屋の目の前  河村壽仁

おばあさんをたしかに乗せてきたはずの自転車荷台に噛み付く入れ歯  河村壽仁

月島の不戻橋(もどらずばし)の門番は証言調書に「ばあさんおったで」  河村壽仁 
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不思議なタロット占い

2006-09-30 07:44:37 | Weblog
よろしかったら是非一度お試しください。よく当たります。。。

http://www.gp-cian.jp/tarot/

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最近の村上春樹氏の文学作品への評価動向

2006-09-29 13:15:30 | Weblog
 メモです。

 最近の村上春樹氏の文学作品への評価動向に関して。

+++

本と映画と政治の批評「世に倦む日日」(旧・ブログ)by thessalonikeさん
http://critic.exblog.jp/

〔村上春樹『アフターダーク』(8)- 神よ、天空から降りて人になれ〕
http://critic.exblog.jp/473235

(以下、引用させて頂きます)


 村上春樹には早くノーベル文学賞を取らせたい。現在、最有力候補の位置にあるのは確実で、いつ受賞してもおかしくないし、五年以内には間違いなく賞を受けているだろう。人には常にアクシデントがある。思いも寄らぬ病気もある。取れるものはなるべく早く取っておいた方がいいのだ。神である村上春樹に地上で残された最後の関心はそれしかあるまい。また、ここ十年ほどの村上春樹の行動を見ても、最終ゴールである賞取りのために着々と布石を打っているように傍からは見える。外国で売ろうとしているし、外国で評価を得ようと努めてきた。無論、それでいい。日本国内だけで売れる作家ではノーベル賞は貰えない。まず欧州、そして北米、それから中韓で読者を掴み、評価を確固たるものにする必要がある。作品の質として、村上春樹ほど「世界の文学」たるに相応しく、ノーベル賞に相応しい作家は他にない。と思うのだ。
 さらにできればもう一つ欲しいものがある。無理に必要ないかも知れないが、何かと言うと、もう少し別な面からのアクセントと言うかインパクトである。村上春樹について、単に作品に対する評価だけでなく、人物についての話題や評判がもう少しあってもいいのではないかと思われる。簡単に言えば、知識人としての村上春樹の人間像が浮かび上がっていた方がいいのではないかと思うのだ。例えば大江健三郎は、その点では明確に知識人としての人間像を確立させていた。大江健三郎の作品を読んだことのない人間でも大江健三郎が立派な知識人であることは知っていたし、どのような思想の持ち主かは了解していた。そのことは欧州や米国においても情報として広範に知られていただろうし、大江健三郎の思想や行動は欧米の知識人の世界で好感を持って受け止められていただろうと思われる。そういうことが少しあってもいいのではないか。特に米国(での評価)を考えたとき、これは想像だが、米国で村上春樹を読んだことのある読者は稀で一握りだろうし、名前を知っている者もごく僅かだろう。村上春樹について多少は人間像のイメージが入っていた方が有利であるように思われる。で、早い話、何を言いたいかと言うと、突然で恐縮だが、村上春樹には「憲法9条の会」に入って発言をしてもらいたい。そろそろ、そういう評論活動を起こしてもらいたいのである。文学的意欲が旺盛な村上春樹にはまだまだやりたいことがあるだろう。実験もやりたいだろう。若い日本の読者の心も掴んでみたいだろう。それはそれで結構だが、やはり知識人としての自己を完成するという方向にも関心を持って欲しいのだ。世界の知識人が「彼なら当然」と太鼓判を押して祝福するような作家であり受賞であって欲しいと思う。つまり私は村上春樹に対して、天空の神として超越的にあり続けるのではなく、そろそろ人になって俗界に降りてきたらどうだと勧めているのだ。そして現在の日本で、本格的に知識人らしい知識人になれるカリスマは村上春樹以外にいない。日本人の大多数に決定的な精神的影響力を持ち、世界に向けて言葉を発信できるのは、村上春樹以外に一人もいない。他にはもう一人の人物もいないのだ。村上春樹も55歳。司馬遼太郎が小説の筆を折って『この国のかたち』などの文明批評に精力を集中させるようになったのは、60歳を過ぎた頃で、他界する十年ほど前からだった。司馬遼太郎は「自分は日本とは日本人とは何かを書いてきた」と言い、ただの小説家ではなく、まさに巨大な知識人として自己を完成させて行った。その才能からして自然な成り行きであり、われわれ読者はそれを求め、司馬遼太郎はそれに応えた。
 さて、村上春樹はどうするのか。なんらかのプランを胸に持って受賞後を待っているのだろうか。村上春樹が描いてきたのは現代の世界であり、小説の中には日本の現代とそこに生きる自分が写し取られていた。村上春樹は現代を見ているのであり、時代を押さえている。時代の変化を見事に読み取っている。発言したいことはあるだろう。自分のメッセージが百人百様で解釈されるだけでなく、一つの意味で社会全体に浸透するという契機について何の欲望も持っていないはずはない。発言すべきだ。村上春樹以上の知性は日本に最早なく、村上春樹以上に人を説得できる文章を書ける人間は他にいない。村上春樹以上に素敵な日本語の文章を並べて、読者の心を感動させられる作家は他にいない。司馬遼太郎は人から神になったのだが、村上春樹については神から人になって欲しい。下界に降りてきて、知識人として発言して欲しい。それが私の願いである。(了)


