ホップ ステップ エイジング

車の免許を取ったのもパソコンを始めたのも55歳過ぎ。
興味を持ち楽しみながらゆっくりゆっくり年を重ねていきたい。

家族構成

2005-10-08 21:18:46 | 友達
病院でいまどき珍しい大家族の友人に会った。少し認知症のある大おばあちゃんを筆頭に舅、姑、自分たち夫婦、そして4人の子供。
おばあちゃんをみんなで面倒見ている。
「おばあちゃんどう?毎日大変でしょ?」の質問に「精神的、体力的にはすごく大変だけれど、みんながひとつになっている。子供たちにそれを見せることで、思いやりやお手伝いが実体験できて、プラスになっていると思う」そういった。
若いのに偉い!
昔はそうしたことが当たり前の家族構成、人の繋がりの中で、
人生に大切なことを多くの家庭が学んでいた。
それは、「人と人は支え合って生きている」ということ。
今の時代にその4人の子供たちは、毎日の経験を「心の栄養」にしている。

最近の子は,死を目前にする経験が無いので死の重みがわかっていないという。
小家族ではなかなか味わえないからだ。
知っている子に、立派な家に住んで、外からは何不自由がないようにみえるが、
いつもいらいらしている子があるのを思い出した。ちょっとした事で友達とけんかし「むかつく、ぶんなぐってやりたくなる。殺してやる」という。
深みのある発言ではないと思うが、
「そんな事聞くと悲しくなるな。殺したら泣く人がいっぱいいるよ」と言ったら
黙っていた。
親の都合で2回離婚し、1年ほど前に母親が再婚した子だ。
立派な家を建てて、子供に理想の子供部屋をプレゼントしたつもりでいても、
そうした場所が子供にとって必ずしも居心地のいい場所とは限らない。子供たちが望んでいるのは、よき生活ではなく、よき人生なのではないだろうか。子供と一緒に食卓を囲み、馬鹿話をするだけでもいい。そのお母さんにはもっともっと向き合って温かい家庭を作ってほしいと願うのみである。

同じ年代の二つの家庭だ。
 
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