カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

また。

2022-02-28 04:31:01 | Weblog
しごとのあと、ひどく疲れを感じて早めに休んだので未明に目覚めた。旧知の方から賜った歌集への御礼状を認(したた)め、メール歌会への返事を送信した。

オーケストラの平和への祈りの音楽が胸奥の暗がりの底で鳴っている感じがして、五線ノートを取り出し開いて、しきりに暗がりを覗き込み音の塊へ耳を澄ますも、喉元に引っ掛かった小骨のようにすんなり聞き取り書き留められず、いったんノートを閉じた。

朝からまたしごと。
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本日のクラシックの迷宮。

2022-02-26 07:27:48 | Weblog
クラシックの迷宮 ▽ピアニスト安川加壽子 生誕100年~NHKのアーカイブスから~
[NHKFM] 2022年02月26日 午後7:20 ~ 午後9:00
司会解説:片山杜秀先生

楽曲
「ピアノ協奏曲 第5番 ヘ長調 作品103」
サン・サーンス:作曲
(ピアノ)草間(安川)加壽子、(管弦楽)東京交響楽団(現・東京フィルハーモニー交響楽団)、(指揮)尾高尚忠
(24分53秒)
<ロームミュージックファンデーション RMFSP-J025>

「ピアノ・ソナチネ」
尾高尚忠:作曲
(ピアノ)安川加壽子
(11分20秒)
<~NHKのアーカイブスから~ ※「現代日本の音楽」放送日不明>

「舞踊組曲」
小倉朗:作曲
(ピアノ)安川加壽子、(ピアノ)金沢桂子(金澤希伊子)
(12分28秒)
<~NHKのアーカイブスから~ ※「現代日本の音楽」放送日不明>

「バイオリン・ソナタ」
篠原真:作曲
(バイオリン)ジャンヌ・イスナール、(ピアノ)安川加壽子
(15分17秒)
<~NHKのアーカイブスから~ ※「現代日本の音楽」放送日不明>

「ピアノ協奏曲 ト長調」
ラヴェル:作曲
(ピアノ)安川加壽子、(管弦楽)NHK交響楽団、(指揮)ジャン・フルネ
(21分15秒)
<~NHKのアーカイブスから~ 1963年1月13日NHKシンフォニーホールで放送>

「トッカータ」
宍戸睦郎:作曲
(ピアノ)安川加壽子
(5分00秒)
<~NHKのアーカイブスから~ ※1968年1月21日収録>
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日付の意味。

2022-02-25 03:30:05 | Weblog

昨日から、ウクライナでロシア軍侵攻大規模戦闘始まったとのひたすら恐ろしくてこの上なく悲しいニュースの数々がニュースサイト画面を覆っていてことばを失う。昨日という日付はこれからの世界史では悲劇の日として永遠に刻まれてしまった。

そういえば、311という日は、2011年以降では東日本大震災の鎮魂の祈りの日になったが、1984年、映画『風の谷のナウシカ』が封切られた日でもあったということを偶々思い出した。

日付の意味ということを寝床でしばし思った。

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眠気。

2022-02-22 16:49:22 | Weblog
一日休みのランチ後、TULLY'S COFFEEに入って懸案の身内ネタによる大河小説構想メモを録ろうとノートを開くも、強烈な眠気に襲われて頭もペンも早々とダウン。始める前からこりゃ無理だと尻尾巻いて撤収、帰宅。ラジオ聴きながらぼおっと休憩。あの強烈な眠気は何だったのだろう。
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鎌倉ものがたり。

2022-02-22 04:24:18 | Weblog

記事メモ。。この佐藤先生の音楽にも映画そのものにもあらためて非常に心揺さぶられて涙が湧いてきて仕方ありません。描かれている世界観に惹かれます。

https://youtu.be/sCf5sF0k9kU

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幸いを知らないままのジョバンニが。

2022-02-21 21:50:08 | Weblog

今宵、toron*さんの歌集『イマジナシオン』を開いていて、そのなかの一首〈幸いを知らないままのジョバンニが購(あがな)うミルクのように雪降る/toron*〉にすごく付曲したくなり、胸奥がうずうずしてきたので、取り敢えずメモしてみた。
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昨日は。

