ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

感謝

2011年12月20日 | ノンジャンル
人間、歳を取ればそれ相応の経験の蓄積もあり、
物事の分別もついていくものだが、それがその時点から
一歩前進をしていくのに、還って足枷になることがままある。

経験に立って、先を予測することは大切だし、その予測通りで
あることも確率としては高い。
だが、100パーセントそうなるわけでもない。

若さとは、低い可能性に賭けて挑戦し、奮闘する
ことではないか。

いくつになっても、その時点での自分の100の力、
プラス数パーセント上乗せ分に挑戦していくことは、
若さの秘訣であろう。

無論、身体の衰えは年毎に身に沁みて感じていくであろうし、
身体を壊すほど無理をする必要もない。

だが、生きるということについていえば、心の若さ、
つまりは挑戦し続ける意気軒昂さがあるかないかで、
その人の姿はまるで違うものとなるであろう。

己の経験や知識など、まだまだであると自覚し、
更に前へ進もうとする人が、心の若い人なのである。
わずかばかりの経験と知識で、我貴しとばかりに
その上に胡坐をかき、向上を失うものは、
心の老人である。

ひとつのバロメータが、この感謝であろう。
謝の字は、端的に言えば「ありがとう」と
「ごめんなさい」である。

この謝の感受性が衰えたなら、心の老人。
いつまでも活き活きと持ち続け、誰に対しても素直な心で
「ありがとう」、「ごめんなさい」と言える人こそが
心の若い人なのである。

身体の衰えは自然の摂理であるから仕方がない。
だが、心の若さを持ち続ける人は、いつまでも可能性に
満ちている。

今年も残りわずか。またひとつ歳を取ることになるが、
またひとつ、新たな挑戦を開始する一年としたいと
思うのである。




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4 Comments

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Unknown (HAL)
2011-12-27 15:44:50
最後にここに書いたのはいつのことだったろう?さて年の瀬、旧歴でおとしとりと言ってみんな一才年をとった。

加齢、確かに精力・勢い・行動力ものみなすべ加速力がおちる。

学びということでしょうね。いつも若さは、時として暴走しがち。何にも知らないでね。

トライアル&エラーそして、サンクス。
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Unknown (jetlinks)
2011-12-27 16:03:52
こちらではご無沙汰でした、HAL先生。 ^^

そうですね、トライ、エラー、アポロジー、
そしてサンクスでいきましょう。 ^^
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Unknown (HAL)
2011-12-27 16:06:25
ついでに、加齢ということについてすこし。
妙味があるということ。性急にならないでまず、自身の今の状態と周囲を確実に観察して、ことに及ぶ。

だれでも意識しないで、そうなってるんでしょうね。普通こういうのを「老人力」というらしいですよ。
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Unknown (jetlinks)
2011-12-27 17:36:49
なるほど、老人力を基盤とした行動力は、
無敵ですね。 ^^

ありがとうございます。 ^^
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