カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

渋谷

2012-07-31 22:04:29 | Weblog
最近、言語学者エドワード・サビアの思想としごとに興味が湧いて、仕事のあと、取り置きしてもらつたエドワード・サビア著「言語-ことばの研究序説-」(岩波文庫)を購入すべく、愛車のペダルをぎこぎこ漕いで、久しぶりに渋谷の東急プラザ5階の紀伊国屋書店へ出掛けた。夕方ともなるとルートの明治通りはすごい人波で、裏道裏道を求めて進んでいつた。


渋谷駅前は、洋食屋サバランが消えてヤマハ渋谷店がなくなつて以来滅多に行かなくなつてしまつた。自然と足が遠退いた感じである。もはや自分のなじみの街ではないやうで大層居心地が悪かつた。じつは幼少の頃からしばしば来たところなのだけれども。


街なんて所詮さういふものなのかもしれない。


帰りは、裏道伝ひに表参道へ出て、そこから青山を通り信濃町へ抜けた。
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黛さんのお墓に。

2012-07-28 17:54:47 | Weblog

仕事のあと、思ひ立つて横浜鶴見の総持寺の墓地にある黛敏郎氏(威徳院優嶽叡敏居士)のお墓にお参りしました。石原裕次郎氏の墓所の近くです。
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鶴見。

2012-07-28 11:19:39 | Weblog

土曜日、今日もひる過ぎまで仕事。

 

昼休みに、さうだ、仕事が終はつたら鶴見の総持寺の作曲家黛敏郎氏のお墓参りに行かう、と思ひつく。

 

なんでも、黛さんの墓所は石原裕次郎さんから5メートルと離れてゐないところらしい。

 

とりあへず電車を乗りついでお寺最寄りの鶴見駅に向かふことにする。


そして、墓参りの後には鶴見駅近くの美味しさうな食事場所にぜひ寄らうと店をチェック。

 

ブログ「食楽・極楽」横浜鶴見・レストランばーく
http://ameblo.jp/nabe-kuni/entry-10876791442.html

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土用丑の日の鰻。

2012-07-27 22:01:43 | Weblog
暑い日が続いてゐます。


土用丑の日の鰻。結局けふ鰻を頂きませんでした。



鰻といへば白焼き。たつぷりの新鮮な山葵と少々の極上醤油で頂くそれは、まことに美味。静岡県三島市の水泉園で頂く鰻白焼きが私は取り分け大好きです。
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小説「けふ。」書き出し

2012-07-27 18:05:30 | Weblog
寺田町準之助は、夏日の昼休みに大通り沿ひのコンビニのビルの二階にある会社本部事務所に電話で呼ばれ、汗盛大にかきつつ出掛けてみれば、不景気で仕事の案件が減つて来年の更新時期の春には新たな仕事を紹介できるかわからぬといはれ、持ち場に戻つたがなにか気もそぞろになつてものに当たり散らす。そもそも都会に生まれて都会で生きてきて、用済みになればそのひとを平気で使ひ捨てにして何のためらひも心配もない、心の乾ききつた都会での暮らしにほとほと疲れ果てた印象を持つやうになつて、機会を掴めたら先祖の墓がある瀬戸内の島に帰つてしずかに暮らしたいとずつと思つてゐた。

その夕方、仕事を終へて島の求人情報サイトをいつものやうに開いて、ティッシュ片手になかなか出てこない粘つこい洟水をかみ出さうとしながら見てゐた。そこにはいつもと変はらないアルバイト程度の募集情報が並んでゐるだけのやうだつたが、その中に、滝の霊水で有名だといふ真言宗別格本山寺院が出した「境内及び寺の清掃などの簡単な仕事です。 *ただし住込みできる方にかぎる」といふ案件をたまたま見つけて、思はず詳細ボタンをクリックした。
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蝉聲

2012-07-26 08:12:32 | Weblog
さういへば、今夏は蝉聲をあまり聞けないのは如何したことだらうか。先日東大の森の隣りにあるお寺にゐて今夏初に耳にして以来さつぱり聞こえてこない。彼らはなぜ黙つてしまつてゐるのだらう。
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ダーク・ナイト・ライジング

2012-07-25 08:01:44 | Weblog
昨日のラジオ番組の中で映画評論家の町山氏がされた、ディケンズ「二都物語」を現代に翻案したと監督が語っているという『ダーク・ナイト・ライジング』(『ダーク・ナイト』の続篇)のストーリーとウォールストリート反格差デモに象徴される最近の社会情勢の不思議な近似についての指摘と〈バットマンとジョーカーのどちらを善でどちらを悪と見るか観客は悩むだろう〉の話、興味深く拝聴。この一連の映画作品を見てみたくなった。
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あげひばり

2012-07-24 08:03:54 | Weblog
〈通俗性〉に泪こぼるる朝もあるヴォーン・ウィリアムズ『あげひばり』ラジオで聴きながら



心に届く〈ちから〉とは結局なんだらう 草踏みながら野の近道を行く
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鴉の夢

2012-07-23 07:28:51 | Weblog
今朝は起きるなりネットを立ち上げ夢判断のページを開いてみたくなる位に鮮明な鴉の夢を見たのでめもです。




実家のベランダに面した部屋の壁のなかから鴉の声がするといふので、壁の隙間穴から蚊取り線香を突つ込んで煙を送り込んでみると大きな黒い鴉が出てきた。鴉は部屋のなかをぴよんぴよんと跳んでベランダから飛び去つた。
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やはり、なくて。

2012-07-22 06:58:29 | Weblog
昨夜は仕事から戻つて夕飯の後、永田和宏先生の新刊『歌に私は泣くだらう』(新潮社)をぱらぱら立ち読まむと久しぶりにジュンク堂書店池袋本店に出掛けた。三階の短歌コーナーに確実にあるだらうと踏んでゐたけれども、先生の本は一階の新刊コーナーにもたくさん平積みされてゐた。一階の一冊を手に取つて空いた椅子席を探しにエスカレーターで上階へあがつた。序でに三階短歌コーナーの片隅に置いて頂いてゐる歌誌『塔』の売れ行きをチェックすべく書棚を覗いたが、一昨日に納品されたばかりのはずの7月号はN尻さんからの報告どおりやはり一冊もなかつた。早々と売れてしまつたのかもしれない。売れ行き好調は嬉しく有り難いことであるのに、書棚にその姿がないことから少々寂しさを覚えてしまつた。にんげんとはつくづく勝手なものだ。
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