(以上、引用おわります)

+++

http://www.narinari.com/Nd/2006035750.html

(以下、引用させて頂きます)


〔村上春樹がノーベル文学賞候補? カフカ賞受賞で。〕

Web posted at: 2006/03/24 13:49
Written by コジマさん

 1987年に発表された「ノルウェイの森」以来、執筆する作品がことごとく売れるという、80年代以降最も重要な作家の1人である村上春樹。独特の語り口調で空虚に展開される“村上ワールド”は、日本だけでなく海外でも非常に人気が高い。そんな村上春樹に、ノーベル文学賞受賞の噂が立っているのだ。その理由は、23日にフランツ・カフカ協会により決定されたチェコの文学賞「フランツ・カフカ賞」の受賞にある。
 村上春樹の受賞が決定したフランツ・カフカ賞は、名前の通り、「変身」や教科書にも掲載された「断食芸人」などで有名なチェコの首都プラハ出身の作家フランツ・カフカにちなんだ賞で、民族文化の重要性を喚起することなどに貢献した作家に贈られる。01年創設で、今年で6回目。
 どうしてこの賞がノーベル賞に結び付くのかというと、04年のオーストラリア人作家エルフリーデ・イェリネク(代表作:「ピアニスト」、「したい気分」、「トーテンアウベルク―屍かさなる緑の山野」)、05年の英国人劇作家ハロルド・ピンター(代表作:「昔の日々」、「誰もいない国」、「料理昇降機」)と、同賞を受賞した作家がその年のノーベル文学賞を受賞しているのだ。ちなみに、村上春樹は「海辺のカフカ」で主人公の少年を田村カフカと名付けており、ハロルド・ピンターはカフカに傾倒しているのだそう。
 地元紙は早くも「村上氏は(ノーベル文学賞授賞式が行われる)スウェーデン行きの航空券を手配しなければいけないだろう」(産経新聞より)と報じている。
 もし、村上春樹が受賞することになれば、日本人として13番目の受賞者となる。過去の文学賞受賞者は、68年の川端康成、94年の大江健三郎の2人。大江健三郎が受賞した際は、「飛鳥とは何か」の梅原猛も候補に挙がっていたという話を聞いたことがあるけど、村上春樹には対立候補はいるのだろうか。“W村上”の片割れである村上龍だったりして。
 ぼくはデビュー作「風の歌を聴け」以来、どうも村上春樹の私小説的作風やインテリ語多用が肌に合わないのだけれど、日本だけでなく、世界の読者に認められているのは事実。知名度やセールスの点においては、ノーベル賞にふさわしい作家であるのだ。まあ、もし落選しても「やれやれ。」と取り合わないのだろうけど(笑)。
 フランツ・カフカ賞の授賞式は10月30日にプラハの旧市庁舎で行われるそうで、例年通りであれば同授賞式前にはノーベル文学賞の受賞者が発表されるのだ(昨年は10月13日発表)。ノーベル文学賞の授賞式は、アルフレッド・ノーベルの命日である12月10日に予定されている。賞金は1000万スウェーデンクローナ(約1億5000万円)。カフカ賞の賞金が1万ドル(約120万円)なので、100倍以上(しかも非課税)にもなるのだ。(了)


(以上、引用おわります)

+++

http://www.janjan.jp/culture/0604/0604102153/1.php

(以下、引用させて頂きます)


