カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

夢に。

2020-01-31 07:53:11 | Weblog

亡き父が夢に出てきた。父のいるそこは、四方が白い壁の明るい広い部屋で、二方の壁にそれぞれテレビが一台ずつ置かれ、そのテレビ台の棚にはどういうわけか大量の綿棒が置かれている。二台のテレビには同じようなどこかの山の風景が映っていたが、電波が悪いのか映像が粗くて、父はテレビリモコンを何度か操作して受信状態をよくしようとするもうまくいかず、結局諦めて、テレビのない方の壁を父は見つめた。すると、その何もなかった壁にすううと窓が開き、父は胸のポケットから煙草を取り出してくわえた。生前の父は煙草を吸っていなかったので、おや、と思った。あちらの世界で吸うようになったのかもしれない。そういえば、昔読んだカスタネダ博士の『ドンファンの教え』のなかだったか他の何かだったか、煙草はこちらの世界では身体を害し毒するものだが、あちらの世界では不思議な呪術的道具で、、、というような話を読んだことがあるような気もする。よくわからない。。

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メモ。

2020-01-29 05:10:52 | Weblog
メモさせて頂きます。

「ひとつの国が危険な方向に舵を切る時、その兆しが最も端的に表れるのが報道です。報道が口を噤み始めた時はもう危ないのです。次第に市井の人々の間にも、考えたこと、感じたことを口にできない重苦しい空気が広がり始める。非国民、国賊などという言葉が普通に暮らす人々の間に幅を利かせ始めるのは、そういう時です。恐怖は、巨大な力に抗するための連帯を断ち切ります。そしてどんな時代の報道の中にも進んで権力にすり寄る者たちがいる。自らの下劣さを処世術や政治力と思い違いをした人々です。批判の声は、権力の名を借りた暴力によって次々とねじ伏せられていく」(太田愛『天上の葦』角川文庫2019-11-25刊より)

(註)太田愛氏のプロフィール(「ピクシブ文芸」2019-6-4、TBSラジオ番組ホームページ参照)
1964年、香川県生まれ。青山学院大学在学中より始めた演劇活動を経て、1997年TVシリーズ「ウルトラマンティガ」でシナリオライターとしてデビュー。2008年、テレビドラマ『相棒』にseason8より参加。season10からseason12まで3年連続で元日スペシャルを担当。映画『相棒-劇場版IV-首都クライシス人質は50万人! 特命係最後の決断』の担当など脚本家として人気を不動のものに。2012年『犯罪者 クリミナル』で小説家デビューし、14年『幻夏』(日本推理作家協会賞候補)17年『天上の葦』を上梓。
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本。

2020-01-28 19:48:44 | Weblog

平野さんの小説『マチネの終わりに』にも引用されている、芥川さんの『音楽の基礎』を本屋さんで買ってもらって初めて読んだのは、たしか小学校四年生のときだったと思うが、本当に名著。奥付けを見ると、初版刊行が1971年。どういうきっかけで、芥川さんはこれを執筆されたのだろう。もしかしたら、東京音楽学校時代に勉強のために作られたノートもある程度基になさっているかもしれない。
芥川さんの『音楽の基礎』。

本といえば、今日たまたま図書館で出会った本のあまりにも杜撰適当な記述にショックを受けたのだった。。

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短歌番組。

2020-01-26 06:55:16 | Weblog
25名ほどの若手の歌詠みのひとたちが出演されている短歌番組をどこかの部屋で見ていた。そういう夢を見た。
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ゴーギャン。

2020-01-19 03:54:02 | Weblog



深夜に目が覚めて、眠れぬままに手に取り開いたスタジオジブリの冊子『熱風』の特集記事のなかの、画家ゴーギャンについて語られる作家池澤夏樹氏のコメントの内容〈父親がペルー人で〉に思わず目を引かれた。

事実は、ゴーギャンの母方祖母の父親がペルー貴族の血を引くペルー人だった、ということらしい。

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夢を見た。

2020-01-17 06:56:29 | Weblog
久しぶりにニコニコした亡き父も出てきた。姪っ子や甥っ子の連れ合いとなる人たちがみんな新進の指揮者やオペラ歌手などで、みんなが父と母の家に一堂に会して賑やかに食事をした後、チャイコフスキー作品がメインの音楽祭コンサートに楽しく出掛ける夢だった。目覚めた後もしばらく音楽が頭のなかで鳴り続けていた。
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国会図書館新館一階。

