カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

一枝の白

2012-02-29 08:19:50 | Weblog
今朝は雪。我が家の前は神田川にくだつてゆく急峻な坂で、雪が積もつて凍結すると困つたことにのぼり下りが命懸けしごとになる。かなり憂鬱。



西村さんの一首から。

ふかぶかとせるゆふやみに失ひのしるしきざせる一枝の白 西村美佐子(歌集『猫の舌』所収)
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筒井さん

2012-02-29 02:10:52 | Weblog
高校時代、学校の図書館に真新しい『筒井康隆全集』(新潮社、全24巻)があつたことを憶えてゐる。だが、如何いふわけだか私は一冊も読まなかった。筒井さんの本に親しむやうになつたのはごくごく最近のことである。『旅のラゴス』に始まり、『愛のひだりがわ』を通つて『パプリカ』へ。

最近、筒井さんが面白くて仕方ありません。
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尾高さんの『フルート小協奏曲』Op.30a

2012-02-27 06:13:53 | Weblog

一昨々日は高木綾子さんの生演奏で、昨日は新村理々愛さんの録音演奏で、都合二回、尾高尚忠作曲『フルート小協奏曲』Op.30a(1947年1月~3月作曲)をしみじみ聴きました。どちらも非常に素晴らしい演奏でよかつたです。天上から降りてきた一本の笛がかなしみ多きこの世で一頻りまことに美しく朗々と吹いてまた天上へ戻つてゆくやうなイメージが自然と浮かんでくる曲です。早世された尾高さんの白鳥の歌ともなつた『フルート小協奏曲』Op.30a、あらためて私はこの曲がますます好きになりました。

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さくじつは

2012-02-26 07:39:42 | Weblog
さくじつはしごとのあと、定期メンテナンスのためいつもの歯科にかかつた。80歳のときに自分の歯を20本残すために如何いふ生活や歯科治療が必要かの話。歯は樹木と一緒なので栄養を運ぶ神経が必要。歯の神経を如何に抜かないで残すか、さういふ心掛けと治療が大事です、と先生。帰り、バスで中野から池袋に出る。東武デパートの広大なUNIQLOで買ひ物。夕方、ジュンク堂脇の道を歩いて帰宅。


さて、今日もこれから仕事です。
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けふは

2012-02-24 21:01:57 | Weblog

けふはしごとのあと、サントリーホールへ。尾高忠明さん指揮東京フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会を聴かせて頂きました。
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神田で道に迷ふ。

2012-02-23 09:59:53 | Weblog
今朝は、とある事情あつて神田の砂子屋書房へ。用事の次いでに現代短歌文庫の『坂井修一歌集』と『小林幸子歌集』を購入。
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ざつぶん2

2012-02-23 00:15:58 | Weblog
銀座の映画館から日付も変はつた遅くに帰り着いた。翌朝は早いので周章てて用意をして眠りに就いた。それからさほど立つてはゐない頃だつたと思ふ。丑三つ時のやはらかい空気を揺らして枕元の電話が鳴つた。受話器を上げると海鳴りの音が遠くに聴こえた。くすくす笑ひあふ二三人の声がしたやうな気がして受話器を耳に寄せると、高めのやはらかい声がゆつくりと「…だれかさん、ですよね…」と囁くやうに言つた。
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ざつぶん

2012-02-22 20:57:21 | Weblog
何故だかさまざまな事情や状況が複雑に絡みあつてしまひ、投げ遣りな気分になつたこの夕べ。銀座の映画館なう。ラフマニノフの交響曲第三番の演奏が終はつたあとの盛んな聴衆拍手がイヤホンラジオから聴こえてゐる。おほもとの原因はだれかさんのとんでもない手違ひ。おんなじものがふたつ手元に来てゐる不思議。こんごのやり取りを予想すると投げ遣りにならざるをえない。馬鹿か私は。強引に無理やりすごく幸せだと思ふことにする。
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塔2月号

2012-02-21 21:57:30 | Weblog
短歌誌『塔』2月号より。


そう、あれはこの世にあったものダム湖の底をよぎる橋梁  関野裕之



この一首のどこに句切れを入れたらいちばんよく読めるのでせうか。句切れは水泳の息継ぎみたいなもんです。




そう、あれは/この世にあった/もの/ダム湖の底を/よぎる橋梁



こんな風に私は思ひました。
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やはり大逆転。

2012-02-21 21:14:59 | Weblog
しごとのあと、としまえんのUNITED CINEMASのレイトショーでエディ・マーフィー出演の映画『ペントハウス』を鑑賞。おなじエディ・マーフィーが若い日に主演した傑作映画『大逆転』ほどの物語を期待してゐたため、拍子抜け。ストーリーの練りにやや物足りなさを感じてしまつて少々がつかり。



明日は映画『しあわせのパン』を鑑賞の予定です。楽しみです。
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