高校時代、理数系と文系に分かれる時、随分悩んだ。
結局、英語の授業が圧倒的に多いという一点で
文系を選んだ。
広く世界を飛び回りたいという夢を持って、
現在の会社に就職した。
英語を学び続ける事、あらゆる文化や言語、
習慣や生活の違いを越えた交流をする事。
若い頃のそんな夢は、文字通り世界中を飛び回る
仕事で、かなえられた。
しかし単に製品を右から左へ営業販売する商社の
仕事は自分には合っていないように思えた。
仕入先は、より高く売りたいし、顧客先はより安く
買いたい。その矛盾の中で、いわゆる営業としての
手腕が問われるわけだが、そのあたりのスキルは
いまだにない。
心にもない営業トークなどできない。
ところが、商社不要論なるものが出て、それまでの
いわゆる仲介的な機能だけでは商社自体が
成り立たない時代となった。
それに先駆けて、製造メーカーに機能提案し、
顧客のニーズを先取りするという、技術営業を
社内で初めて進めた。
そこで思いもかけず、文系を選んだことで
止まっていた数学、幾何学、化学、物理の勉強を
改めて進めることにつながった。
こうしてみれば、いつのまにか自分のやりたい事
全てができているではないか。
まして、興味はあっても、当時は閉鎖的なイメージの
教職の道は、選択肢にもなかったが、今、地域の
小中高の子供たちに英語を教えるという機会にも
恵まれた。
これはもう、身に余る幸運に感謝でしかない。
日々の生活は、多忙の中で、むしろ苦難の方が
多いように思えるが、何のことはない、
望むことをしているが上の
苦労ではないか。
ふと振り返った時に、「いつのまにか」に
感謝できる事ほど、幸せな事はないだろう。
結局、英語の授業が圧倒的に多いという一点で
文系を選んだ。
広く世界を飛び回りたいという夢を持って、
現在の会社に就職した。
英語を学び続ける事、あらゆる文化や言語、
習慣や生活の違いを越えた交流をする事。
若い頃のそんな夢は、文字通り世界中を飛び回る
仕事で、かなえられた。
しかし単に製品を右から左へ営業販売する商社の
仕事は自分には合っていないように思えた。
仕入先は、より高く売りたいし、顧客先はより安く
買いたい。その矛盾の中で、いわゆる営業としての
手腕が問われるわけだが、そのあたりのスキルは
いまだにない。
心にもない営業トークなどできない。
ところが、商社不要論なるものが出て、それまでの
いわゆる仲介的な機能だけでは商社自体が
成り立たない時代となった。
それに先駆けて、製造メーカーに機能提案し、
顧客のニーズを先取りするという、技術営業を
社内で初めて進めた。
そこで思いもかけず、文系を選んだことで
止まっていた数学、幾何学、化学、物理の勉強を
改めて進めることにつながった。
こうしてみれば、いつのまにか自分のやりたい事
全てができているではないか。
まして、興味はあっても、当時は閉鎖的なイメージの
教職の道は、選択肢にもなかったが、今、地域の
小中高の子供たちに英語を教えるという機会にも
恵まれた。
これはもう、身に余る幸運に感謝でしかない。
日々の生活は、多忙の中で、むしろ苦難の方が
多いように思えるが、何のことはない、
望むことをしているが上の
苦労ではないか。
ふと振り返った時に、「いつのまにか」に
感謝できる事ほど、幸せな事はないだろう。