ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

清々しい朝

2008年06月01日 | ノンジャンル
3年前のこの日の朝、今日のように天気は良く、清々しい一日の
始まりであった。

前日の夜は離脱症状のピークで危険な状態にある事は自分でも
自覚していた。父親の家で3回目の眠れない夜を過ごし、
心身ともに疲れ切っていたが、その分、変な高揚があったのを
覚えている。

「今日からやり直すんだ。」という、前向きな気持で会社への
道を歩いていた。それも、限界を超えたところで起こる、一時的な
興奮状態であったに過ぎない。

その日の午後には、病院へ駆け込んでいた。

あれから3年。。。

筆舌に尽くしがたいものがあるが、今朝の爽やかさがそんな事も
静かに心に落ち着かせて、澄んだ気分にさせてくれる。

海外出張のたびに、周りに勧められるまま、飲まざるを得なくて、
飲んでしまうのではないかと心配してくださる看護師さんがいた。

お酒を飲まない。ただそれだけのことが、自身も周りにも力を
与えるという事も折に触れて実感して来た事である。

今、静まりかえった、穏やかに澄んだ気持で心の底に
感じているのは、さてこれからだという、揺るがないものであり、
毎年、この日を迎える心構えが変わらない限り、より確かな
ものとして感じ、刻んでいけるのであろう。

「原点」に帰り、それを今現在に改めておき直す時、人はいつでも
やり直せると実感すると同時に、一つ一つ心に積んでいく事でしか
人の前進は無いということを、改めて確信するのである。