11月2日に30cmドブ(f1,500mm)に惑星カメラを入れて追尾なしの固定撮影で木星を撮りましたが今回はその第2弾、Powermate2×を入れて焦点距離を2倍(f3,000mm)にする実験的撮影です。
Powermate2×を入れるとASI290MCの画角は 0.11° × 0.06° 対角0.12° になりますが、これはISSをカラー撮影するときのシステムなので一番お世話になっているなじみ深い画角です。(笑)
で、実際に撮ってみると撮影時間約12秒間で992frame取得することできました。それを50%スタックさせたのがこちらの画像です。拡大率が2倍になった分、気流の影響を受けていることが分かります。
2022/11/9 18h34m14s(JST) CMI=326.0° CMII=327.9° CMIII=270.1°
WHYTEY DOB 300 +Powermate2× + ASI290MC
Duration=12s Shutter=3.491ms Gain=234 (39%) Autostakkert3 50% of 992
こちらは同じ動画を75%スタックした画像、やや解像度が上がった感じがしますがこれが限界でした。イマイチですね。気流の悪さもありますが思ったほどの解像度ではありませんでした。
こちらはPowermate2×を外して焦点距離1500mmで撮影した木星です。こちらの方が模様は細かいところまで抽出できているようです。結局のところスタック枚数が多い方がいいということですかね~。
2022/11/9 18h40m14s(JST) CMI=329.7° CMII=331.6° CMIII=273.8°
WHYTEY DOB 300 + ASI290MC Diameter=46.52" Magnitude=-2.75
Duration=38s Shutter=1.000ms Gain=246 (41%) Autostakkert3 75% of 2632
11月9日18時40分のガリレオ衛星(f1,500mm)トリミング画像
土星の衛星も撮影してみました。(f1,500mm)トリミングなし
2022/11/9 19h05m42s(JST) Diameter=16.94" Magnitude=0.76
DOB 30cm + ASI290MC Shutter=86.93ms Gain=487 (81%) Autostakkert3 75% of 488
こちらは 確認できた衛星画像に適正露出で撮影した土星をはめ込んだもの
左下の二つの星はどちらも恒星です。土星の衛星ではありません。
今回のテスト撮影を見る限りでは、Powermate2×を入れると気流の影響を受けてダメダメ画像でしたが、夏場の好気流で撮影すればもう少しは解像度が上がると思うので、来年の夏にもう一度試していみることにしましょう。
Powermate2×を入れるとASI290MCの画角は 0.11° × 0.06° 対角0.12° になりますが、これはISSをカラー撮影するときのシステムなので一番お世話になっているなじみ深い画角です。(笑)
で、実際に撮ってみると撮影時間約12秒間で992frame取得することできました。それを50%スタックさせたのがこちらの画像です。拡大率が2倍になった分、気流の影響を受けていることが分かります。
2022/11/9 18h34m14s(JST) CMI=326.0° CMII=327.9° CMIII=270.1°
WHYTEY DOB 300 +Powermate2× + ASI290MC
Duration=12s Shutter=3.491ms Gain=234 (39%) Autostakkert3 50% of 992
こちらは同じ動画を75%スタックした画像、やや解像度が上がった感じがしますがこれが限界でした。イマイチですね。気流の悪さもありますが思ったほどの解像度ではありませんでした。
こちらはPowermate2×を外して焦点距離1500mmで撮影した木星です。こちらの方が模様は細かいところまで抽出できているようです。結局のところスタック枚数が多い方がいいということですかね~。
2022/11/9 18h40m14s(JST) CMI=329.7° CMII=331.6° CMIII=273.8°
WHYTEY DOB 300 + ASI290MC Diameter=46.52" Magnitude=-2.75
Duration=38s Shutter=1.000ms Gain=246 (41%) Autostakkert3 75% of 2632
11月9日18時40分のガリレオ衛星(f1,500mm)トリミング画像
土星の衛星も撮影してみました。(f1,500mm)トリミングなし
2022/11/9 19h05m42s(JST) Diameter=16.94" Magnitude=0.76
DOB 30cm + ASI290MC Shutter=86.93ms Gain=487 (81%) Autostakkert3 75% of 488
こちらは 確認できた衛星画像に適正露出で撮影した土星をはめ込んだもの
左下の二つの星はどちらも恒星です。土星の衛星ではありません。
今回のテスト撮影を見る限りでは、Powermate2×を入れると気流の影響を受けてダメダメ画像でしたが、夏場の好気流で撮影すればもう少しは解像度が上がると思うので、来年の夏にもう一度試していみることにしましょう。
30cmにパワーメイトを入れて惑星を手動導入、大変でしたね。でもISSと違って一度入れ損なったらアウト、ということはないので気は楽でしょうか。私も期待して読んだのですが、効果は今ひとつで残念でした。気流の兼ね合い、難しいものですね。私も月面を撮るときに、パワーメイトを入れて写りが良くなったときとかえってねぼけてしまったときがあるので、同じ感じでしょうか。
今回のテスト撮影でパワーメイト2×を入れた時は気流の影響を大きく受けることが分かりましたが、これはISSを撮影しているときに気流によってぜんぜん写りが違うということを木星でも確かめただけであって、テストするまででもなかったなぁ…と後になって思いました。(^^ゞ
なので、夏場の好気流では木星模様を簡単に写すことができるお気楽システムではありますが気流が良ければμ210で撮影するので木星に関してはこのシステムでのメリットはないかなと感じてます。
パワーメイトを外してf1500mmの直焦点で撮影するシステムは少々気流が悪くてもこちらの想像を超える解像度で木星模様が写るので今後はあえて悪気流でどの程度解像するかテストしてみたいと思ってます。