1月18日夕方の出来事です。
AX-3のリフトオフが1月19日早朝に延期になったためISSとのランデブー飛行は見られませんでしたが、約10分間の間にISS-天舟6号-CSSが通過して行くという豪華なパスが見られました~。
ISSとCSSは軌道傾斜角が違うので通過コースが平行することはないのですが今回はカシオペヤ座で通過コースが交差したので固定カメラの同一画角という定置網でみごと捕獲することができました~。笑
ISS比較明コンポジット画像
2024/1/18 17h32m35-17h33m47s D810A f28mm f/2.8 ISO3200 F5.6 5sec
ISS通過図とイベントデータ
天舟6号 比較明コンポジット画像
2024/1/18 17h33m53-17h34m41s D810A f28mm f/2.8 ISO3200 F5.6 5sec
天舟6号 通過図とイベントデータ
CSS比較明コンポジット画像
2024/1/18 17h41m51-17h42m51s D810A f28mm f/2.8 ISO3200 F5.6 5sec
CSS通過図とイベントデータ
今回の撮影は月面X撮影中の片手間というやっつけ的に撮っていたので拡大撮影する予定はなかったのですが、何もせずただ眼視で眺めるのはもったいないので伝家の宝刀-ベラルーシ製の反射式30倍双眼鏡-を持ち出してプチ拡大眼視ミッションを行いました~。
最初にやって来たISSの光度は-3.3等級です。やはりまぶしすぎます。30倍で見るとISSは点像ではなく面積を持った光体に見えますが明るすぎてハレーションを起こしています。ムーンフィルター等を接眼部に装着して減光すれば形が分かるかもですね。
2番目にやって来た天舟6号は光度が1等級程度だったのでハレーションは起きてませんが視直径が小さすぎるのと手ぶれが激しいのでよく分かりませんでした。ISSと天舟6号は時間差無くやって来たので東の空では遠ざかるISSと天舟6号が同時に見えてその様子を肉眼で見たときがプチ感動でした。
3番目のCSSは光度がほどほどなので期待したのですがやはり手ぶれが大きくて形があるようには見えませんでした。ハレーションは起こしてないのでなんとか形を見ようと雨樋に双眼鏡を固定して見ましたが、分解能が追いついていないという感じでした。
CSSと天舟6号はムリとしてもISSは減光してスムーズな追尾ができれば光る下駄のように捉えることはできそうな気がします。機会を見てチャレンジしてみることにしましょう。
〈1月20日追記〉
天舟6号は搭載していた12Uキューブサット大連1号連里(大連理工大学が開発した17kgの衛星)を1月18日15:43(JST)に放出させた後、1月19日21:37(JST)に制御下で大気圏に再突入させたようです。 宇宙船のほとんどの部品は再突入中にアブレーションにより破壊されたが、少量の破片が所定の安全水域に落下したと発表しています。落下水域についての公表はないようです。
AX-3のリフトオフが1月19日早朝に延期になったためISSとのランデブー飛行は見られませんでしたが、約10分間の間にISS-天舟6号-CSSが通過して行くという豪華なパスが見られました~。
ISSとCSSは軌道傾斜角が違うので通過コースが平行することはないのですが今回はカシオペヤ座で通過コースが交差したので固定カメラの同一画角という定置網でみごと捕獲することができました~。笑
ISS比較明コンポジット画像
2024/1/18 17h32m35-17h33m47s D810A f28mm f/2.8 ISO3200 F5.6 5sec
ISS通過図とイベントデータ
天舟6号 比較明コンポジット画像
2024/1/18 17h33m53-17h34m41s D810A f28mm f/2.8 ISO3200 F5.6 5sec
天舟6号 通過図とイベントデータ
CSS比較明コンポジット画像
2024/1/18 17h41m51-17h42m51s D810A f28mm f/2.8 ISO3200 F5.6 5sec
CSS通過図とイベントデータ
今回の撮影は月面X撮影中の片手間というやっつけ的に撮っていたので拡大撮影する予定はなかったのですが、何もせずただ眼視で眺めるのはもったいないので伝家の宝刀-ベラルーシ製の反射式30倍双眼鏡-を持ち出してプチ拡大眼視ミッションを行いました~。
最初にやって来たISSの光度は-3.3等級です。やはりまぶしすぎます。30倍で見るとISSは点像ではなく面積を持った光体に見えますが明るすぎてハレーションを起こしています。ムーンフィルター等を接眼部に装着して減光すれば形が分かるかもですね。
2番目にやって来た天舟6号は光度が1等級程度だったのでハレーションは起きてませんが視直径が小さすぎるのと手ぶれが激しいのでよく分かりませんでした。ISSと天舟6号は時間差無くやって来たので東の空では遠ざかるISSと天舟6号が同時に見えてその様子を肉眼で見たときがプチ感動でした。
3番目のCSSは光度がほどほどなので期待したのですがやはり手ぶれが大きくて形があるようには見えませんでした。ハレーションは起こしてないのでなんとか形を見ようと雨樋に双眼鏡を固定して見ましたが、分解能が追いついていないという感じでした。
CSSと天舟6号はムリとしてもISSは減光してスムーズな追尾ができれば光る下駄のように捉えることはできそうな気がします。機会を見てチャレンジしてみることにしましょう。
〈1月20日追記〉
天舟6号は搭載していた12Uキューブサット大連1号連里(大連理工大学が開発した17kgの衛星)を1月18日15:43(JST)に放出させた後、1月19日21:37(JST)に制御下で大気圏に再突入させたようです。 宇宙船のほとんどの部品は再突入中にアブレーションにより破壊されたが、少量の破片が所定の安全水域に落下したと発表しています。落下水域についての公表はないようです。
この日は午後3時頃まではベタ曇りだったので撮影する予定はなかったのですが、月面X撮影準備中にHWAVENS-ABOVEの通過予報を見たところISSと天舟6号が1分差で交差することが分かってあわててカメラをセットしたので、ISSとCSSの通過予報だけ見ていたら見逃したパスでした。
実際にはISSとCSSの軌道高度はけっこう違うので宇宙空間でお互いが見えるほど近づくことは無いと思いますが、地上から見てるとドキドキしますよね。
10分間にISS、天舟6号、CSSを連続で撮影できるとは素晴らしい幸運!見せていただき感謝です。イベントというと曇るものですが、そんな心配もない天気です。まあ、宇宙空間でお互いが見えるほど近かったら恐怖でしょうが、地上からこれくらいで見られるのはうれしいですね。