晴れ時々スターウォッチング

昔の出来事もたま~に紹介

火星と冬の星座たち

2021年03月07日 | ☆星見隊
太陽が沈んでから1時間後、西空を見上げると3つの赤い星が並んでいる。

オリオン座のベテルギウス、おうし座のアルデバラン、そして火星だ。

2021/3/7 18h55m33s D810A NIKKOR f28mm ISO1000 F4.0 4sec cokin Diffuser 1

毎年見る冬の星座ではそれほど色を感じることはなかったのだが、今年はいつもより
ベテルギウスとアルデバランの赤さが目立つ。まるで近づいた火星に対抗心を燃やして
赤さを自ら増しているようだ。

これは単に3つ並んだことによる心理的な錯覚なのだろうが、火星に対抗するベテルギウスと
アルデバランは今年限定なので、しばらくはこの抗争(アンチ・アレス)を楽しみたいと思う。


人知れず夜空でバトルを繰り広げる3つの赤星

2021/3/7 18h48m08s D90 NIKKOR f28mm ISO200 F2.8 13sec cokin Diffuser 1


冬の夜空に浮かぶ巨大な宝石、冬のダイヤモンドはいつ見てもキレイだが、今年は火星を
頂点の一つに見立てるといつもよりゴージャスなダイヤモンドに見える。

2021/3/7 19h10m36s D90 NIKKOR f10.5mm ISO200 F2.8 15sec cokin Diffuser 1(トリミング)

そろそろ冬のダイヤモンドも見納めだが、4月17日にダイヤモンドの中心で四日月と火星が
大接近(角距離、1゚33')するので 、それはなんとしても目に焼き付けておきたい。