カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

お題は『オーケストラ』または『楽団』。ただし、かならず詞書付きであること。

2008-11-30 19:45:02 | Weblog
まずは俳人・歌人の海星さん(本郷短歌会主宰)が書かれたブログ記事より、メモさせていただきます。。。

 ***

ブログ「たゆたふどんぐり」
http://naturalsana.blog45.fc2.com/blog-date-20081129.html

■歌会と句会のお誘い
- 2008/11/28(Fri) -

(前略)

12月17日(水)、18:30スタートです!
お題は『オーケストラ』または『楽団』。
今回は新しい試みとして「題詠に必ず詞書を付けること」が条件です。
詞書きとは俳句でいう前書きのことで、皆さんのセンスが光ります。
出詠は前日までにurawanotetsu(a)hotmail.comまでお願いします。
忘年歌会、ふるってご参加ください!

(後略)

 ***

このお題、出題者はじつは私です。どんな作品と出会えるのか非常にたのしみです。
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百年前のあなた(?)

2008-11-29 08:10:52 | Weblog
 今朝、起きがけの私の耳に聞こえてきた女性歌手の歌うメロディ。メモです。
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昨晩の歌会に

2008-11-28 21:30:29 | Weblog
 昨晩の本郷での歌会に、当夜のお題にさせて頂いた「イサム・ノグチ」氏もたしかに来られていたと感じたのは、もしかすると私だけではなかったかもしれません。いやいや、そんなのは気のせい、と思い直そうとしても、やはり、行きに私が乗った上野公園行きバスにバス停「大曲(おおまがり)」から乗ってきて「本郷三丁目駅前」で私の後から降りた背の高い影は、イサム・ノグチ氏だったにちがいありません。きっとそうだった、と思われてなりません。歌会後、二次会もお開きになって先生や地下鉄組をお見送りして、バス停に向かった私を、なぜか「大曲」バス停を通る路線の最終バスが待っていて、私が乗る後から影もふはりと乗り込んだのです。そして、バスは走りだして、お約束のようにその影は「大曲」バス停で降りていったのです。。。

 なんともふしぎな晩でした。
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S坂

2008-11-27 07:04:14 | Weblog
 昨夜は、しごとを終えて帰宅の途次、今夜開かれる歌会のイサム・ノグチ氏をお題とするうた一首と自由詠一首を悩みながらも早々に強引に片付けてメールする。帰宅すると、塔短歌会でご一緒させて頂いている森尻さんがこのたび第二歌集を上梓された由、上梓されたばかりの歌集『S坂』(本阿弥書店)を頂戴する。ありがとうございます。用を片付けて、森尻さんの新しい歌集を楽しみに拝見。タイトルのS坂は、「旧制一高のあった東大農学部構内にある野球場のわきから根津神社の前へ出る」坂道。「森鴎外が小説『青年』のなかでS坂というニックネームをつけ、それが旧制一高生のあいだに広まってS坂と呼ばれるようになった」らしい。じつは、日頃お世話になっているお寺がこの坂のすぐ近くにあるので、この坂の周囲の事物は私にも非常に馴染み深い。

 惹かれたうたのなかから、二首だけ引かせて頂きます。

湿原を海からの霧が這い上がる 夕霧なれば明日は晴れよ  森尻理恵

夜の路地にぼうっと白く揺れいるは前行く人の大根の首  森尻理恵
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大曲

2008-11-26 18:21:46 | Weblog
 明日の夜、某所で行われる歌会は、題詠のお題が「イサム・ノグチ」。何日も前から、お題にかなう歌を詠もう詠もうと歯軋りしているが、歯がどんどん磨り減るばかりで歌は一向にできない。駄目である。そもそも「イサム・ノグチ」氏のことをあまり知らないのがいけない。そこで、必要最低限でも氏のことを知りたいと、ドウス昌代氏による評伝『イサム・ノグチ―宿命の越境者』を手にとって読み始めた。

