ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

洪水

2014年05月29日 | ノンジャンル
先週の出張の折のこと。

最終日の夜、疲れ切ってホテルに戻り、それでもすぐに
パソコンを開いて、メールのチェック。

時間がもったいないので同時にバスタブに湯を張っていた。

と、少し厄介な案件があり、その対応に集中していて、
お湯の栓を閉め忘れていた。

海外では水圧が低いところが多く、なかなか湯船に
お湯が溜まらない。
最悪の場合、シャワーだけで済ませるが、それも勢いが
なく、スッキリしないことが多い。

スラバヤもそんなものだろうと思っていたが、
ふと気が付くと、お湯が浴室からあふれてきている。

しまったと思い、あわてて栓を閉めたが、浴室の外まで
水浸しである。
お湯が溢れないように排水口がバスタブにはあるのだが、
それをあっさり超えてしまう水圧があったようだ。

ともかくあふれた水を浴室内に入れ、床の排水口へと
押しやり、何とか収拾がついてやれやれと思ったが、
部屋の入り口近くまであふれていたのでドアを開けると、
廊下にまで浸み出している。

大抵、ホテルにあるバスタオルは大きくて分厚いので、
これであふれた水を吸っては絞り、吸っては絞りを
繰り返した。

最後の夜に何をしているんだろうとおかしくもあったが、
下の階に水漏れでもしようものなら、補償問題になる。
フロントに連絡して、乾湿両用の掃除機で吸ってもらい、
事なきを得た。

昔、バスルームで転んで頭を切り、血だらけで帰国した
ことがあるが、それに比べればまだましとはいえ、
いわゆる油断大敵という点では同じである。

大事に至らなかった分、大いに反省すべきだろう。
そういう油断が、思わぬところで大きな問題となる
ことを改めて肝に銘じた。

いろいろと考えさせられる出張となった。