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ラトビア隕石続報!

2009年10月27日 | 隕石・小惑星
ラトビア隕石の正体が分かりました。
10月26日付の「Times Online」に載っていました。

【Times Online 2009.10.26】
専門家が発表「ラトビアに落下した隕石は…いたずらです。」

専門家はラトビアに落下した隕石は学生のいたずらだったと発表しました。
クレーターのそこで燃え上がる隕石を撮影したこのドラマチックな映像は
昨日、世界中を駆けめぐりました。このビデオはここで隕石の落下を見たと
言った学生たちによって撮影されました。

しかし、この映像を調べた専門家は、これは隕石の落下ではないようだ
という意見で一致しています。Ilgonis Vilks博士(ラトビアのAstronomy
研究所の科学的な議会の議長)は次のように述べています。
「それは偽物です。私は期待してここに来たのですが、隕石ではあり
ませんでした。大きな期待はずれです。」

〈管理人補足説明〉
専門家が隕石でないと判断した根拠として下記のことが挙げられていました。


1.クレーターの中に緑の草があった。
2.クレーターの深さは土を盛り上げたまわりの部分を含めてもわずかに3mである。
3.周りにはクレーターからの噴出物も隕石のかけらもない。
4.炎をあげて燃える隕石自体ありえない。
5.クレーターの底には燃えた粘土があった。
6.爆音はあったがとても小さなものだった。
7.クレーターの穴はあきらかに掘ったものだった。
8.カメラワークがブレア・ウイッチ・プロジェクトの映画に酷似している。
などなど…きりがないようです。

まー、学生さんたちの軽いいたずらが、とんだ騒ぎになってしまったようですね。
現地では地主さんが2ドルの見学料を取って訪問客に案内をしているそうです。
元記事はこちら→TIMESONLINE

BBC NEWS / EUROPEにも記事が載っていました。

記事はこちら→BBC NEWS

さて、スラウェシ島の大火球はNASAも認める本物の小惑星の
落下です。こちらの続報は後日…。


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