ドウス昌代著「イサム・ノグチ―宿命の越境者」(上・下)(講談社文庫)
http://www.kanshin.com/keyword/1068710

 読んでびっくりした。イサム・ノグチ氏が三歳になる前に母親と初めて来日して住んだ家が、小石川の「市電大曲(おおまがり)停留所の近く」にあったという。それは現在私の住んでいるところからそれほど遠くない所であり、明日の歌会の会場からも割合に近い場所であった。

 なにか不思議なご縁を感じてしまった。

 それはともかくとして、詠草締切りは今日中だが、まだ歌はできていない。本も上巻の途中を読んでいるところである。

 遺憾であるが、如何とも仕様がない。。。
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塚本さんのうたから。

2008-11-24 20:43:50 | Weblog
 塚本邦雄氏のうたから、メモです。


わが埋葬ののちにかがやき 髪なせる太陽神経叢のはつなつ  塚本邦雄[第4歌集『水銀傳説』(1961年)]


店曝しオレンジジュース陽に透きて世紀末用黄泉のみづ  塚本邦雄[第21歌集『風雅黙示録』(1996年)]


寒夜、舟歌くちずさむさへさびしきを父が萱草色(わすれぐさいろ)のパジャマ  塚本邦雄[第23歌集『詩魂玲瓏』(1998年)]


 惹かれます。。
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「愛の音楽家 エドワード・エルガー」

2008-11-21 15:31:11 | Weblog
 ひとりのエルガー・ファンとして、興味津々です。。。

「愛の音楽家 エドワード・エルガー」(CD付)水越健一著
https://www.momonoge.com/04_elgar.html

○愛のあいさつの作曲家 エルガー

ねえねえ、私たちの結婚式の時に使いたい曲があるんだけど・・・・。何だっけっなあ? 曲名が思い出せない。ほらほら、あのすごい綺麗な曲。

うーん、ちょっとメロディを歌ってみてよ。

♪ラ〜ララ〜ラララ〜ラ〜ラ〜♪  ってやつ 。

たしか、「愛の挨拶」とかいう曲じゃないかな?

あ、そうそう、それそれ!「愛の挨拶」!

作曲したのは、えーっと、イギリス人だったような・・・・。 エルガーじゃなかったかな?

+++

あなたにも似たような経験ありませんか?

例えば、よく学校の卒業式で演奏される、なんとも優雅で高貴な気分にさせられる、あのメロディ。 最近、TVコマーシャルやドラマの主題歌なんかでよく耳にする、あのメロディ。 アニメ「あたしンち」のエンディングテーマにもなり、ハッスルの高田総督のテーマにまでなっている、あのメロディ。 よく耳にするんだけど・・・・。曲名?

うーん、知らないなぁ。作曲した人?それも知らない。

え、エルガーの行進曲「威風堂々」第1番っていうんだ。ふーん。

そう、誰でも一度は耳にしたことがあるけど、まだ日本ではそれほど名前が知られていないイギリスの作曲家。 それがエドワード・エルガーなのです。 エルガーは愛妻家として知られ、その優しくて親しみやすいメロディは、一度聞いたら忘れることができなません。 正に彼の人柄がそのまま作品に表れているのです。 「愛の挨拶」や「威風堂々」第1番だけが有名になってしまいましたが、 エルガーには、その2つに勝るとも劣らないない名曲がたくさんあります。 ぜひ、一度彼の作品に触れてみてください。 きっと、心洗われるような素敵なメロディに必ず出会えますよ。

本書は、そんなエルガーという作曲の全てを解説した、日本ではとても希少な出版物です。 ぜひ、あなたのお手元に置いてエルガーの作品に触れる際のガイドにしてください。 さらに・・・・特別付録としてエルガーの作品を音源化したオリジナルCDがついています。 「愛のあいさつ」に「威風堂々」はもちろんのこと、他のエルガーの代表作品から、 はたまた、世界初公開となるエルガーの未完作品の断片をも収録しています。

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価格:(A5版)\2,480(税込)
送料: ¥500(全国一律で20kgまで)
298ページ CD付

