みなさま、この一年有難うございました。
どうぞよいお年をお迎えください。大変な一年でありました今年に比べて来年がみなさまにとって少しでもよい一年になりますようにお祈りいたします。
辰年に一首。
森のなかに靴探すため王城の龍門(ドラゴンゲイト)はいま開かれる
明日は、年末恒例の澤先生はじめ門下生の方々による、「澤和樹先生と門下生によるフレッシュコンサート」。
2011年12月28日(水)15:30開場・16:00開演@東京都府中市・府中の森芸術劇場・ウィーンホール
[プログラム]
<第1部 室内楽>
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第9番ハ長調「ラズモフスキー第3番」
ブラームス:弦楽六重奏曲第1番変ロ長調
バルトーク:44の二重奏曲より抜粋
ラヴェル:弦楽四重奏曲
メンデルスゾーン:弦楽八重奏曲変ホ長調
<第2部 ソロ、弦楽合奏>
ハイドン:ヴァイオリン協奏曲ハ長調
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ニ短調
タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲ニ短調
レスピーギ:「リュートのための古代舞曲とアリア」第3組曲
指揮:澤和樹先生
芸大生有志オーケストラ
入場無料
問合せ先:フレッシュコンサート事務所(090-8461-1912)
http://www.fuchu-cpf.or.jp/theater/sche/list_12.html
すごく楽しみです。
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詞書:「辰年に」
薄明の庭は蝋燭ひとつ灯してリヒャルト・ワーグナーの〈龍のペン立て〉
最新号の『文藝春秋』から。
巻頭随筆欄中の短歌作品は永田和宏先生。先年喪われた妻・河野裕子先生への変わらぬ思いを切々と詠われた挽歌が読み手の目を引く。
他に目に留まったのは、「命とは」、「生きるとは」、「癌とは」を問いかける千住真理子さん(娘)千住文子さん(母親)母子往復書簡記事。なんとなく、病中の河野先生(母親)と永田紅さん(娘)との母子往復書簡記事のことを思い出させる内容。こういう往復書簡記事を眺めていると、内容の良し悪しは別として、いかにも『文藝春秋』らしいというか、したたかな商売っ気を感じてしまう。