これまで火星の撮影は高度が高くなる02時以降に撮影していたのだが、もっと早い時間の方が気流がいいような気がしたので今回は日付が変わる頃から撮影を開始した。
それが功を奏したのかたまたまなのか分からないが、シリウスでさえほとんど瞬いていないという好気流に出逢った。
思いのほかアルベド模様が写っていてビックリだったがそれ以上に驚いたのは、北極域に広がっている雲が気象衛星から撮影したようにハッキリ写っていたことだ。
しかも雲越しにアキダリア平原が見えている… ここまで写るとはオドロキである。
火星は成層圏がないらしいので雲の高度はかなり高くなるそうだが、この雲の色合いと形状は北欧に現われる夜光雲に似ている。火星上で見る雲は夜光雲と同じようにエレクトリックブルーに見えるのだろうか。
0時49分撮影 中央経度 26゚ 光度 -1.2等 視直径 15.0" 輝面比 0.93
2022/10/30 15h49m(UT) μ210 + Powermate2 + ASI290MC
Duration=120s Shutter=4.962ms Gain=302 (50%) Autostakkert3 25% of 24170
0時54分撮影 中央経度 27゚
2022/10/30 15h54m(UT) μ210 + Powermate2 + ASI290MC
Duration=120s Shutter=4.962ms Gain=298 (49%) Autostakkert3 25% of 24170
1時18分撮影 中央経度 33゚
2022/10/30 16h18m(UT) μ210 + Powermate2 + ASI290MC
Duration=120s Shutter=4.962ms Gain=298 (49%) Autostakkert3 25% of 24169
2時頃から急に雲がやって来て撮影は終了となった。今日の撮影で気になったのが、マリネリス渓谷(下記写真の中央左側)の色が周囲に比べてオレンジ色が強いように見えることだ。砂嵐が発生(または収束中?)しているのだろうか。次回の撮影で再度確認してみることにしよう。
1時48分撮影 中央経度40°
2022/10/30 16h48m(UT) μ210 + Powermate2 + ASI290MC
Duration=120s Shutter=4.962ms Gain=296 (48%) Autostakkert3 25% of 24170
それが功を奏したのかたまたまなのか分からないが、シリウスでさえほとんど瞬いていないという好気流に出逢った。
思いのほかアルベド模様が写っていてビックリだったがそれ以上に驚いたのは、北極域に広がっている雲が気象衛星から撮影したようにハッキリ写っていたことだ。
しかも雲越しにアキダリア平原が見えている… ここまで写るとはオドロキである。
火星は成層圏がないらしいので雲の高度はかなり高くなるそうだが、この雲の色合いと形状は北欧に現われる夜光雲に似ている。火星上で見る雲は夜光雲と同じようにエレクトリックブルーに見えるのだろうか。
0時49分撮影 中央経度 26゚ 光度 -1.2等 視直径 15.0" 輝面比 0.93
2022/10/30 15h49m(UT) μ210 + Powermate2 + ASI290MC
Duration=120s Shutter=4.962ms Gain=302 (50%) Autostakkert3 25% of 24170
0時54分撮影 中央経度 27゚
2022/10/30 15h54m(UT) μ210 + Powermate2 + ASI290MC
Duration=120s Shutter=4.962ms Gain=298 (49%) Autostakkert3 25% of 24170
1時18分撮影 中央経度 33゚
2022/10/30 16h18m(UT) μ210 + Powermate2 + ASI290MC
Duration=120s Shutter=4.962ms Gain=298 (49%) Autostakkert3 25% of 24169
2時頃から急に雲がやって来て撮影は終了となった。今日の撮影で気になったのが、マリネリス渓谷(下記写真の中央左側)の色が周囲に比べてオレンジ色が強いように見えることだ。砂嵐が発生(または収束中?)しているのだろうか。次回の撮影で再度確認してみることにしよう。
1時48分撮影 中央経度40°
2022/10/30 16h48m(UT) μ210 + Powermate2 + ASI290MC
Duration=120s Shutter=4.962ms Gain=296 (48%) Autostakkert3 25% of 24170
この日は私も10時台に火星を撮影しました。晴れスターさんほどには詳しく写せませんでしたが,私は模様のコントラストが低くて困りました。前回の接近では気にしたことなかったのですが。もっと大きくなれば写るようになるのでしょうかね。気流がよくないとだめかも。
惑星撮影には3つのポイントがあって、1つはピント合わせ、2つめがスタック時のパラメーター、3つめがレジスタックスでのウエーブレット処理方法だと思うのですが、最近私が特に気にかけているのがピント合わせです。第1段階としてバーティノフマスクでピン合わせしますが、どーもそれで合わせてもシーイングで揺れてる惑星では微妙にピントがずれる気がします。そこでモニター画面を見ながら惑星カメラをミリ単位で抜き差しして撮影した画像をウエーブレット処理で確認しながらピント位置を決めています。その上で画像処理しますがコントラストや模様の抽出はレジスタックスの調整がやはり鍵だと思います。様々な組合せのパラメーターがありますが、トライアンドエラーを続けていくとその時のベスト処理方法が見つかると思います。(といっても気流が悪ければ何をやっても文字どおり悪あがきで何も出てきませんが…)
今回の火星接近は最大の視直径が17.2秒で今日現在の視直径が15.6秒なので残念ながらあと一回りほど大きくなるだけなので大きな期待はできないかもです。現在、火星の画像処理について試行錯誤中なので結果が出たらブログでご紹介しますね~。