〔村上春樹への期待:ノーベル文学賞受賞〕(2006/04/13)

 W村上という言葉があります。村上龍と村上春樹のことですが、僕はこの2人の作家について思うことがあります。
 村上龍の本は、BOOK OFFの100円コーナーにたくさんあるのに、村上春樹の本は100円コーナーにはありまぜん。
 ご存知の方も多いと思いますが、BOOK OFFは日本最大規模の古本屋チェーンで、全国に550をこえる店舗数があります。僕の住む、ここ米国にも進出しています(NYやLAなど)。僕はその常連で、村上春樹の本を100円コーナーでたびたび探しましたが、見つけらませんでした。
 人気作家の本は大量に売れるゆえに、大量に古本屋に持ち込まれるものです。村上春樹の本は村上龍と同じぐらい(かそれ以上)売れているのに、BOOK OFFで見つけることができないのは、村上春樹の本を読者が売らないからなんでしょう。
 つまり、僕の言葉でいうと村上春樹の本は「耐久財としての本」であり、「消費財としての本」ではないということです(西尾邦明『耐久財としての本、消費財としての本』2004)。村上春樹を愛する読者のひとりとして、村上春樹がノーベル文学賞を受ける可能性を少し考えてみたいと思います。

〈世界の村上春樹〉

 そもそも、村上春樹のノーベル文学賞受賞への期待は常に言われてきました。河合隼雄(文化庁長官)を筆頭に、文芸春秋などの雑誌でもそういった旨の批評が何度も取り上げられていたと思います。
 それは、村上春樹の作品がやはり優れているという一言に尽きるのだと思います。高度経済成長を通して豊かになった日本で、精神的な豊かさをどう求める人々が増えていた頃(80年代)、「やれやれ」という言葉に示されるような喪失感から見渡した世界観が多くの読者に指示されたわけです。
 空虚、退屈、平凡そういった日常をどう見渡せばいいのか、村上春樹はその価値観を提供したといえます。ストーリー自体がドラマティックでなくても、飽きることなくその世界観に読者は浸るわけです。
 その村上春樹の世界観が実は、日本だけではなく世界中の「喪失感をもつ」現代人の間でヒットしているのです。物質的に豊かな先進国はもちろん、東アジア、南米、東欧などの中産階級の人々からも支持されミリオンヒットです。
 たとえば、中産階級が急速に増えている中国では、『ノルウェイの森』が100万冊売れているそうです(2004年の読売新聞報道による)。僕の住む、ここミズーリ州でも、HARUKIを読んだことがある学生に何人も会っています。
 また、米AmazonでHaruki Murakamiで検索すると80件近くヒットします(Ryu Murakamiだと22件です)。80件のヒットのなかには、村上春樹の作品ばかりでなく、彼の作品を研究した本が含まれています。村上春樹は世界で、最も研究されているアジアの現代の作家のように思います。

〈ノーベル文学賞の特徴〉

 村上春樹の作品が耐久財としての本であり、現代的であり、そして日本のみならず世界でヒットし、研究されているというのが、僕の思う、彼がノーベル賞を受けてしかるべき最大の理由です。加えて、ノーベル文学賞の性格からも近い将来、村上春樹がノーベル賞を受けるのではないか、と僕は考えています。
 ノーベル文学賞を受けた日本人は、これまで2人います。1968年の川端康成、1994年の大江健三郎です。川端は69歳で、大江は59歳で受けています。50歳代後半から70歳代前半に受賞者が集中していることを考えると、村上春樹が現在58歳で適齢だといえます。
 また、ノーベル文学賞は他のノーベル賞と違い地域持ち回り制という特徴があります。欧米だけに集中しないように、アフリカや南米、アジアからも選出されるのが普通です。過去5年の受賞者が欧米、アフリカからなので、そろそろ南米かアジアから選出される可能性が高いのです。アジアからだとすると、村上春樹はかなり有力です。
 ノーベル文学賞の候補はスウェーデン学士院や過去の受賞者に加え、各国のペンクラブの会長からの推薦によって決まります。実は昨年、ニューヨークタイムズの「05年、本ベスト10冊」に『海辺のカフカ』が選ばれています。さらに先月大きく報道されたたように村上春樹は今年、「フランツ・カフカ賞」を受けることになりました。最近の世界的な評価が文学賞候補への推薦に結びつくと考えられます。
 BOOK OFFの100円コーナーで買うことはできませんが、きっと200円ぐらいで文庫版は売っているはずです。まだ読んでいない方は『ノルウェイの森』あたりを時間があるときに、薫風の下ベンチで読んでみるのもいいかもしれません。5月病にもってこいの作品ですし、仮にノーベル賞を近く受けるとしたらその前に読んでいたらかっこよくないですか?
 ちなみに「フランツ・カフカ賞」の04年、05年の受賞者は同じ年にノーベル文学賞も受けています。

