カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

ピアノ協奏曲

2011-06-30 08:10:47 | Weblog
ヤマハのジュニアオリジナルコンサートといえば、昔から、小学生からティーンエイジャーまでの子どもたちが自作自演の作品を演奏披露するコンサートで有名です。披露される作品の中には二管や三管のオーケストラを必要とするような本格的なピアノ協奏曲も堂々とあり、そういう自作協奏曲をばらんばらん弾いていた子どもたちの中には、後に世界的なピアニストになられる横山幸雄さんや、作曲家望月京さんなどの姿がありました(指揮者三ツ橋敬子さんもそういうお一人でした)。



横山さんや望月さんといった方たちが子ども時代にどのようなピアノ協奏曲を書いておられたのか、機会があったら聴いてみたいものです。
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ウィーン風

2011-06-29 17:42:14 | Weblog

ときどき思い出します。

 

昔、指揮者の山本直純さんや岩城宏之さんがまだまだお元気でご活躍されていたころ、あるテレビの音楽番組で、この両氏が「ウィーン風の音楽」にはどういう特徴が認められるかについて語られていました。今でも憶えているのは、

 

ウィーン風の音楽は、たとえば、ウィンナワルツを思い出してほしいが、二拍目を優雅に伸ばすところに特徴がある。だから、ある音楽がウィーン風かどうかを判定するときはそのメロディの二拍目が伸びているかどうかに注目してみたらよい。

 

というようなことを、面白おかしく仰有っていたこと。

 

画像は、コルンゴルド作曲「バイオリン協奏曲ニ長調」冒頭の独奏ヴァイオリンの弾く第一主題のところです。

 

 

二拍目が優雅に伸びています。

 

 

というわけで、この美しい旋律も、ウィーン風のメロディと言えるんでしょうね。

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N響MUSICTOMORROW2011

2011-06-29 00:19:02 | Weblog

ついたったいま日付変更線を越えたのでもう昨日のことになりますが、仕事のあと夕刻の新宿へ。自転車ペダルを漕ぎ、初台の東京オペラシティ・コンサートホールで催された『N響 MUSIC TOMORROW 2011』へ。プログラム前半の尾高さんのフルート小協奏曲もデュティユの声楽曲もよかったですが、圧巻は後半の西村朗さんの舞楽と音楽の融合作品。西村さんの音楽のあいだ、終始、ホール全体の空気が圧倒的な音楽と舞楽とによって荒ぶる神霊(聖徳太子霊)を霊降(たまふ)りし霊鎮(たましづ)めする儀式のための清浄な場になっているのを間近に感得し、心揺さぶられました。凄い演奏会でした。聴きに行ってよかったです。

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今朝の短歌メモから

2011-06-28 07:58:54 | Weblog

今朝の短歌メモから、です。。



どんどろとこの空鳴りて朝が来る 死んではをらぬし死んでもならぬ

 

夕駅にじはりじはりと拡がつてゆく水溜まりの暗さ 凝視するもの、われのほかなし

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絵画的

2011-06-28 06:25:45 | Weblog
葛原妙子さんの歌集『飛行(ひぎょう)』からメモです。



長き髪ひきずるごとく貨車ゆきぬ渡橋をくぐりなほもゆくべし  葛原妙子



燻製の鮭を吊らむとせしときに窓いつぱいに月はありたり  葛原妙子




葛原さんの上の二首、読んでいると目に鮮やかに絵が浮かんできます。焦点の絞り方と素材の掬い方が巧いなあと思います。
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武満さんのことば

2011-06-27 18:42:23 | Weblog
『武満徹の世界』(集英社、1997年)170ページ。武満徹氏曰く「国家がその権力において個人の<生>を奪い続ける限り<音楽>が真に響くことはない。私たちは<世界>が全て沈黙してしまう夜をいかにしても避けなければならない」
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アポテオーズ

2011-06-26 23:39:48 | Weblog
チャイコフスキーのバレエ音楽『眠れる森の美女』のなかで昔から一番好きなところは第三幕のおしまいのところの「アポテオーズ」。荘重なテンポ。まずは変ロ長調で、(金管)ドードドドーー、ミーミミミーー、ソーソソソーーーーーの後、ト短調?、いや教会旋法?で(木管)ラーララソーソドシラ嬰ソラミーー~と演奏されますが、この木管の入りがとにかく格好いいのです。


いつ聴いてもゾクゾクします。
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東小金井

2011-06-25 17:15:40 | Weblog


仕事のあと、東小金井の洋食屋富士ランチで夕飯を食べたくて、自転車ペダルを漕ぐこと三時間、東小金井にやってきました。途中、スタジオジブリの前を通過。
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地震で地蔵向き変え

2011-06-25 12:50:07 | Weblog

 メモです。。。

【話題のニュース】
地震で地蔵向き変え見物続々 長野・飯山「住民守った」
(2011年6月25日 08時50分配信・東京新聞記事)

(前略)
地蔵は高さ約65センチ。約200年前のものとみられ、県道沿いに南を向いて並んでいた。地震の約1週間後、近所の人が栄村がある東を向いているのに気付いた。「地震の揺れによるもの。当時は積雪があり、倒れずに回転したのだろう」と塚原弘昭信州大名誉教授(地球物理学)。
(後略)

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011062501000166.html


 *****


 これは面白いです。

 いろんな先生方の科学的見解云々は措いておいて、お地蔵様が自ら向きを変えられたんですね、きっと。

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三ツ橋さん

2011-06-24 17:50:47 | Weblog

メモです。。。



今晩のチケット完売のサントリーホールで、東京フィルハーモニー交響楽団と三ツ橋さんが演奏されているそうです。



 *****



情熱大陸<指揮者・三ツ橋敬子さん> 2011年3月27日放送
http://varadoga.blog136.fc2.com/blog-entry-2672.html







ちなみに、三ッ橋さんは五歳からヤマハ音楽教室でピアノ、作曲、ソルフェージュの勉強をスタート、やがてヤマハのジュニアオリジナルコンサートに参加され、十五歳のときに「ピアノ四重奏曲『Lyric Poem』」を、十六歳のときにアンサンブル曲「アンダルシアの風」を発表されています。が、十六歳から指揮の勉強を本格的に始められて、作曲の方は続けられていないようです。

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