8月23日の続き…
今回購入したウエッジプリズムは田中光化学工業株式会社で
販売している「ハイグレード惑星用ウェッジプリズム」です。
【仕様】
フィルタネジ径 1.25"アイピース用
有効径 22mm(レンズ外径25.4mm)
ウェッジ角度 1度及び2度
面精度 1/4λ(光学研磨)
ガラス基板 BK-7
反射防止 可視域マルチコート透過率(平均98.5%)
内部透過率 波長310nmで50%以上、340nmで90%以上
【用途】
惑星撮影など高倍率で天体を観察・撮影する際に見られる大気分散による色ずれを補正するためのウェッジプリズムです。 ウェッジ角度は1度と2度の 2種類1セットになっており、望遠鏡の焦点距離やウェッジプリズムの位置に応じて使い分けます。 ウェッジプリズムの最適位置を計算するためのソフトウェアが付属します。
(以上、田中光化学工業株式会社のHPより、)
取り付け最適位置を計算するソフトも付属していますが
アメリカンサイズのフィルタねじが付いているので、
拡大用アイピースに取り付けて撮影して見ました。
~調整中…~
う~ん、よく分かりません…、2°のプリズムを付けて見たら、
逆に青にじみが大きくなってしまったので、1°のプリズムに
変更するも、どのような位置に回しても青にじみが消えません。
とりあえず撮影してレジスタックスしてみましょう。
2009.8.23 21:54 SE200N HC Or12mm ToUcam 15fps 60sec
ふ~む、右上に色ずれが認められます。どの角度に回しても
色ずれが消えないということは、フィルターの位置を変える
必要があるということです。
そこで、付属のソフトを使ってみました。
マニュアルには次のように書いてあります。
ハイグレード惑星用ウェッジプリズム PW-12-MC
【概要】
ハイグレード惑星用ウェッジプリズムは、惑星観察時に見られる大気分散による色ずれを補正するために使います。 大気分散と逆方向にウェッジプリズムの分散を働かせ色ずれを補正します。
【使い方】
ウェッジプリズムは1.25"用アイピースに取り付けられるようになっています。 1.25”アイピース以外にのイーズピースなどにも付けることができますのでCCD カメラと併用することができます。 望遠鏡の焦点距離または合成焦点距離(バローレンズやアイピースによって引き伸ばしたときの焦点距離)と結像位置からウェッジプリズムまでの距離で分散量が変わってきます。 ソフトウェアを使って最適な位置を求めてください。
な~るほど、これは結像位置からプリズムまでの最適な距離を求めるソフトだったのです。で、さっそく数値を入力してみました。
ふむふむ、これを見ると結像位置から49mmの位置が適切のようです。
幸い、ToUcamのアダプターには内ねじが切ってあります。
ここにウエッジプリズムを入れてみましょう。
うまく入りました。ウエッジプリズムの角度は2°です。
気になるCCDからプリズムまでの位置を計測してみると…
おお~、なんということでしょう。ほぼ適正位置です!
天体高度や正確な合成焦点距離・惑星視直径によって最適位置は
前後すると思いますが、ウエッジプリズムの効果は期待できます。
早速このシステムで撮影テストをしてみましょう。
しか~し、天気が良くありません。今夜から台風の影響で大雨です。
週間天気予報を見ると台風一過の好天気もないようです。
でも落胆することはありません。今年は天気予報が全く当たりません。
雲間から好気流の木星が見えるかもしれません。期待しましょう!
おっと、そうそう、田中光化学工業株式会社が2009年3月27日より発売を
開始した「ハイグレード惑星用ウェッジプリズム」はHPによると(8月30日現在)
限定 20セット(残り5セット:追加生産予定なし)だそうです。
お値段は 1セット ¥22,050-です。購入を予定している方はお早めの方が
良いかと思います。
今回購入したウエッジプリズムは田中光化学工業株式会社で
販売している「ハイグレード惑星用ウェッジプリズム」です。
【仕様】
フィルタネジ径 1.25"アイピース用
有効径 22mm(レンズ外径25.4mm)
ウェッジ角度 1度及び2度
面精度 1/4λ(光学研磨)
ガラス基板 BK-7
反射防止 可視域マルチコート透過率(平均98.5%)
内部透過率 波長310nmで50%以上、340nmで90%以上
【用途】
惑星撮影など高倍率で天体を観察・撮影する際に見られる大気分散による色ずれを補正するためのウェッジプリズムです。 ウェッジ角度は1度と2度の 2種類1セットになっており、望遠鏡の焦点距離やウェッジプリズムの位置に応じて使い分けます。 ウェッジプリズムの最適位置を計算するためのソフトウェアが付属します。
(以上、田中光化学工業株式会社のHPより、)
取り付け最適位置を計算するソフトも付属していますが
アメリカンサイズのフィルタねじが付いているので、
拡大用アイピースに取り付けて撮影して見ました。
~調整中…~
う~ん、よく分かりません…、2°のプリズムを付けて見たら、
逆に青にじみが大きくなってしまったので、1°のプリズムに
変更するも、どのような位置に回しても青にじみが消えません。
とりあえず撮影してレジスタックスしてみましょう。
2009.8.23 21:54 SE200N HC Or12mm ToUcam 15fps 60sec
ふ~む、右上に色ずれが認められます。どの角度に回しても
色ずれが消えないということは、フィルターの位置を変える
必要があるということです。
そこで、付属のソフトを使ってみました。
マニュアルには次のように書いてあります。
ハイグレード惑星用ウェッジプリズム PW-12-MC
【概要】
ハイグレード惑星用ウェッジプリズムは、惑星観察時に見られる大気分散による色ずれを補正するために使います。 大気分散と逆方向にウェッジプリズムの分散を働かせ色ずれを補正します。
【使い方】
ウェッジプリズムは1.25"用アイピースに取り付けられるようになっています。 1.25”アイピース以外にのイーズピースなどにも付けることができますのでCCD カメラと併用することができます。 望遠鏡の焦点距離または合成焦点距離(バローレンズやアイピースによって引き伸ばしたときの焦点距離)と結像位置からウェッジプリズムまでの距離で分散量が変わってきます。 ソフトウェアを使って最適な位置を求めてください。
な~るほど、これは結像位置からプリズムまでの最適な距離を求めるソフトだったのです。で、さっそく数値を入力してみました。
ふむふむ、これを見ると結像位置から49mmの位置が適切のようです。
幸い、ToUcamのアダプターには内ねじが切ってあります。
ここにウエッジプリズムを入れてみましょう。
うまく入りました。ウエッジプリズムの角度は2°です。
気になるCCDからプリズムまでの位置を計測してみると…
おお~、なんということでしょう。ほぼ適正位置です!
天体高度や正確な合成焦点距離・惑星視直径によって最適位置は
前後すると思いますが、ウエッジプリズムの効果は期待できます。
早速このシステムで撮影テストをしてみましょう。
しか~し、天気が良くありません。今夜から台風の影響で大雨です。
週間天気予報を見ると台風一過の好天気もないようです。
でも落胆することはありません。今年は天気予報が全く当たりません。
雲間から好気流の木星が見えるかもしれません。期待しましょう!
おっと、そうそう、田中光化学工業株式会社が2009年3月27日より発売を
開始した「ハイグレード惑星用ウェッジプリズム」はHPによると(8月30日現在)
限定 20セット(残り5セット:追加生産予定なし)だそうです。
お値段は 1セット ¥22,050-です。購入を予定している方はお早めの方が
良いかと思います。