青葉が引き立つ季節です。
「青葉は目の薬」ということわざ通り、癒しになりますね。
新緑の自然が見る人の気持ちを癒し、豊かな自然が人の心を和ませるという意味合いを持っています。
自然は心の薬、木漏れ日は心の癒し、緑は視覚の洗濯、新緑は目の癒しです。
その光溢れる5月がスタートしました。
梅や桜が咲く春や、紅葉に彩られる秋も素敵ですが、5月は夏に向かって静かながらも着実に生命が躍動し、光が満ちあふれ、新緑の薫り漂う爽やかな風が吹く時季でもあります。
この季節の風景を切り取れば、それは一年で最も美しいものでしょう。
若葉の状態よりも緑が深まっているような状態の夏の季語にもある「万緑(ばんりょく)」。
新緑のエネルギーに、「5」という数字本体が持つ「自由」「平和」「安らぎ」のエネルギーが加わったのが、日本に流れている5月のエネルギーだそうです。
万緑の候と言えば、「これから何かがスタートする」というエネルギーに満ちた季節が思い浮かびます。
今日、5月1日は「鯉の日」。
(51 こい)の語呂合わせから全国養鯉振興協議会が制定したそうです。
近年は鯉のぼりを揚げる家も少なくなっています。
まごいは吹き流しの下にいる黒い鯉でお父さん、ひごいは赤い鯉でこどもの鯉。
あれ?そういえばお母さんがいませんね。なぜでしょう。
諸説ありますが、お母さんに休んでもらって、お父さんが子供の面倒を見ている様子を表したものだといわれています。
本来はまごいのみだったようですが、明治時代からまごいとひごいの対で揚げるようになり、昭和時代からは家族を表すものとして子鯉=青い鯉を添えたものが主流となっています。
この頃から赤い緋鯉がお母さんの役割をするようになったようですよ。