カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

新世界より

2010-07-29 07:15:44 | Weblog
キリル・コンドラシン指揮ウィーン・フィルが演奏したドボルジャークの交響曲『新世界より』の冒頭。他の演奏とは明らかに違うように聴こえます。いつも、映画『風の谷のナウシカ』の最後、王蟲たちと青い衣のナウシカとの交流の様子を見たオババのセリフを思い出します。
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魔王

2010-07-27 21:29:36 | Weblog
魔王。ギョエテの詩に17歳のシュウベルトが付曲した歌曲が有名ですが、ここでは塚本邦雄氏73歳の第19歌集『魔王』のことです。そのなかの一首。


先代の背後霊レジ引受けてブティック山川のみせびらき  塚本邦雄





短歌総合誌『歌壇』2005年10月号52頁。前登志夫「遥かなる人塚本さんを偲びて」より。


(前略)
驚いたのは、(古希の齢の塚本さんが)午前四時三十分とか五時二十分とかに家を出て、まだ暗い街を歩き、公園のベンチに坐って毎朝、十首の歌を作るのだと言われたことである。その夜の書斎でその十首を前に自選して○印を付し、さらに翌日一番いいものに二重の○印を付けるという。
(後略)
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グリルたから船

2010-07-27 13:16:11 | Weblog
その店に私が行ったのは二十五年ぐらい前のこと。。。グリルたから船に関するメモです。昔、たから船ビルになっている敷地いっぱいに「グリルたから船」のお店があって大勢のシェフが腕をふるっていたそうですが、二、三十年ぐらい前にビル化をして、それに伴って大幅に店の規模を縮小し、シェフおひとりでやっている店になっていました。

 *****

たから船(タカラブネ)
洋食、コロッケ・フライ
住所:京都府京都市東山区祇園富永町切通し西入ル たから船ビル1F
TEL:075-561-6040

2006/08/19・The Man from BEPPUさんの口コミ
コキール等のクリーム系、ソテー等のデミグラス系が濃厚でクラシックでとても美味しい店で、良く行きましたが、先日伺った際は、他のテナント様(中華)が入っておられました。どなたか移転先(あるいは廃業?)教えてください。

http://r.tabelog.com/kyoto/A2603/A260301/26001414/dtlrvwlst/92431/

 *****

グリル小宝
http://yenen.blog118.fc2.com/blog-entry-91.html

(前略)
今回お邪魔した「グリル小宝」のご主人は、祇園にあった「たから船」という老舗の洋食屋さんで腕を振るわれていたんやと。
(後略)

 *****

京都美味倶楽部~京都のグルメ情報~懐かしの洋食屋
http://kyotobimiclub.com/special/youshoku.html

(前略)
京都の洋食の歴史は、東京や大阪に比べると少し地味だ。ここには、和食の本場の京都では、庶民的な町の洋食屋が東京や大阪のように一つの文化としてスポットライトを浴びてこなかったという事情もあるだろう。寺町「ムラセ」、木屋町「とんかつ一番」、下鴨「富永」、祇園「グリルたから船」など、京都の庶民的な洋食の名店人気店はかなり姿を消しているが、京都の庶民とともに歩んできた洋食屋はまだまだ残っており、廉価で美味しいものを今も提供している。
(後略)
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水の音

2010-07-26 21:44:23 | Weblog
『徳川幕臣人名辞典』(東京堂出版)、これまであまり解説されたことのなかった人名も含めて約2000名の幕府関係者を詳述しているのだそうです。学術、文化の方面で活躍した人も多数収録しているのだとか。


アンソロジー『文学2010』収載の石原都知事の作品を読んでいたら、海がますます恐ろしいものに思われてきました。海よりも山が好きです。木曜生まれのせいかむかしから樹が好きです。樹木に耳を当てていると、のぼってくる水の音がします。
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メモ

2010-07-26 12:46:57 | Weblog
メモです。。。

http://blogs.yahoo.co.jp/fujiko00115/60421493.html

http://www.1webart.com/mm/MMDisp2.cfm?User=8star.1webart.com&n=117&d=no

http://feliz9389perth.blog.shinobi.jp/Category/1/
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今朝のメモから。

