カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

葦舟

2010-02-28 19:23:59 | Weblog
今朝お寺に向かう途中、駅の売店で今日の毎日新聞(東京本社版)を購入。11面「今週の本棚」欄で、作家辻原登氏が、鴎外の寒山拾得たちに語らせる形で河野裕子先生の歌集『葦舟』を見事に批評されていて、おもわず、おおお!と呟いてしまいました。



辻原氏曰く、
(前略)とにかくこの歌人のたましいの風景は、星空の風景よりも不可思議で崇高だ。こういう歌詠みを持っている日本語は幸せだ。
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ホヴァネス

2010-02-27 06:05:12 | Weblog
20世紀アメリカの作曲家アラン・ホヴァネスの交響曲第22番「光の都市」の一部をラヂオで聴く機会がありました。ホヴァネスは交響曲を60数曲書いていて、標題や内容がどれもユニークで興味深いです。
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脈絡なき戯言をつぶやく

2010-02-27 01:51:46 | Weblog
高井有一著『立原正秋』(新潮文庫)の、スマートな慶応の遠藤周作編集長三田文学に対抗して当時の早稲田が立ち上げた、立原正秋編集長“第七次早稲田文学”のくだりは、文壇“早稲田派”の作家たちの「裏側」の様子が生々しくどぎつく描出されていて読ませます。 夜中にたまたまページを開いたら、おもわず引き込まれて読みふけってしまいました。。。
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昨晩

2010-02-26 10:04:10 | Weblog
昨晩は、御年88歳のゲルハルト・ボッセ先生指揮によるオーケストラコンサートを紀尾井ホールで聴きました。

プログラムは、

モーツァルト:交響曲第41番ハ長調「ジュピター」

ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調

指揮:ゲルハルト・ボッセ
管弦楽:ジャパン・アカデミー・フィルハーモニック

「ジュピター」演奏の最中に管楽器(オーボエ)にアクシデントがあったり、弦のピッチが若干ぶれて聞こえるところがあったり、と、まだまだ若いオーケストラならではの少々残念なところもなかったわけではありませんが、ボッセ先生の深い温かみに満ちたお人柄と表情、そして、大きくは手を動かされないものの要所要所で的確に出される指示、どれも素晴らしかったです。

そして、昨晩の白眉、四楽章休みなく通して演奏されたベト7、それも第二楽章以降は圧巻でした。

大音楽家と若いエネルギーに満ちたオーケストラとのコラボ、深遠な音楽宇宙の一端を垣間見られた感じがしました。
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旅人の薄い足跡

2010-02-25 06:51:20 | Weblog
今朝、月刊短歌雑誌「短歌往来」3月号を手に、ひごろ歌集をぜひ編んで頂きたいなと私が勝手に願っているおひとり、服部さんの新作『海から来る』五首を拝見。どのうたにもすごく惹かれましたが、とくに。


北国の冷えた砂糖を運びゆく旅人のごく薄い足跡  服部真里子
(「今月の新人」欄より)


服部さんのうたは、上質のポエジーとファンタジーをいつも湛えていて、惹かれます。



ところで、18世紀に生まれて19世紀に亡くなったドイツの作曲家・指揮者・ヴァイオリニストのルイ・シュポーアの大規模な作品、オラトリオ『最後の審判』をNHKFMがひるまに放送するらしいです。興味深いので、録音予約をセット。シュポーアは、今ではクラリネット協奏曲の作曲家として名前が残っていますが、当代の名指揮者、名ヴァイオリニストとしてベートーヴェンの『交響曲第七番』初演にも関わった人物だそうです。今晩は、このベートーヴェンの『交響曲第七番』ほかを紀尾井ホールで聴かせていただく予定。楽しみです。
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メモです

2010-02-24 14:25:46 | Weblog
メモです。。。


中橋一弥氏の
「ぼくのミステリな備忘ログ」
http://biboulog.com/

[Twitterで知る万城目学『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』サイン本情報]
http://biboulog.com/archives/2010/01/29-002155.php
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さくら貝の歌

2010-02-24 07:17:50 | Weblog
もしも今、どこかからアンケート用紙が来て、日本語でうたわれた作品の中でいちばん好きな歌をひとつ挙げてください、と訊かれたら、きっとすごく迷うと思うのですが、たぶん『さくら貝の歌』と答えるかもしれないと思います。



さくら貝の歌
作詞土屋花情
作曲八洲秀章

うるはしき桜貝ひとつ
去りゆける君に捧げむ
この貝は去年の浜辺に
われひとり拾ひし貝よ
(昭和18年完成)
(昭和24年7月発表)


この歌は、八洲氏が鎌倉の浜辺を散歩していて詠まれた一首、

わが恋の如く悲しさやさくら貝かたひらのみのさみしくありて

を友人花情氏に見せ、これを基に付曲できる詩を、と求められて作られたものらしいです。完成が戦時中だったため、時局にそぐわないから、と作者たちによってすぐの発表は見送られ、戦後、ラヂオ歌謡の一曲として発表。たちまち日本中で愛唱されるようになったそうです。


去年、とあるラヂオ番組のなかでの話だったと思うのですが、この曲を、作曲家矢代秋雄氏も生前非常に高く評価され好んでおられた由。


今朝は、この『さくら貝の歌』を無性に聴いてみたい気がします。これは、日本語でうたわれたなかの最上作品のひとつにちがいない、と思います。
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駄文

2010-02-23 22:26:07 | Weblog
 先週金曜日、仕事場のひとと映画にまつわるいろんな話をしました。そのひとから、サカイさん知っています?あの篤姫に出ていたサカイさんもむかし在学していたんですよ。と言われて、どこのサカイさんのことだろうとしばし考え込んでしまいました。篤姫は、テーマ音楽はラジオでときどき聞いていましたが、ドラマ自体はさっぱり見ていなかったので、キャストのことになると残念ながらからきしわかりません。とりあえず笑ってその場は流しました。

 今日、ダヴィンチを立ち読みしてサカイさんの正体をようやく理解しました。あのジャージのふたりや南極料理人の堺さんでした。面白い味わいの役者さんです。。


というのはともかく、今日は仕事のあと、池袋ジュンク堂の隣のスタバに立ち寄り、念願だったサクラクリームフラペチーノを初めて注文。それからジュンク堂にて万城目さんの新作と短歌研究の最新号を中心に立ち読みしました。。
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短歌メモ

2010-02-23 21:04:24 | Weblog
短歌メモからです。



昨夜から西行の肺息づきて鏡に映る桜見てをり


ぴぃぴぃ(この馬鹿が)と鹿語つぶやけば豚づらの面接官には一切伝はらず
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近所のBOOK ・OFFで

2010-02-23 01:58:14 | Weblog
昨日、花粉症の病院からの帰り、近所のBOOK・OFFで、万城目さんの直筆サイン入り『プリンセス・トヨトミ』に遭遇。



昨日は、なんとなく、万城目さんDayであったようでした。
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