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そう、誰でも一度は耳にしたことがあるけど、まだ日本ではそれほど名前が知られていないイギリスの作曲家。それがエドワード・エルガーなのです。

エルガーは愛妻家として知られ、その優しくて親しみやすいメロディは、一度聞いたら忘れることができなません。

まさに彼の人柄がそのまま作品に表れているのです。

「愛の挨拶」や「威風堂々」第1番だけが有名になってしまいましたが、 エルガーには、その2つに勝るとも劣らないない名曲がたくさんあります。

ぜひ、一度彼の作品に触れてみてください。 きっと、心洗われるような素敵なメロディに必ず出会えますよ。

本書は、そんなエルガーという作曲の全てを解説した、日本ではとても希少な出版物です。 ぜひ、あなたのお手元に置いてエルガーの作品に触れる際のガイドにしてください。

さらに・・・・特別付録としてエルガーの作品を音源化したオリジナルCDがついています。 「愛のあいさつ」に「威風堂々」はもちろんのこと、他のエルガーの代表作品から、 はたまた、世界初公開となるエルガーの未完作品の断片をも収録しています。

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立ち読みコーナー 1
まえがきより

日本では、「波乱万丈」という言葉が好まれる傾向がある。歯を食いしばって苦闘を乗り越え最後に、 歓喜を迎える。そういうストーリーや、そういう人生を歩んだ人物を好む傾向がある。音楽でいえば、 ベートーヴェン。あの「第九」の音楽そのものが、日本人好みの波乱万丈そのものを表している。  そんな理由からか、日本でのエドワード・エルガーの人気も今一つピンと来ない。確かにエルガー という人は、そんな波乱万丈の人生に一見無縁なように見える。多くの歴史上の偉人や音楽家たちが 華々しい異性遍歴を繰り広げたのに対して、エルガーは終生一人の女性を愛し続け、命のやり取りを 掛けた凄まじい修羅場に遭遇することもなかった。確かに、彼の伝記は他の波乱万丈な人たちの伝記 と比べてみてしまうと読んでいて面白くないかもしれない。それに彼の作品にもベートーヴェン的な 闘争が表現されることもない。  だが果たしてそれは真実なのか?彼の人生をよく見てみると、何度も壁に突き当たり、挫折を味わっ ている。彼が作曲家として名声を得るまでに味わった挫折の数々・・・。第一次世界大戦という未曾 有の惨事によって変えられてしまった周囲の環境。作曲様式そのものの変革による時代からの攻撃。 自らのモチベーションを犠牲にしてまでも外面的依頼を優先させねばならなかったジレンマ・・・そ して、それに伴う周囲の無理解。それは作品をよく聴きこめば、彼の作品に込められた二面性の存在 に気がつくはず。さらに創作意欲そのものまでを根こそぎ奪われてしまうような悲劇・・愛妻の死。 一人の人間が一度の人生に味わう苦悩として十分というほどの苦悩を体験しているのである。  しかし彼の作品には、そういったマイナスを感じさせるような要素とは無縁な穏やかさや温かさ、 ぬくもり、誠実さといったものがあふれている。そう、それこそがエルガーの音楽の魅力なのだ。彼 の音楽にはそういった苦悩をも包み込む温かさ寛大さがあふれている。  これまで日本では、行進曲《威風堂々》と《愛の挨拶》といったほんの一部の曲でしか名前を知ら れていなかったが、ここ数年、やっと我が国でもエルガーという作曲家が受け入れられつつある感が ある。  日本におけるエルガーの受容の歴史も、今新しい時代を迎えつつあるのだ・・・と生誕150周年 を経過し、あらためて実感している。ぜひ、エルガーの新たな魅力をリスナー一人ひとりが発見して いただき、よりこの作曲家のことをもっと知っていただけたらと願わずにいられない。