2020-01-15 03:08:09 | Weblog
短歌メモから。

手稿譜のデジタルアーカイブは五十六件 図書館トイレに腹を下して

林光氏の『山河燃ゆのテーマ』ピアノ編曲譜 縦長モニターにくつきり

『交響曲ト調』の手稿譜スコアを五頁見て慌ただしく席立ちトイレへ

席に戻り十頁ほどまた譜面眺めしのち慌ただしく席立ち同じ便座へ

この昼間折角此処へ来しからに『交響曲ト調』だけでも読み終へたし

何とかかんとか読み終へて席を立つ カウンターに声掛けロッカー室へ

一番近きどらっぐぱぱすをスマホに見る 厚労省地下にそれはあるらし

ぎりぎりまで便座に座りて図書館出る こぼさぬやうに厚労省へ

厚労省入口にて門衛にぱぱす訊くも一般人は利用できずと

途方に暮れて日比谷公園の空仰ぐ 冬一月の薄曇りの陽(ひ)
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眠れなくて。

2020-01-14 02:21:48 | Weblog


なかなか眠れなくて、作曲家松村禎三先生の本『松村禎三 作曲家の言葉』(春秋社)を取り出し開いて読み出す。松村先生のことばが静かにじわじわと心と脳に染みてくる感じがする。伊福部先生の門下になられた経緯を綴られた辺りをしばらく読む。

 

それでも眠れなくて、そのあと、越前山崎氏の系譜のことを考えた。

 

山崎長徳ー長郷ー長常(光式)ー長応ー長治ー長質=長恒=範古ー

 

範古さんは松濤権之丞泰明さんの実父とも育ての父とも考えられるひとだが、その何代か前の長郷さんの正室理松院さん(長常さんの母)は、前田利家四女豪姫さんと宇喜多秀家さんの娘だったらしいが、とむにゃむにゃ胸内に呟き目を瞑る。


残念ながらまだ眠れない。。

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漢和辞典。

2020-01-13 07:04:45 | Weblog

どういうわけか、亡き父が最晩年まで関わっていた漢和辞典編纂に私も参加することになって、その原稿が活字化され、巻末に私の名前も掲載されている、という夢を見た。

昨晩、昼間に予約録音しておいたNHKFM「きらクラ」を聴いていて、前回放送のクイズ出題回答としてリストの『ハンガリー狂詩曲第2番』冒頭が流れたが、なんとなく新垣隆さんの『ヴァイオリンのためのソナチネ嬰ハ短調』の冒頭にもよく似ている気がした。

 

新垣さんの『ヴァイオリンのためのソナチネ』

https://youtu.be/3gMRwpOMlsU

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ひとそれぞれ。

2020-01-11 23:43:06 | Weblog

むかし、生きることに疲れてもがいていた中学生の頃、今はなくなったけれども市ヶ谷一口坂に本部校舎を置いた秀英教育センターという塾に毎週日曜日通っていた。そこでは、クラス分けのための実力試験が定期的に行われていて、その試験結果には「成績優秀者名簿」がかならず添付されていた。自分はいつもビリの方をうろうろしていたから無関係だったが、何百人という受験者のなかで全ての科目で総合一位になる顔ぶれはいつも大体決まっていて、「多摩市立豊ヶ丘中学・相良南海夫」という名前をたびたびそこに見たことを、いまだに忘れがたく覚えている。というのも、その豊ヶ丘中学が、少子化による統合で今はなくなったけれども、自分の通っていた学校の隣りの中学だったからだ。学校でいじめられて学校にも家にも居場所のなかった自分の境遇に比べて、まともな勉強や運動のできる学校に通っているひとたちのことがいつも羨ましかった。高校入試が終わった後、進学先高校名を付した名簿が塾から送られてきた。パラパラしてみると、豊ヶ丘中学の相良君は早大学院に進学したとあった。そこまでの記憶がいまもある。ひとの人生はいろいろである。ひとによってさまざまな星の下に生まれてきているわけで、そのなかには、自分が何のために生まれてきたのかを一生涯追求せざるを得ない生もあるのかもしれない。そんなことを記事から思う。

就任2年目で11大会ぶりの大学日本一に導いた早大ラグビー部監督・相良南海夫さん(50) https://www.sankei.com/sports/news/200111/spo2001110050-n1.html @Sankei_newsから

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