カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

雑感など

2006-02-22 23:09:41 | Weblog
 雑感など。

                ☆

 『東京藝術大学オーボエ専攻生による同仁教会演奏会』を聴きました。

日時:2006.2.22(水)17時半開場/18時開演 入場無料
会場:同仁キリスト教会(東京メトロ有楽町線「護国寺」駅6番出口より徒歩8分)

 本当に素敵な演奏会でした。

 バッハ、ヘンデル、シューマンなどの作品から、アンドレ・プレヴィン作曲の『トリオ』などまで、多彩な曲が並ぶ面白いプログラムでした。

 出演された皆様、お疲れ様でした。

 最後のバッハの『シャコンヌ』が終わり、会場を出て帰途につきながら、まだ心の中では『シャコンヌ』が鳴りつづけていました。私を含めて多くのひとが泣きたくなるほど感動する音楽というのは。。。ということをなんとなく考えていました。人のこころを感動させて泣かせる音楽というのは、ただ単に哀切なメロディを流せばいいということではないのだなとぼんやり思いました。私は趣味で譜面を書くことがありますが、私がいままで書いた譜面にはまったく価値がないなと思われました。すべて破棄してもいいなというぐらいの気分になりました。与謝野鉄幹の〈ひとを恋ふるうた〉の一節、

ああ、われ、コオルリッジの鬼才なく、バイロン、ハイネの熱なきも。。。

が思わず口を衝いて出てきました。。。

 なんとなくふわふわしたまま家につくと、バッハの『シャコンヌ』の自筆譜をなにはともあれまずは無性に眺めたくなったのでした。。。
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2 コメント

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ありがとうございました。 (kore)
2006-03-12 22:07:55
失礼いたします。検索エンジンでたまたまヒットいたしましたのでお邪魔しました。

オーボエ科の演奏会に出演していたものです。当日はプレヴィンのトリオと最後のシャコンヌを演奏しました。誠にご来場ありがとうございました。

今回は過去最高のお客さんの数で大変喜んでおりました。



シャコンヌはオーボエ科では例年ですと1年生が夏に行う1年生発表会で毎年演奏しています。(オーボエ科の毎年の入学人数が大体4人だからというのもあります)思い出深い1曲なので、今年卒業する私としましても、非常に感慨深い気持ちで演奏しておりました。

ちなみにあの編曲は我が科の先生が、ヴァイオリンのオリジナル版とブゾーニという人がピアノ用に編曲した譜面をもとにオーボエ4重奏に編曲しております。(たまに和声が原曲より厚くなるのはそのためです)



毎年、2月にあの会場で行われていますので来年以降もお時間がありましたら是非是非お越しくださいませ。

本当にありがとうございました。
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こちらこそ有難うございました (かわむら)
2006-03-12 23:16:59
koreさま



 はじめまして。コメントを有難うございます。

 こちらこそ、あの日は素晴らしいコンサートを聴かせて頂き、有難うございました。凄く感動しました。



>シャコンヌはオーボエ科では例年ですと1年生が夏に行う1年生発表会で毎年演奏しています。(オーボエ科の毎年の入学人数が大体4人だからというのもあります)思い出深い1曲なので、今年卒業する私としましても、非常に感慨深い気持ちで演奏しておりました。



なるほど、そういう曰くつきの曲だったのですね。シャコンヌはヴァイオリンの原曲でよく聴いていますが、オーボエの合奏版も素敵だと思いました。



>和声が原曲より厚くなる



和声の厚みが曲の趣きをさらに深くしていたように思いました。よかったです。



>毎年、2月にあの会場で行われていますので来年以降もお時間がありましたら是非是非お越しくださいませ。

>本当にありがとうございました。



こちらこそ有難うございました。



また楽しみにしております(^^)
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