(筆者:西尾邦明氏)


(以上、引用おわります)

+++

〔村上春樹氏もノーベル賞「候補」に〕
http://www.nikkansports.com/entertainment/f-et-tp0-20060927-95941.html

 世界最大規模のブックメーカー(賭け屋)、英ラドブロークスのストックホルム事務所は26日、10月発表のノーベル文学賞受賞者を予想するオッズ(賭け率)を公表、日本の作家、村上春樹氏を34倍とし、18番目に名前を挙げた。
 「1番人気」はトルコの作家オルハン・パムク氏の4倍。レバノン在住のシリア人の詩人アドニス氏、ポーランドのジャーナリスト、リシャルド・カプシチンスキ氏、米国の女性作家ジョイス・キャロル・オーツ氏が続き、この4人が10倍以下の有力候補。
 同社は昨年、受賞者となった英国の劇作家ハロルド・ピンター氏に21倍をつけていた。
 村上氏は今年、フランツ・カフカ賞(チェコ)を受賞。04年、05年の同賞受賞者がいずれもその年にノーベル文学賞を受賞したこともあり、注目が集まっている。

[2006年9月27日9時56分更新 日刊スポーツ新聞記事]
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やよい食堂@千葉県野田市

2006-09-28 12:57:58 | Weblog
 すごい食堂があったものです!!

 以下、メモです。

やよい食堂@愛宕・千葉県野田市
http://www5a.biglobe.ne.jp/~toukatu/yayoisyokudou.htm

場  所 千葉県野田市中野台351
TEL 047-122-3791 
アクセス 東武野田線愛宕駅から徒歩10分
系  統 食堂
営業時間 10:30~15:00 16:00~19:00
休  日 金曜日 第2土曜日
席  数 テーブル6*4 座敷4*6
駐車場 隣に2台

「メニュー値段」(2006.09現在)

ソース焼そば並350円 五目焼そば550円
かたやきそば550円
ラーメン430円 ワンタン430円
ワンタンメン500円 又肉メン550円
カレーそば500円 もやしそば500円
ニラそば500円 野菜そば500円
味噌ラーメン500円 肉そば550円
五目ワンタン550円 五目そば550円
タンメン500円

オムライス大盛り630円 オムライス580円
カレーライス並530円
チャーハン大600円 並550円
カツカレー大900円 並850円
天丼大盛り800円 天丼750円 玉子丼530円 親子丼560円
中華丼550円

白身フライ定食580円 カニクリームコロッケ定食630円
ビーフカレーコロッケ定食600円 コロッケ定食530円
ワカサギ天ぷら定食560円 野菜炒め定食580円
サラダ定食580円 焼肉定食630円
肉どうふ定食560円 カキフライ定食630円
いか天婦羅定食630円 ハンバーグ定食580円
ウィンナー定食580円 串カツ定食680円 
ニラレバー定食630円 肉炒め定食630円
イカフライ定食630円 えび天婦羅・フライ定食750円
酢豚定食700円 さば焼定食650円
さんま焼定食650円 玉子・目玉 焼定食530円
オムレツ定食550円 ハムエッグ定食550円
カツライス630円 天ぷら定食630円

(コメント)カレーライス大盛り
 特筆すべきはご飯が熱い!。やたら熱く、辛さの中にも甘みもありもったりとしたおふくろのカレーのようなルウとよく合って鵜舞。後半にさしかかりぐっとボディブローのように一瞬来たが難なく完食いたしました。
(平成16年2月 MZ記)

+++++

画像:大盛カレー
コメント (2)
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一言半句(いちごんはんく)

2006-09-27 17:46:48 | Weblog
 表現が正確であるかどうかは自信がありませんが、たしか昔、作家の開高健さんは、ご自身が選考委員を務められていた芥川賞選評コメントに、たびたび口をすっぱくして、<本物の「作品」には、その作品の生命の核となるべき「一言半句」がなければならない。そして、その一言半句を見つけることが「読書家」の究極の喜びである。>というようなことを書かれていたのを読んだ憶えがあります。