+++

立ち読みコーナー 2
 「指揮者のロッホランが(エルガー・バースプレイスに)訪ねて来た時のこと、彼は《交響曲第2番》の自筆譜に2時間以上もかぶりついていた。近々、同曲を指揮することになっているらしく何か困っている様子であった。印刷されている楽譜に記されている、ある部分のクレッシェンドの指定がどうしても思うように演奏できないらしかった。そこで自筆譜を研究したところクレッシェンドは別の箇所に記されているのを発見し、彼はとても納得した様子で帰っていったという(この項Michael Grundy 著「Elgar's Beloved Country」  76 ページより)」 ロッホランが自筆譜から発見した部分とはどこか?2002年にロッホランがエルガー交響曲第2番を指揮するために来日した時に本人に会見して訊ねてみた。それは・・・・



もくじより

 誕生・・・赤レンガのコテージ

 音楽への夢  人生の転機・・・出会い

 再出発・・・合唱音楽の里

 思い出のエルガー・コンサートへのタイムスリップ

      カーリーの《オルガン・ソナタ》

 遂につかんだ名声

 作品紹介1《エニグマ変奏曲》

 スタンフォードの《レクイエム》と《エニグマ》の謎

 エニグマ第7変奏トロイト・グリフィス

 =映像作品紹介= Elgar's Enigma ? Hidden Portrait

 ガーディナー/ウィーンフィルによる《エニグマ》

 《ゲロンティアスの夢(The Dream of Gerontius, op.38)》

 作品紹介2《ゲロンティアスの夢(The Dream of Gerontius, op.38)》

 思い出のエルガー・コンサートへのタイムスリップ

      大友直人/ 東京交響楽団《ゲロンティアスの夢》

 BBC開局75周年「ゲロンティアスの夢」

 《希望と栄光の国》

 作品紹介3《希望と栄光の国》4つのパターン

 傑作の森

 作品紹介4エルガーのオラトリオ《使徒たち》《神の国》

 作品紹介5メニューインの《ヴァイオリン協奏曲》ハーンの《ヴァイオリン協奏曲》

 作品紹介6エルガーの音楽に介在する二面性

 思い出のエルガー・コンサートへのタイムスリップ

      ノリントンのエルガー《交響曲第1番》

 作品紹介7《交響曲第2番》

 思い出のエルガー・コンサートへのタイムスリップ

      大友/東響のエルガー2番

 デヴィッド・ポウナルの「エルガーのロンド」

 再びロンドンへ

 ウッド・マジック・・・最大の悲しみ

 作品紹介8《チェロ協奏曲》

 失意

 新しい風

 電気録音

 作品紹介9 エルガー演奏の原典とは何か?

 「マール・バンク」

 15パーセントのエルガー

 現在進行形のエルガー

 作品紹介10 エルガー/ペイン《交響曲第3番》

 思い出のエルガー・コンサートへのタイムスリップ

      《交響曲第3番》日本初演

 デヴィッド・ポウナルの「エルガーの第3」

 作品紹介11《ピアノ協奏曲》

 作品紹介12 エルガー/ヤング 歌劇《スペインの貴婦人》

 作品紹介13《威風堂々》第6番

 作品紹介14 エルガーと彼をめぐる女性たちとの音楽

 Elgar's Tenth Muse

 作品紹介15 エルガー作詞による作品

 作品紹介16 エルガーの編曲

 ケン・ラッセルの「エルガー」

 ケン・ラッセルの Elgar-Fantasy on a Composer on a Bicycle

 エルガーを演じた俳優たち

 エルガー年表

 エルガー交友人名一覧

 エルガー家系図

 エルガーの家、およびエルガー名所一覧

 眺めのいい音〜エルガーとともにイギリスのカントリー・サイドを歩く〜

 付録CD解説

 「エドワード・エルガー 希望と栄光の国」(武田書店)