2010-07-26 05:36:35 | Weblog
今朝のメモから、です。



僕の左の鼻腔をツツツと流れきてサンドウィッチに墜ちた僕の鼻血



マーラーとシュニトケのピアノ四重奏曲聴く朝明けに食ふ鰯とコーヒー
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いろいろ。

2010-07-25 20:51:05 | Weblog
今日は、朝からお世になっているお寺でお手伝いをさせて頂きました。夕方すぎ、汗まみれの白衣ほか大量の汚れものを抱えて酷暑による疲労にふらふらしつつ帰宅、ポストに届いていた山村さんの遺著『神からのギフト』を手にさっそく洗濯場へ。洗濯乾燥のあいま、『神からのギフト』をパラパラ読み。現在『龍馬伝』音声をラヂオで聴きながら夕食タイム。山根さんの新作が流れる九時からの『N響アワー』が楽しみです。
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シュニトケの言葉から。

2010-07-24 11:17:37 | Weblog
シュニトケの言葉から。引用メモです。
(出典:アレクサンドル・イヴァシキン<秋元里予・訳>『シュニトケとの対話』春秋社、p296-299)


・画家や作曲家や作家のことを僕(註:シュニトケ)たちは、無意識のうちに、その人物が伝記的事実として何歳まで生きたかに関係なく、その作品全体から受ける印象で若々しいとか老成しているとか判断しています。だから、僕たちの思い浮かべる彼らの姿は、若者だったり老人だったり、だいたい常に同じ年齢です。音楽家を例にあげると、バッハは完全に熟年ですし、極めて天才的なモーツァルトは永遠に青年です。ヴァーグナーはどうか。僕は、彼は全く若くないと思います。そして、マーラーは、というと、青年と熟年の境あたりといえるかもしれません。ベルクとヴェーベルンについては、ベルクは若々しく、ヴェーベルンはけっして若くありません。


・僕(註:シュニトケ)は、若き日のマーラーが書いた《ピアノ四重奏曲》の習作の第二楽章断片を基にして、マーラーと同じ編成で作品を書いたことがあります。その作品では、マーラーの書いた主題は最後に現れますが、現れたかと思うとすぐに止まります。なぜかというと、その主題を僕はマーラーが書いたとおりのまま「未完」にしておきたかったからです。(中略)マーラーは、この《ピアノ四重奏曲》を第一楽章だけ全部書いて、第二楽章から先は数小節しか書きませんでした。とはいえ、書き残されている第二楽章の主題は実に天才的です。聴けば「これはマーラーだ」と1小節目からわかります。弱冠16歳の若者が書いた作品なのにですよ! 他に類がありません。主題は、ト短調からイ長調に転調して、その後ト短調に復帰します。なんとも「普通でない」音楽の進み方をしています。ちなみに僕は、マーラーが全部書き上げた第一楽章にはそもそも手を触れませんでした。断片の第二楽章に比べてそれほど魅力を感じなかったものですから。
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シュニトケ(メモ)

2010-07-24 04:58:14 | Weblog
シュニトケは、曲を書くことをよく「曲を聞き取る」と言っていたみたいです。(イヴァシキン『シュニトケとの対話』春秋社、「プロローグ」、p13)


マーラー、シュニトケ作曲『ピアノ四重奏曲』(1988年)は、16歳のマーラーが書いたピアノ四重奏曲(現在までに発見されている譜面は、第一楽章全部と第二楽章断片〈数小節〉のみ)を基に、シュニトケが第二楽章と第三楽章を作曲し、三楽章形式の曲に仕上げたもの。


ロシア人の血を一滴も含まず、ドイツ人とユダヤ人の混血としてソ連に生まれたシュニトケは、アイデンティティーの問題を常に抱えていたそうです。その辺り、ユダヤ人としてボヘミア地方に生まれたマーラーと共通するところがあったかもしれません。


シュニトケの言葉。
全て人間のやることは、自分で想像する以上のことなのです。行動の一つ一つ、言葉の一つ一つが今世界で起こっている全てのことに関係があるのです。(『シュニトケとの対話』p94)
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ラヂオ

2010-07-23 07:31:41 | Weblog
今晩のラヂオ。19時半からのNHKFM『ベストオブクラシック』<-チェコのオーケストラ-シリーズ第4回目>はチェコフィル。若手注目のひとり二コラ・ベネデッティの弾くチャイコフスキーのVn協奏曲が楽しみです。
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