 一言半句。

 最近、なるほど、と思われる記述にぶつかったので、メモします。

 まずは、一件の訃報から。

 私にとって、映画『砂の器』での「警視庁捜査一課・今西刑事」役の名演技は鮮烈に印象に残っています。その俳優、丹波さんがお亡くなりになったそうです。

***

〔訃報:丹波哲郎さん(84歳)死去=俳優◇国際俳優「Gメン’75」「大霊界」〕

 テレビドラマシリーズ「Gメン’75」や映画「大霊界」などに出演し、渋さとユーモアあふれる演技で活躍した俳優の丹波哲郎(たんば・てつろう、本名・正三郎=しょうざぶろう)さんが24日午後11時27分、肺炎のため東京都内の病院で亡くなった。84歳だった。葬儀は30日正午、東京都港区南青山の青山葬儀所。自宅は非公表。喪主は長男で俳優の義隆(よしたか)さん。
 中央大法学部卒業後、1951年に新東宝入社。「殺人容疑者」でデビュー後しばらくは、ギャング役などが多かった。58年、テレビの「丹下左膳」に主演し路線転換。75年5月から約7年間続いた「Gメン’75」の黒木警視は当たり役となった。
 「日本沈没」(73年公開)など約500本の映画にも出演。「砂の器」では、犯人を追い詰める刑事役を熱演した。73年に「人間革命」で毎日映画コンクール男優演技賞、81年に「二百三高地」で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞などを受賞。英国映画「007は二度死ぬ」にも出演し、国際派スターとしても活躍した。近年は「霊界研究家」として知られ、約70冊の著書を出版したほか映画も製作した。

(毎日新聞 2006年9月26日 東京朝刊)

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/fu/archive/news/2006/09/26/20060926ddm041060026000c.html

 丹波さんにはまだまだお元気でご活躍頂きたかったです。謹んでご冥福をお祈りいたします。

+++++

 以下は、『脚本家・橋本忍の世界』(村井淳志 著、集英社新書、2005年)の、「第九章『砂の器』、殺人事件の背景にハンセン病の悲劇」(p163~p177)の中の記述です。

***

 (前略)

 このシナリオの作成プロセスについて共作者の山田洋次は、著書『映画をつくる』(大月書店 国民文庫)のなかで、次のように回想している。
 まず松竹社内の企画会議で映画化することが決まった。監督は野村芳太郎。野村の助監督だった山田洋次は橋本忍の脚本を手伝うように命じられた。しかし山田が原作を読んでみると、長くて複雑で、とても映画にできそうもない。打ち合わせの喫茶店で、山田がそう言うと橋本は、「いや、この作品にはひとつだけいいところがある。それは山田君、ここなんじゃないかと俺は思う」と、原作に一行だけ赤鉛筆で傍線が引かれているところを見せた。それは

「福井県の田舎を去ってからどうやってこの親子二人が島根県までたどり着いたかは、この親子二人にしかわからない」

という記述だった。「山田君、ここだぞこの映画は」と橋本。そう言われると山田には、巡礼姿の親子が、雪の降る冬の海岸や、桜の村里、太陽が照りつける畦道(あぜみち)を歩いているイメージが一気に湧いてきて、「なるほど、これならいけるかもしれませんね」と応じた。さらに、捜査会議の日と犯人の新曲発表会の日を同じ日にしたらどうだろうというアイデアが出て、一気にシナリオの構想ができあがったという。

 (後略)

***

 原作小説から映画脚本をあげる作業は、ある意味、開高さんの言われる「一言半句」のような一節を原作小説から見つけてくることなのかもしれません。

 こういう話は、興味深いです。
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菜食レストラン 菜食健美

2006-09-27 13:28:41 | Weblog
 メモです。

 私はふだん食生活において「菜食主義」を貫いているわけではなく、普通に、ときどきは肉も口にしていますが、たとえばお寺の精進料理や菜食レストランというものにも、日ごろからなんとなく興味をひかれています。

 以下は、先日お手伝いとして参加させて頂いた横浜すぴこんに出展されていた菜食レストラン「菜食健美」のサイト情報です。

【基本情報】
菜食レストラン 菜食健美
http://www.daisho-kikaku.com/index.html

〒169-0073
東京都新宿区百人町2丁目21番26号 道徳会舘1F
TEL.03-5332-3627
FAX.03-5332-3628
E-mail:
kenbi@daisho-kikaku.com

ランチ
11:30~15:00
(14:30 L.O.)

