ホップ ステップ エイジング

車の免許を取ったのもパソコンを始めたのも55歳過ぎ。
興味を持ち楽しみながらゆっくりゆっくり年を重ねていきたい。

人間の欲望

2006-09-28 15:57:52 | 雑記
姑との会話
「戦争の時はな~んにも食べるものがなかったからあるだけで幸せだったよ。いまじゃあ、なんでもあるから食べられる。その代わり病気も増えてる。食べたら太っちゃうし、物のない時代の方がいいのかねえ」そういって笑った。
戦争直後生まれた私達の世代は、親は確かに子育てに苦労している。しかし本人はそれほど苦労を知らない世代だ。
よく「ある」「ない」が基準の生活だった。だから必死に働き、モノを購入し、便利さを手に入れ、豊かさも生まれた。必要なモノを購入することが価値であった時代だ。
「ない」から「ある」になったら次には、「より良いモノ」を、人々が求める事が、重要なポイントになった。それは、人によっては、ブランド品でなければ・・・とか機能性を求めたり、デザイン性であったり、よりゴージャスなものなどが判断基準となって来る。
そして、60数年後の今日、ついに価値の基準が、モノの「良い」「悪い」ではなく、「好き」か「嫌い」で選ぶようになった。
これはモノが溢れている社会の行き着くところではないだろうか。まだ先があるかなあ?手に入れたいと思えば「ないモノがない社会」になってしまっている。
欲望を物で満たそうという時代は終わりかな?
贅沢にどっぷり浸かった子供達を育てないように気をつけないと。



コメント
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