六年前の7月22日のお昼前、仕事場の私へ母から〈お父さんの容体が急変。いつ亡くなってもおかしくない状況。すぐに帰って来なさい〉とメールが来た。覚悟はしていたけれども、すぐに職場に相談し、早退としばらくの休みを認めて頂いて、あわただしく帰り支度を始めた。そのとき、唐突に頭の奥の方でこれまでにない感じでヴァイオリンとピアノの音楽が激しく鳴り出した。すぐに〈父への祈り〉と題してスケッチ帳にメモした。
もうすぐ父の七回忌。今宵、そのときの音楽を少し見直してみたくなった。
六年前の7月22日のお昼前、仕事場の私へ母から〈お父さんの容体が急変。いつ亡くなってもおかしくない状況。すぐに帰って来なさい〉とメールが来た。覚悟はしていたけれども、すぐに職場に相談し、早退としばらくの休みを認めて頂いて、あわただしく帰り支度を始めた。そのとき、唐突に頭の奥の方でこれまでにない感じでヴァイオリンとピアノの音楽が激しく鳴り出した。すぐに〈父への祈り〉と題してスケッチ帳にメモした。
もうすぐ父の七回忌。今宵、そのときの音楽を少し見直してみたくなった。