符号(C/2021 A1)が示すように2021年になって最初に発見されたレナード彗星は、今年最も明るい彗星となって12月の空にやってきました~。
レナード彗星ははっきりとした肉眼彗星にはなりませんでしたが、尾がキレイに伸びた美しい彗星として2021年を代表するほうき星になりました。
で、その美しい尾は実際どのくらいの長さだったのか気になったので撮影画像から調べてみました。
12月6日のレナード彗星 地球に0.36AU(5400万km)まで接近中~
2021/12/6 04h55m32s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f500mm ISO12800 f6 30sec×3
反転画像
これを見ると少なくとも2°40′はあるので満月5個ぶんといったところですね。満月5個分というとものすごく長いように感じますが腕を伸ばしてサムアップした親指の幅くらいなので、昨年のネオワイズ彗星(尾の長さ約20°、満月40個分)に比べるとかなり小さなほうき星です。(ちなみに百武彗星は尾の長さ100°と言われているので満月に換算すると200個分です。わぉ!)
上記写真をセルフフラット、スターシャープ処理した画像
12月11日に撮影した写真でも調べてみました。
レナード彗星 0.24AU(3660万km)まで接近
12月11日に撮影した画像を見ると尾は思ったほど伸びておらず、2°50′ ほどでした。これはあくまでも薄明の空で写っている尾の長さからの換算であって実際の尾の長さではありません。
このデータを元に12月14日に撮影したレナード彗星の尾が見えていたらどのくらいかをステラナビゲータで再現してみました。薄明中なので尾が写ることはありませんが、もし見えていたらこの向きでこの長さに見えたことになります。
12月14日のレナード彗星 接近距離 0.24AU(3660万km)
で、ここからが本題です。この尾の長さをこのままま維持したとすると
金星と接近する12月17日はこのような感じになるはずなので…
撮影を試みましたが雲がモクモクで金星すら見えませんでした~。ざ~んねん。
レナード彗星ははっきりとした肉眼彗星にはなりませんでしたが、尾がキレイに伸びた美しい彗星として2021年を代表するほうき星になりました。
で、その美しい尾は実際どのくらいの長さだったのか気になったので撮影画像から調べてみました。
12月6日のレナード彗星 地球に0.36AU(5400万km)まで接近中~
2021/12/6 04h55m32s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f500mm ISO12800 f6 30sec×3
反転画像
これを見ると少なくとも2°40′はあるので満月5個ぶんといったところですね。満月5個分というとものすごく長いように感じますが腕を伸ばしてサムアップした親指の幅くらいなので、昨年のネオワイズ彗星(尾の長さ約20°、満月40個分)に比べるとかなり小さなほうき星です。(ちなみに百武彗星は尾の長さ100°と言われているので満月に換算すると200個分です。わぉ!)
上記写真をセルフフラット、スターシャープ処理した画像
12月11日に撮影した写真でも調べてみました。
レナード彗星 0.24AU(3660万km)まで接近
12月11日に撮影した画像を見ると尾は思ったほど伸びておらず、2°50′ ほどでした。これはあくまでも薄明の空で写っている尾の長さからの換算であって実際の尾の長さではありません。
このデータを元に12月14日に撮影したレナード彗星の尾が見えていたらどのくらいかをステラナビゲータで再現してみました。薄明中なので尾が写ることはありませんが、もし見えていたらこの向きでこの長さに見えたことになります。
12月14日のレナード彗星 接近距離 0.24AU(3660万km)
で、ここからが本題です。この尾の長さをこのままま維持したとすると
金星と接近する12月17日はこのような感じになるはずなので…
撮影を試みましたが雲がモクモクで金星すら見えませんでした~。ざ~んねん。