奥村医師によると、スマホは本当に記憶力を低下させるといいます。
長時間スマートフォンを使用することによって、特に脳の前頭葉の機能が低下する現象「スマホ脳疲労」が起きます。
スマホ等を長く使用する事で睡眠の時間が削られてしまっているという可能性が考えられます。
1日3時間以上のスマホ使用で、勉強も睡眠も台なしに・・・。
脳は作業に必要な情報を一時的に記憶し、作業が終わると必要な情報と不要な情報を整理して、不要な情報は消す。その一時的な情報整理の作業を行う場所がワーキングメモリーです。
ワーキングメモリーで情報は整理され、記憶されるが、スマホを四六時中使っていると常にワーキングメモリーに新しい情報が入るため、整理する暇がなくなります。
そのため、記憶が定着せず、記憶力が落ちることになるわけです。
この症状により、記憶力の減退や集中力の低下が引き起こされ、最悪の場合、うつ病に繋がるリスクもあるそうです。
スマホ脳疲労の回復のために「上手にスマホとつきあう3か条」を提唱しています。
1)食事中など他の活動をしながらのスマホ使用を避け、集中して使用する時間を設ける。
2)睡眠の質を高めるために、就寝前はスマホの使用を控える。
3)スマホ使用に偏らず、音楽を聴いたり、料理をするなどして五感を刺激する活動を行う。
理想と現実はなかなか一致しないでしょうが、意識して日常生活を送ることが肝要なのだと思います。
【“スマホによる脳過労”チェックテスト】
あなたの「スマホによる“脳過労”」の危険度は?チェックテストをぜひ。
「行動チェック」「脳チェック」「心身健康チェック」を合わせて全30項目。
20個以上当てはまれば「危険度大」、10個以上は「危険度中」です。
<行動チェック>
- スマホはいつも手元にスタンバイ
- 時間が空いたらスマホを取り出す
- 疑問が浮かんだら、すぐ検索
- 覚えておくために「写メ」を撮る
- スマホなしでは初めての場所へ行けない
- スマホ以外で調べものをしない
- いつも時間に追われている
- 情報に乗り遅れることが怖い
- 着信音やバイブレーションの空耳が聞こえる
- 夜、布団の中でスマホをやっている
<脳チェック>
- ここ数年、物忘れが増えた
- 知っている人の名前がすぐに出てこない
- 何かを取りに来て、その目的を忘れる
- 約束をド忘れする
- 3日前、何をしていたか思い出せない
- ここ数ヶ月の「話題になったニュース」を3つ挙げられない
- 最近、漢字が書けなくなった
- 最近、簡単な計算を間違える
- 検索すればわかることは覚えない
- スマホに頼り、道を覚えられない
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