ディナー
18:00~21:00
(20:30 L.O.)

火曜定休

+++++

 横浜すぴこんでは、ここの野菜バーガーをお土産に買い、家に帰ってから食しました。すごく口当たりがよくておいしかったです。販売メニューにはほかに、すごく美味!! と評判がよくて、会場ですぐに売り切れになってしまった(いつか食べてみたい)豆乳プリンなどもありました。。。
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音感テスト(メモ)

2006-09-27 10:20:36 | Weblog
 知り合いから面白そうなサイトを教えてもらいました。。。以下めもです。

 音感テスト
http://valse.lolipop.jp/mr-bear-crash/music/onnkann.html

ちなみに私の結果は、

絶対音感           90
絶対音感テスト (ハイクラス)30
相対音感           100
相対音感テスト (ハイクラス)60

でした。。。絶対音感問題よりも相対音感問題のほうがやりやすそうです、、、
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秋といったら栗

2006-09-26 14:34:26 | Weblog
 秋といったら栗です。

 神楽坂でおいしそうな栗の和菓子を見つけました。。。メモ。

 秋の彼岸過ぎの今日、仕事帰りに本郷の寺へ墓参りに、、、と思って、昨日神楽坂に「仏様へのお供えの和菓子」を買いに出かけました。
 いろいろ迷った末に、今回は、神楽坂・梅花亭の和菓子の最中にしました。本当は、ここの、見事な肉厚栗がたくさん入った栗蒸し羊羹にしたかったのですが、あまり日持ちしないとのことで諦めました、、、
 
【神楽坂・梅花亭(ばいかてい)の栗蒸しようかん】(棹売り850円・バラ売り300円)

 茨城県産の生栗を剥いて直送してもらい、煮崩れないようにホックリと炊き上げます。くちなしで少し色付けした蜜に一晩つけたら蜜漬け栗のできあがり。
 画像の羊羹は寒天などを使う煉り羊羹とは違い国産の小麦粉とこしあんでむっちりとした腰が出るようによくこねます。蒸篭で半生に蒸したら、石畳のように蜜漬け栗を敷き詰めて一緒に良く蒸します。
 ホックリ、ムッチリとした食感と生栗ならではの風味をお楽しみください。

「梅花亭(ばいかてい)」のサイト
http://www.baikatei.co.jp/
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100円寄席のこと(メモ)

2006-09-25 09:39:39 | Weblog
《春風亭正朝さんの100円寄席、200回達成》
(2006年09月25日01時30分朝日新聞記事)

 木戸銭100円で真打ちの落語家春風亭正朝さんが毎月開いている、東京・光が丘の寄席が24日、200回を迎えた。500席はめでたく満員御礼だった。
 正朝さんは池袋演芸場でトリも務める。85年から住む地元の「無料で」の求めに「プロだからせめて」と100円で始めたのが89年。木戸銭は全額寄付している。
 気負わずできるのが長続きの秘密だという。「正直2000円の客は怖いけど、取りあえず100円なら。気づけば次は400回記念かも」に会場は大爆笑アンド大喜び。

http://www.asahi.com/culture/update/0925/002.html

+++++

《木戸銭100円 粋なひととき 光が丘 “団地寄席”200回》
(2006年09月23日東京新聞記事)

 約一万二千世帯が暮らす都内有数の大規模住宅団地、練馬区の光が丘団地で毎月一回続けられてきた寄席が、通算二百回を迎える。百円という安い木戸銭で、団地住民でもある真打ち、春風亭正朝さんらの落語が楽しめるとあって、地域の人々から親しまれている。二百回となる二十四日は普段より出演者を増やして、記念公演を催す。 (松村裕子)
 この寄席は、光が丘団地の中央にある「光が丘IMAホール」の管理会社が、一九八九年十二月から地域密着公演として企画。既に団地に住んでいた正朝さんに出演を依頼し、同ホールで開催を続けている。
 毎回、正朝さんと後輩が出演。約四百人の観客があるという。収益は区社会福祉協議会に寄付するのも慣例となった。
 正朝さんは「光が丘は緑が多く住みやすい。軽い気持ちで始め自然に続けてきたら、それなりの実績になった。楽しみにしている常連さんがたくさんおり、われながらすごいと感じる。これからも淡々と続けていきたい」と話している。
 通常は一回公演だが、二十四日は記念寄席のため、午前十時半と午後二時半の二回公演。出演者は正朝さん、弟弟子の春風亭勢朝さんら五人と多く、抽選会もある。木戸銭は五百円と普段より高くなるが、社協への寄付金もその分増やす。
 問い合わせは同ホール=電03(3976)2000=へ。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20060923/lcl_____tko_____001.shtml