2022-02-21 06:18:39 | Weblog

昨日は、仕事の後、歌誌『塔』1月号POPご対応の御礼感謝も込めて谷中福丸饅頭でささやかなお茶菓子の手土産をしつらえ、池袋のジュンク堂にちょこっと立ち寄って、ご担当のTさんへ2月号POP文案メモを手渡し。「具体的な中身の書かれたPOPがあるとお客様の受け止め方がだいぶ違うので文案すごく嬉しいです。1月号と同じようにPOP作りますね」と仰有って下さった。

ところで、なんで今頃と思われるかもしれないが、お恥ずかしながら、最近、ストラヴィンスキーが滅法面白くて仕方がない。だいぶ若い頃に読んだ指揮者の岩城さんのエッセイのなかに、「20世紀の大作曲家を三人挙げるとすれば、バルトーク、ストラヴィンスキー、武満になるだろう。」というような一節が、たしかあった。この一節を読んだとき、ほおお、と思い、そんなものかな、とやや冷めた感じで受け止めた。正直、その当時、ストラヴィンスキーの凄さ佳さ面白さが今一つわかっていなかったのだ。が、いまは岩城さんのご意見に大いに賛同したい。すごくよくわかる気がする。とにかく、近頃はストラヴィンスキーが面白くて仕方がない。

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1996年2月20日。

2022-02-20 21:11:51 | Weblog

1996年2月20日に作曲家武満徹さんが亡くなられた。この日は火曜日だった。その前日の2月19日(月)、大雪が降って奥さまも誰もお見舞いに訪れることができなかったため、武満さんは病室で一人静かにラジオを聴いたり本を読んだりされていたらしい。そんななか、偶然にも、NHK-FM放送からバッハの「マタイ受難曲」全曲が流れ始めた。「マタイ受難曲」は、武満さんが平生から特別な思いで愛聴愛奏されていた曲だったので、武満さんはこの放送を〈病床の自分への神の恩寵〉と受け止め、深い感動とともにしみじみ聴かれたという。その翌日、病室へ来られた奥さまに、武満さんはしみじみと深い感動をもってその「マタイ受難曲」を聴かれた話をなさったのだという。

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バーバーのヴァイオリン協奏曲。

2022-02-20 07:06:40 | Weblog

夢から覚めた寝床で、先日のラジオ放送から録音した金川真弓さんのヴァイオリン独奏、尾高さん指揮NHK交響楽団の演奏による、バーバー作曲『ヴァイオリン協奏曲』を再生し、しんみり耳を傾けた。バーバーのこのコンチェルトは、つい先年、神尾真由子さんのヴァイオリン独奏、原田さん指揮NHK交響楽団でも演奏されていて、これもラジオ放送で聴いてすこぶる感動したものだったが、今回もまことに素晴らしかった。金川さんのヴァイオリンの、やわらかでこの上なく自在で美しい歌いぶりから、なんとなく、ドイツ語の〈Sehnsucht〉([ゼーンズフト] [女] (―/..süchte) ([英] longing) ⸨nach j-et3⸩ (…への)あこがれ, 思慕; 郷愁.)を思い出した。おかげさまでまことに心の洗われるひとときになった。

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toron*さんの歌集。

2022-02-18 07:44:07 | Weblog
toron*さんより歌集『イマジナシオン』を賜った。ありがとうございました。

カーラジオの切り換わるまで片頬は故郷の風に撫でられておく/toron*

故郷を立ち故郷から離れてゆく車の窓を開けて、頬に優しい風を感じながら作中主体は、カーラジオから流れる故郷の懐かしいラジオ番組を聴いている。やがて聴取域を外れてしまえばこの番組の音声は弱まり絶えてしまう。できればいつまでも故郷の優しい風に頬を撫でられながらこの懐かしい声を聴いていたい、と思いつつ、ああ、しかし、そうもいかないのだ。まるで人生そのものを象徴しているようだ、と作中主体は感じている。惹かれた一首。
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