カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

年末挨拶。

2016-12-31 12:13:35 | Weblog
いよいよ大晦日。

年賀状に書き付ける短歌が漸く決まったので、あとは地道に書いて行くのみ。。

みなさま、今年一年ありがとうございました。どうぞよいお年をお迎えください。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

酉年に一首。
姫さまにやさしく呼ばれてのど鳴らすブルネグロのお城の〈猫〉とふ名の鳩
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大晦日。

2016-12-31 00:13:40 | Weblog

いよいよ大晦日。

年賀状に書き付ける短歌が漸く決まったので、あとは地道に書いて行くのみ。。

みなさま、今年一年ありがとうございました。どうぞよいお年をお迎えください。

 

今宵、私はとにかく年賀状書きに勤しみます。とかなんとか書きつつ、現実逃避の虫がやけに騒がしい今宵です。。

 


現実逃避の1ページ目。

2ページ目。

3ページ目。

4ページ目。

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石榴を食らえ。

2016-12-29 22:17:02 | Weblog
年末、しごとから帰って来てポストを覗くと、横浜歌会仲間の関野さんの歌集。思いがけなくてびっくり。以前のある日の横浜歌会後の飲み会の戯れ言のなかで〈歌集は出さない〉とつよく仰有っていたあの関野さんもとうとう歌集を上梓されたのか、と感慨深し。関野さん、ありがとうございました。たのしみに拝読させて頂きます。
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リタニー。

2016-12-26 07:41:21 | Weblog

新垣さんの交響曲『連祷(Litany)』第3楽章後半に登場する、弦楽によるこの上なく美しい嬰ト長調の〈祈りのメロディ〉が頭のなかでずっと鳴っている今朝。今日いちにちしごと休みを頂いたので、夜のコンサートまでの時間を使って溜まった手紙書きやメール打ちをしようと馴染みの珈琲店に行くも、生憎と今日からの年末年始休みで閉店中。自分にはまったく年末年始の特別な感じがしていないのだが、世の中は確実に特別な〈時間〉に入っていることを痛切に実感。

 

今宵、すごく楽しみです。


澤和樹先生門下生によるフレッシュコンサート。

2016年12月26日(月)
開場17:30
開演18:00
東京藝術大学音楽学部内第6ホール
入場無料

モーツァルト作曲:
ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 KV216
ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 KV218
ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲変ホ長調 KV364
ブリテン作曲:
シンプルシンフォニー op4

ヴィオラソロ、指揮・澤和樹先生


まことに名残惜しくも、素晴らしいコンサートが終わってしまいました。アンコールは、ジョン・ラター作曲『弦楽のための組曲』第1楽章でした。

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花神。

2016-12-26 00:03:46 | Weblog

林光さんの『花神』のテーマ曲の颯爽として晴朗な音楽を聴くと、司馬さんの小説『花神』の始めの部分に登場する藤野先生、つまり、〈魯迅の「藤野先生」の作品に出てくる藤野巌九郎先生の甥で、藤野恒三郎という大阪大学の細菌学の名誉教授(腸炎ビブリオの発見者)は、非常な堅物だそうだ。〉の藤野恒三郎先生のことを思い出す。じつは、藤野先生は、官立大阪医科大学昭和6年(未年)卒業生(六羊会メンバー)のおひとりで、満州で若死にした私の祖父とは同じ教室で机を並べて勉学や研究に励んだ仲だったらしい。ちなみに祖父は、卒業のときに恩賜の銀時計を頂いたそうです。だから、藤野先生を思うとき、いつも若き日の祖父のこともいろいろ想像してしまうのです。

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2011年4月4日。

2016-12-25 21:46:25 | Weblog

糸魚川の町並みが不慮の大火に見舞われたニュースには胸が痛みます。じつは、2011年4月4日、糸魚川を訪れました。その日のことを今でも時折思い出します。朝から糸魚川の海辺の道をさんざん歩き回り、夕方、息絶え絶えになりながら、直江津駅前の東京行きのバス乗り場の待合室に入って、持って来た荷物と増えた荷物を点検した。読むつもりで持って来た本の重みがやけにずしりと肩に堪えて、背表紙のタイトルを繰り返し眺める。切迫した物語がこの日本海の町の雰囲気に似合わなかったのかもしれない。カミュの『ペスト』を持って来たのに、一日中まったく開く気にならなかった。思えば、昨晩おそくに東京を出て夜っぴいて走ってきたバスが、朝早く、日の出前の曇りがちな空の下にひっそり息づく、それでも東京よりも遥かに安全な日本海に面したこの小さな町にしずかに滑り込んだとき、閑散とした駅前ロータリーには公衆トイレから欠伸してズボンのファスナーを上げて客待ちタクシーの運転手がひとり出て来るところだった。直江津駅前。睡眠の足りていない不機嫌な空気を纏って乗客たちはぞろぞろとバスから吐き出され、駅前ロータリーに次々と荷物を持って降り立つと、バスは安眠を求めてそそくさと走り去った。そこから鉄道で糸魚川に移動した。糸魚川では、歴史的建造物の加賀の井酒造など並ぶ町並みを抜けて目的の海岸へ向かった。海岸では石拾いに専念。その帰り、加賀の井酒造に立ち寄り、お土産に日本酒を買った。あの日のことは、今でもよく覚えています。