+++++

光が丘IMAのサイト
http://www.imasc.jp/

(アクセス)

●電車   都営地下鉄大江戸線(12号線)「光が丘駅」下車
池袋からは西武池袋線、西武有楽町線「練馬駅」乗換え
中央館へはA4出口 東館へはA3出口
南館へはA5出口
●バス   東武東上線「成増駅」より西武バス
  ・ 光が丘駅行き
  ・ 日大練馬光が丘病院行き
  いずれも「光が丘団地」下車、徒歩3分
  又は「光が丘駅」下車、徒歩1分
  ・ 練馬高野台駅行き
  ・ 南田中車庫行き
  いずれも「光が丘団地」下車、徒歩3分
●バス   東京メトロ有楽町線「平和台駅」より国際興業バス
  ・ 光が丘駅行き「光が丘IMA」下車、すぐ前
  ・ 日大練馬光が丘病院行き「光が丘団地」下車、徒歩3分
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メモ

2006-09-24 09:19:48 | Weblog
 メモ。

 昨日は横浜すぴこんの会場設営などのお手伝いをしてきました。

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 音楽が大好きで、文学や美術にもつよく惹かれている自分を認めつつ、メモします、、、、、

 むかし、私が多感な中学時代を過ごした地元の公立中学校は、都内でも最悪の教育困難校で、三年間、野蛮で無秩序で悪魔的な狂気と暴力とに満ちた、おぞましい、めちゃくちゃな、「人格を含めた人間徹底破壊」以外のなにものでもない、悪夢のような日々を送りました。教科書やノートは、授業中だろうがなんだろうが一瞬目を放せば誰かにすぐに破られたり捨てられたりするので、いつも気は休まらず、まったく勉強どころではありませんでした。だから、私は、いまでも、高校以降の勉強内容についてはいくらか理解していても、情けないことですが、中学での勉強内容についてはよくわかりません、、、、そんな中学以来、自分には、「せっかち」で、「落ち着きがな」く、「心にゆとりがない」状態に陥りやすい性格傾向が身についてしまったような自覚があります。また、なにかというと宗教的・信仰的な隠遁生活にあこがれて引きこもりがちになりやすい自分がいつも内面にいることも感じています。。。日ごろから、それらの自分と現実的な普通の生活との調和を図っていくことが、もしかしたら、自分の課題なのかもしれない、、、ということを薄々感じてきました。。。

 その思いが、最近、以前にまして強まってきているような気がします。。。そのきっかけは、初めて出かけた「すぴこん(=スピリチュアル・コンベンションの略)」で出会った方たちだったかもしれません。こういうイベントがあることを知ったのは、何人かの知り合いの方が話したり書いたりしているのを聞いたり見たりしたことがそもそものはじめでした。以来、すぴこんてどういうものだろうか、、、とずっと興味をひかれていました。が、なかなか縁がなくて、じっさいに出掛けることはありませんでした。それが先月、東京の湾岸エリアの展示場で開催された「東京すぴこん」に、本当に偶然に初めてお手伝いスタッフとして参加させて頂き、濃厚で不思議な、「単なる薄っぺらい神秘体験(?)」ではけっして片付けられないと思われる、「博愛心に満ちたスピリチュアルな世界」を間近で目撃しました。以来、どういうわけか、急に湯河原の天命庵に伺えることになったり、そのほかにもここには詳しくは書きませんが、いくつかの不思議なであいがありました。。。

 それらの体験を通してつよくたしかに感じられてきたことは、これらの私に起こった出来事は、結局、上で書いたようなことをあらためて自覚することへの促しだったのかもしれない、、、ということでした。

 まだまだ整理がついていないですし、また、きちんと実践していかれることが「理解したこと」になるのだと思っているので、この続きは、またあらためていつかどこかに書いてみたいと思います。
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