memoです。。。
*****以下、引用です*****
特別寄稿
[ベルリンで没した偉大なる指揮者、シノーポリ氏の訃報によせて]
執筆者:マーサ・ビークル氏
2001年4月21日 午前1時30分
K先生、唐突ですみません。今夜、ベルリンでシノーポリが亡くなりました。
今夜はDeutsche Oper Berlinで、彼の指揮による”アイーダ”の公演がありました。 私は、最近Deutsch Operを良く聴いているのですが、今夜は満席、冒頭から、いつもとは明かに違う緊張感に包まれていました。人気のティーレマンの時でさえ無かった ような張り詰めた響きは、オケピットの中が突如として超一流のオケになったかの如くでした。
第1、2幕の後、休憩をはさんで第3幕が始まり、アイーダがラダメスと逃亡の話をする二重唱のアリアがほとんど終わりかけた時に、突然、何かが転げ落ちるような大きな物音、会場の照明がすぐさま明るくなり、オケの団員は一斉に立ちあがり、主役を含む歌手達はオーケストラピットをのぞき込み、ただならぬ雰囲気に包まれました。ピットからは大きな声が飛び交い、舞台袖に待機していた主治医が心臓マッサージをしていることが伺えました。客席では、あちこちで、「倒れたのは、シノーポリか?」との声。まもなく、舞台に出てきた係員から、全員ロビーへ出ろとの指示。そのまま公演中止のアナウンス。今日は降り番だった首席ソロオーボエ奏者の渡辺克也さんのご自宅に電話を入れて、事態を報告。何とも言えぬ雰囲気の中で、妻と共に言葉少なげに帰宅の途につきました。救急車は楽屋口のある Richard Wagner Strasseに停まったまま、いつのまにか青い非常灯も消えていて、動く様子も無いのが気になりました。
http://take6.web.infoseek.co.jp/bn789/imbn2001/062001/main/ku6_1.htm
*****以上、引用です*****