横山さんや望月さんといった方たちが子ども時代にどのようなピアノ協奏曲を書いておられたのか、機会があったら聴いてみたいものです。
横山さんや望月さんといった方たちが子ども時代にどのようなピアノ協奏曲を書いておられたのか、機会があったら聴いてみたいものです。
ときどき思い出します。
昔、指揮者の山本直純さんや岩城宏之さんがまだまだお元気でご活躍されていたころ、あるテレビの音楽番組で、この両氏が「ウィーン風の音楽」にはどういう特徴が認められるかについて語られていました。今でも憶えているのは、
ウィーン風の音楽は、たとえば、ウィンナワルツを思い出してほしいが、二拍目を優雅に伸ばすところに特徴がある。だから、ある音楽がウィーン風かどうかを判定するときはそのメロディの二拍目が伸びているかどうかに注目してみたらよい。
というようなことを、面白おかしく仰有っていたこと。
画像は、コルンゴルド作曲「バイオリン協奏曲ニ長調」冒頭の独奏ヴァイオリンの弾く第一主題のところです。
二拍目が優雅に伸びています。
というわけで、この美しい旋律も、ウィーン風のメロディと言えるんでしょうね。
ついたったいま日付変更線を越えたのでもう昨日のことになりますが、仕事のあと夕刻の新宿へ。自転車ペダルを漕ぎ、初台の東京オペラシティ・コンサートホールで催された『N響 MUSIC TOMORROW 2011』へ。プログラム前半の尾高さんのフルート小協奏曲もデュティユの声楽曲もよかったですが、圧巻は後半の西村朗さんの舞楽と音楽の融合作品。西村さんの音楽のあいだ、終始、ホール全体の空気が圧倒的な音楽と舞楽とによって荒ぶる神霊(聖徳太子霊)を霊降(たまふ)りし霊鎮(たましづ)めする儀式のための清浄な場になっているのを間近に感得し、心揺さぶられました。凄い演奏会でした。聴きに行ってよかったです。
今朝の短歌メモから、です。。
どんどろとこの空鳴りて朝が来る 死んではをらぬし死んでもならぬ
夕駅にじはりじはりと拡がつてゆく水溜まりの暗さ 凝視するもの、われのほかなし
長き髪ひきずるごとく貨車ゆきぬ渡橋をくぐりなほもゆくべし 葛原妙子
燻製の鮭を吊らむとせしときに窓いつぱいに月はありたり 葛原妙子
葛原さんの上の二首、読んでいると目に鮮やかに絵が浮かんできます。焦点の絞り方と素材の掬い方が巧いなあと思います。
いつ聴いてもゾクゾクします。
メモです。。。
【話題のニュース】
地震で地蔵向き変え見物続々 長野・飯山「住民守った」
(2011年6月25日 08時50分配信・東京新聞記事)
(前略)
地蔵は高さ約65センチ。約200年前のものとみられ、県道沿いに南を向いて並んでいた。地震の約1週間後、近所の人が栄村がある東を向いているのに気付いた。「地震の揺れによるもの。当時は積雪があり、倒れずに回転したのだろう」と塚原弘昭信州大名誉教授(地球物理学)。
(後略)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011062501000166.html
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これは面白いです。
いろんな先生方の科学的見解云々は措いておいて、お地蔵様が自ら向きを変えられたんですね、きっと。
メモです。。。
今晩のチケット完売のサントリーホールで、東京フィルハーモニー交響楽団と三ツ橋さんが演奏されているそうです。
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情熱大陸<指揮者・三ツ橋敬子さん> 2011年3月27日放送
http://varadoga.blog136.fc2.com/blog-entry-2672.html
ちなみに、三ッ橋さんは五歳からヤマハ音楽教室でピアノ、作曲、ソルフェージュの勉強をスタート、やがてヤマハのジュニアオリジナルコンサートに参加され、十五歳のときに「ピアノ四重奏曲『Lyric Poem』」を、十六歳のときにアンサンブル曲「アンダルシアの風」を発表されています。が、十六歳から指揮の勉強を本格的に始められて、作曲の方は続けられていないようです。