ひろせ明子の市議日記

無所属・無会派。
市議として日常で見たこと・感じたことを綴っています。

ハプニング

2014年09月25日 | 議会
昨日・議会最終日、とんだハプニングが起きました。
議案11号「ウイルス性肝硬変・肝がんの医療費助成等に関する意見書の提出について」の採決が終了したと当時に、議長が「暫時休憩をします。20分間とします」と宣言しました。

この日は、議案12号、13号も続けて行うものだとばかり思っていたので、突然に議長の休憩宣言には驚きました。
それも、20分間という異例のものだったのです。(普通、暫時休憩は10分間です。)

休憩に入ったら、会派「きらり浦安」や「みらい」に属する議員達が自席で何かを話し始めているのです。
休憩時間は、殆どの議員は自席を離れ、議場外の横の応接スペースで雑談をすることが多いのに、今回は自席を離れようとしないのです。

その光景を見て、何かあったのだと思ったのですが、何が起きたのかは皆目わかりませんでした。
昨日の本会議は、議案に対する討論・採決だけですから、特別に問題になるような発言もなかたので、一体何が起きたのか不思議でした。

20分の休憩が終了すると同時に議会事務局職員が各議員に書類の配布を始めました。

 ↓ 配布された書類
折本議員の浦安市議会第2回定例会一般質問における発言に関する抗議書

つまり、市長からの抗議文でした。
抗議内容は、折本議員の22日の一般質問おける発言の取り消しを求めるものでした。

この突然に出された抗議文を巡っては、取り扱いについて少々紛糾しましたが、最終的には議長が調査し措置することになりました。

事前のヒアリング時に折本議員がどんな形でのやりとりを担当課としたのかは知るよしもありませんが、私もヒアリング時に担当者に説明を求めることはあります。その説明で納得できれば、その件は質問はしない場合もありますし、時には
その回答を基に更に突っ込んだ質問を通告する場合もあります。
また、ヒアリング時に担当者から実態を教えられ、それに関する質問を追加する場合もあります。

その意味では、ヒアリング時に担当者に質問をすることは珍しくないのですが、その質問時(多分、一回目のヒアリング時に。)に担当者が答えられないことが起きたとのことを折本議員は議場で発言していました。
しかし、その後のヒアリング時には担当者はそれなりの説明をしたから、質問ができたはずです。

つまり、一回目のヒアリング時がどんなやりとりで終始したのかが把握できないので、この抗議文の取り扱いについてはきちんと議会運営委員会を開催して、状況を把握する必要を感じたので、私は同委員会開催を提案しましたが、議長一任となってしまいました。
同委員会は原則公開ですので、傍聴も可能ですし議事録も残ります。

議会運営に何らかの問題が生じた時には、議長一任をする前に議会運営委員会を開催して対処することは、過去にもありました。
20年6月議会で私が取り上げた官製談合防止法違反事件に関する一般質問の時です。
この時も、市長は私の発言の取り消しを求めてきたのですが、私は承諾できず、結局議会運営委員会が開催されました。
当時の同委員会の様子は議事録も残っています。

【余談】
配布された抗議書ですが、
第2回」と書かれていますが、これは「第3回」の誤りではないでしょうか。
(二枚目の「(報告)」では、「第3回」となっています。)
このことは、昨日議場で醍醐議員が指摘しましたが、市長からは何の説明もありませんでした。
公文書として残るものです。抗議書の題目が抗議内容と明らかに異なるのですが、公文書の変更手続きを踏む必要はないのでしょうか。
(変更手続きの方法は、一体どんなものなのか、後日調べてみます。)

市側が議員に配布する資料で誤りは皆無かというと、そんなことはありません。
人間が行う作業ですので、誤りはいたし方ないと思います。
誤りがあった場合、ものすごく丁寧に担当課は各議員に訂正文書を提出してきます。
今回は、議場で醍醐議員が指摘したのですが、ノーコメントでした。

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