晴れ時々スターウォッチング

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レナード彗星 観望記録(12/14)

2021年12月14日 | 彗星
 う~む、見えませんね~。時刻はまもなく17時30分です。双眼鏡で捜索しても、デジカメの液晶モニターを拡大して探してみてもレナード彗星は確認できませんでした。

2021/12/14 17h28m02s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f150mm ISO800 f5.6 5sec

 今日の日没は16時18分です。市民薄明が終わる16時46分のレナード彗星の高度は8°、航海薄明が終わる17時19分の高度が2°です。現在時刻は17時30分なので残念ながらタイムリミットです。

 天文ガイドには14日の薄暮終了時(太陽高度-12°)で高度は+2°と載っていたのでまだ無理だったのでしょう。ざ~んねん… と思ったのですが帰宅して画像をPCで確認したところレナード彗星がくっきり写っていました。超ビックリです。

 こちらは日没30分後の写真ですがまだ写っていません。

2021/12/14 16h51m33s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f150mm ISO640 f5.6 1/30sec


 写ってたのは日没から59分後に撮影したこちらの画像。彗星の高度はわずかに2°です。

2021/12/14 17h17m32s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f250mm ISO800 f5.6 1sec


 へびつかい座の恒星64νが3.32等級なのでレナード彗星は3等級台だと思われます。

2021/12/14 17h21m26s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f195mm ISO800 f5.6 2sec(トリミング)


 さすがに尾は写りませんが中心コマはかなり明るくなっている感じがします。

2021/12/14 17h25m09s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f150mm ISO800 f5.6 6sec

 こちらの写真を撮影した時の高度は0.9°ですがしっかり写っていました~。オドロキです。

2021/12/14 17h27m08s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f50mm ISO800 f5.6 5sec

 一番最初に紹介した写真をよく見たら山に沈む直前のレナード彗星が写っていました。

2021/12/14 17h28m02s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f150mm ISO800 f5.6 5sec(トリミング)

予報では明日15日の薄暮終了時(太陽高度-12°)の高度は+3.9°で光度予報は3.2等級です。16日は高度+5.5°で光度が3.3等級、金星に近づく17日は+6.6°で光度が3.4等級です。天文ガイドでは21日まで3等級台の予報が出ているので天気が良ければ尾が伸びた姿の撮影も十分可能かと思います。仙台は明日から天気が悪くなる予報ですが次回のチャンスを待つことにしましょう。