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左の鼻腔を。

2016-12-24 23:08:49 | Weblog

寝る前にさっぱりひと風呂浴びようと思って服を脱ぎ掛けて、ただその前に近頃詰まり気味の左の鼻腔やはり気になって思いきり洟かんだら鼻紙がたっぷり真っ赤になった。あわてて脱脂綿探して鼻腔に突っ込んで、しばし安静と洒落込み黒川博行先生の疫病神シリーズ新作『喧嘩』の続きを読み出した。そういえば、黒川先生には関係ないが、塔短歌会公式Twitterに関してあの中にはどなたが入っていらっしゃるのでしょうね、と先日の東京平日歌会の休憩時間に隣席の方とちょうど話題にしたところ、たまたま最近編集部大森さんのツイートで、吉川主宰ご本人が中に入っていらしたことを知って、そうだったのか、お忙しい主宰が中にいらしたのか、お疲れさまです、との思い、頻り。

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今朝は。

2016-12-24 07:14:09 | Weblog

今朝は、最近の夢に突然出てきた山形城東大手門のことから山形城跡の現状が気になり、ググると、山形城跡本丸復元工事のサイトを見つけた。まことに興味深い。ドヴォルジャーク〈新世界より〉第2楽章のこの曲のなかで一番好きな二小節を頭のなかで繰り返し流しながら、しごとに出掛ける用意を着々と。鞄には、いま楽しみに読み進めている黒川博行先生の疫病神シリーズ新作『喧嘩』(角川書店)。

ところで、来年の干支の酉を詠みこんだ短歌を一首年賀状に書き付けたくて、今朝もあれこれ考えたがなかなか難渋。

姫様にやさしく呼ばれてのど鳴らすブルネグロのお城の〈猫〉とふ名の鳩

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夢のメモ。

2016-12-23 03:04:59 | Weblog

ふたつ夢を見た。最初はどういうわけか目の前の濠の向こうに立派な石垣と大手門が見えた。濠を渡って門を潜り城跡に入ると、驚いたことにそこには見渡す限りぎっしりと普通の民家が建て込んでいた。〈城址公園だとばかり思っていたけれども、そうなんだ。。〉と唖然として風景を見ている夢。。次に、どこかのなにかの非常に古いたいそう大きな図書館での話。長い間父が担当していた図書委員のしごとを、からだの弱ってしごとのできなくなった父の代わりに暫定的に私が守ってきたが、今度新しく兄が正式に引き継いでくれることになった。引き継ぎ中の兄に頼まれて、父の預かっていた古い〈時代物の鍵束〉をいったん図書館に返却することにして私がカウンターの大学院生のところに持っていったところが、カウンターの機械にどうあてても〈データが古すぎて更新が必要です〉とエラー表示になってしまう。。という夢。

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塔12月号の好きな歌。

2016-12-20 16:59:21 | Weblog

塔12月号の作品2から、好きな歌いくつか。(作者名:敬称略)

この町に父が生まれた家はあり門の芭蕉を知るひとに会う  高原さやか

眠ることまたあきらめて腰椎の三番ゆるむまで聴くバッハ  黒沢梓

治らぬもの少しづつ増える我が体いのち継ぐもの遺さぬままに  加茂直樹

ヴァイオリンの音にわたしは駈けてゆく記憶の底の疎林の霧を  中田明子

中田さんのこの一首に私は東京平日歌会で初めて出会い、たちまち惹かれた。作者は、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番ハ短調第2楽章のこの上なく美しく柔らかなヴァイオリンの音色を想像しながら詠まれたらしい。ラフマニノフは、この第2楽章の美しい音楽を故郷イワノフカ村での幸せだった幼き日々を思いながら書いたというが、作者はもしかしたらラフマニノフとして生きられた前世記憶を遠くかすかにお持ちなのかもしれない。そんなことも想像してしまう一首だ。

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