フランソワーズ・サガンの小説に『ブラームスはお好き?』というのがある。このタイトルの意味、どうやって統計をとったものやら、誰が言い出したものやら生憎と私は承知していないのだが、フランス人のなかではどちらかというとブラームスの音楽が得意でない人が多いらしいという話。まあこれは、フランス人気質とドイツ人気質の違いを説明するときにしばしば持ち出される話題ゆえ、本当ではないのかもしれない、という前置きはさておき。ブラームスの音楽のなかでも、とりわけ『交響曲第1番』と『ピアノ協奏曲第2番』が私は大好きで仕方がない。全曲を通しで鼻歌することが容易いぐらいにこれまでよく聴いてきたし、これからも多分たくさん聴くことだろうと思う。
寂しい。
今朝。起きてラジオを聞く。映画字幕翻訳家戸田さんの話。コメディアンには気難しいひとが多いけれども、ロビン・ウィリアムズというひとは、本当の天才で、そして気配りのひとだった、と。どんな分野であれ、気配りのできるひとが天才なのかもしれない。今日はこれからしごと。
一昨日は、父の一周忌に兄たち家族が遠方から実家に来てくれて、たくさん飲んで食べて、たくさん話をした。夜おそくまで、いくら話しても話し足りなかった。昨日は一日ずっと眠かった。さすがに疲れが出たのかもしれない。昨夕実家からこちらに戻ってくるのに、電車やバスのなかで意識がたびたび飛んだ。
歌集を手に取って開く気分になかなかなれない。じぶんの歌もなかなか作れない。
林光氏のフルート曲の譜面を覗いていたら、ふと別のフルート曲が聴こえてきたような気がして、メモ。。楽器の音域がいま手元で判らぬので、もしかしたら、アルトフルートとかそういう楽器に向いているのかもしれない。
昨日は、父の一周忌でした。実家では、父の旧友の方たちが父を偲んで父の話をしに来て下さったり、お花が次々に届いたり、とばたばたしておりました。ひとの永き不在とその時間が経過してゆくこととはなるほどこういうことなのかと、なんとなく漠然と感じた一日でした。