 あとがき

+++

著者のプロフィール
水越 健一(みずこし けんいち)氏
幼い頃より英国関係の文化に興味を持ち続け、その過程において、オーストラリア在住中エルガーの音楽と出会い魅了される。1994年よりエルガー協会会員となり、現在日本国内での総窓口的存在。2001年6月、日本初のエルガー専門書「エドワード・エルガー 希望と栄光の国」(武田書店)(2005年第9回日本自費出版文化賞入選)を執筆。同時に音楽之友社「レコード芸術」誌のレギュラー執筆陣として活躍。その他、東京交響楽団やNHK交響楽団のプログラムノートを執筆。2007年エルガー生誕150周年では、エルガー自作自演CDボックスのライナーノーツを執筆。その他、尾高忠明指揮、札幌交響楽団によるエルガー/ペイン、交響曲第3番のCDライナーノーツ執筆。2005年日本エルガー協会設立。
オーストラリア先住民族アボリジニの民族楽器ディジュリドゥ(イダキ)奏者としてステージ活動なども展開している。エルガー生誕150周年を記念した作品「ディジュリドゥのための序奏とアレグロ」を発表するなど作曲活動も行っている。

【著書】
「エドワード・エルガー 希望と栄光の国」(武田書店)

【発行者(発行団体)】
日本エルガー協会
【印刷所】
株式会社 野毛印刷社 momonoge.com神奈川県横浜市南区新川町1-2
電話 045-252-2511
URL: http://www.noge.co.jp
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シズオ・Z・クワハラ氏

2008-11-21 15:15:53 | Weblog
メモです。。。

「シズオ・Z・クワハラ指揮 日本フィルハーモニー交響楽団」
http://blogs.yahoo.co.jp/dsch1963/22074627.html
■日本フィルハーモニー交響楽団第323回名曲コンサート
2008年6月15日(日)14時30分開演 サントリーホール

シズオ・Z・クワハラ氏は、最近行われた第4回ゲオルク・ショルティ国際指揮者コンクール優勝の若手指揮者。
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三井修先生の歌

2008-11-21 09:23:27 | Weblog
 メモです。。。

 ヒマラヤとは、もともと古いサンスクリットのことばで、ヒマは「雪」、アラヤは「居所(→転じて、貯蔵する)」の意味があるようです。従って、ヒマーラヤとつなげて言うとき、それは「雪の居所」の意になるようです。「ヒマラヤ」は仏教の経典にもしばしば出てきます。漢訳仏典では「雪蔵」「雪貯」「雪山(せっせん)」などと訳されているようです。

 ***

 三井修先生の歌集『砂幸彦(すなさちひこ)』(短歌研究社)p70より。

<ヒマラヤは風が経読む>ヌーヴォーのグラスを置きて人はつぶやく  三井修『砂幸彦』

 この一首、一読惹かれて、思わず栞を挟みこみました。。。

 三井先生は、同前書の「あとがき」で、

「歌の方は自分では相変わらずの自然体だと思っている。」

と、なにげなく綴られています。正直、私から見ると、「自然体」で詠うことは難しいです。作為に満ちみちて詠うことの方が何倍も楽だと感じます。うたの何か(本質といってもよいかもしれませんが)を掴まないままで、ポーズだけで「自然体」に詠ったら、そのうたはけっして「うた」にならないのではないかと思います。

 「自然体」。さっそく手帳に記しました。

 ***

 その他。

 岡部さんの「一日一歌」
http://fumiokabee.exblog.jp/
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ルトスワフスキ

2008-11-20 19:39:01 | Weblog
 ルトスワフスキのピアノ協奏曲が、今晩サントリーホールで行われている東フィル演奏会(指揮チョン・ミョンフン、Pfクリスチャン・ツィメルマン)で取り上げられているようです。この協奏曲の初演者ツィメルマンのピアノ演奏というところがすごく興味深くて、昨日までは機会があえばぜひ今日聴きにいきたいと思っていましたが、鼻風邪気味で朝から頭が重たくてあきらめました。
 夕方すぎ。いつもよりはやめに職場を出て、近くの音羽の短歌研究社で三井修先生の第六歌集『砂幸彦(すなさちひこ)』を購入。
 帰宅して、ラジオのシューマンのピアノ協奏曲を聴きながら、三井先生の歌集をぱらぱら開いてみています。
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