ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

浜中町 その5

2008年11月21日 | 環境
浜中町がレジ袋削減に取り組み、成功した理由はどこにあるのでしょうか?
そもそも、同町がレジ袋削減に取り組んだ理由は、地球環境を良くするとか温暖化防止のためだとかではありませんでした。勿論、レジ袋を削減することでの副次的効果として環境問題にプラスになることはありましたが、主たる目的は地元の産業に付加価値をつける事が目的でした。
このことは町職員でレジ袋削減の仕掛け人である吉家さんにお会いするまで想像もできませんでした。
ごみ問題やレジ袋削減問題に取り組む理由は、地球規模での環境問題を意識してのことであると、私は心底思い込んでいましたから。

浜中町は、農業と漁業の一次産業の町です。
中国産や東南アジア産に押されて、国内の一次産業も衰退傾向にあります。
そんな中で、一次産業を守るには、環境対策で付加価値をつけることを町を上げて行っているのが浜中町です。

浜中町の牛乳はハーゲンダッツアイスクリームやカルピス北海道の原料になっています。ハーゲンダッツアイスクリームもカルピスも、原料の牛乳が高品質でなければ良いものは出来ません。
高品質の牛乳を維持するには、町の環境が守られていなければならない。環境をまもるために、町ぐるみでのレジ袋削減に取り組んだのです。



タカナシ工場・浦安市内のスーパーでも販売されている「タカナシ牛乳」の工場が浜中町にありました。



浜中酪農技術センター(車中からの撮影なので、少々画面が汚い)
町内の全ての牛・牛乳の管理がここで行われています。
高品質を維持できているのも、このセンターがあるからです。

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