百姓通信
自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!
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幸せについて少し考えてみると、『幸せ(幸福)』自体が絶対的なものでないことに気がつく。というのは、あることがあっても、観かたや考え方で、幸せ(幸福)度数は異なって来るということだ。
何故、同じことに遭遇しても『なんて幸せ(幸福)!!』なんだろうと感じる時と「なーンダ・・・、この程度のことかッ!!」と思う時があるのか。それは、個人の受け留め方以外の何者でもなく、自己の気持ちの持ち方次第なのだ。
いつも感謝の気持ちを持ち、『あぁ、ありがたい、なんて私は幸せ者なだろう!!』と思えるか「なーんだ、こんなことか・・・もっと、もっと恵まれている人が他にいるのに・・・」としか思えないか、どちらになるかには大きな違いがあり、その事象の積み重ねで人生さえも大きく異なってくるような気がしてくる。
と考えると、すべての根源は自分の気持ちの持ち方ひとつであり、その気持ちの持ち方が自己の人生をも支配しかねない・・・ということになる。
ということは何か大きなパラドクスに入ってしまったかのようで、何か明確な答えを手にしたような不思議な感じになる。
答えは自己の中にある。ということは、強い自己をどう持ち続けることが出来るかということが重要であり、みんながプラス思考で日々に満足して生きていければ幸せな社会の到来は近いということか・・・そんなに簡単なことでもなさそうであり、個々の感情とある一定の人間の集団中で生まれる相互の感情の変化は決して単純なものではないことをもう少し考察する必要がありそうだ。

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意外!?にもフィンランドは、世界経済フォーラム(WEF)による国際競争力ランキングで1位である。1993年当時は失業率が20%を越えていたというが、現在は6.3%に抑えられ、その教育レベルや財政管理、政治のクリーン度合いや技術革新の潜在力、国をあげてのIT戦略や高齢化対策は他国とは較べられないほどうまくいっている。最近注目を浴びている教育に関しても、標準授業時間数は少ないものの、科学リテラシーで1位、数学的リテラシーや総合読解力でそれぞれ2位、で総合トップ(2003年,2006年)の成績を誇る。生活はのんびりしていて、職場も学校も共にリラックスしている、そんな中で、いつどのように学んでいるのか、成功の鍵として・質の高い教師・偏差値編成や能力別クラスなどがない・同じクラスでの特殊教育・学生のカウンセリングとサポート・少人数制・平等な義務教育・安定した政治・経済格差が少ない・教師という職業の社会的地位が高い・地域差があまりない・社会における教育の重要性が高い等があげられると現地の教育研究所の所長はいう。
考えてみると、現在の日本と正反対な施策になっていることがわかる。・教師の質が低下し、・偏差値偏向であり、・不安定な政治と・格差社会と・地域間格差・教育は大切だと思っているが支える仕組みが全く整っていない。哀しい国になりつつある。

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米政府が出資する研究組織「ワールド・バリューズ・サーベイ(世界の価値観調査)」は今年の夏、約100カ国・地域を対象に「幸福度調査」を実施、市民が最も幸せを感じているのはデンマークだと発表しました。日本は43位。
米ミシガン大学を拠点とする同組織は1981年から2007年にかけて、対象国・地域の計約35万人に(1)非常に幸せ(2)まあまあ幸せ(3)さほど幸せでない(4)まったく幸せでない-のいずれに該当するかを質問。さらに「最近の生活にどの程度満足しているか」を尋ね、回答を総合的に分析しました。
多くの国や地域で幸福度は年々向上していたそうです。調査責任者のイングルハート・ミシガン大教授は「経済発展より(政治的)自由を感じる時に幸福度も増すようだ」と指摘しました。(共同通信)
電通総研も世界価値観調査を5年おきに実施しており、「生活は去年と較べると向上した」「自分の人生を自由に動かせる自由度は」「収入は平等が望ましい、いや格差をつけるべき」「競争を好む、好まない」「環境保護と経済成長、どちらを重視」「日本人であることに誇りを感じる」とその質問は多岐に亘り、結論として価値観の多様化にともなうマルチスタンダードな社会ビジョンの形成の必要性を説いている。また社会の目標については、『経済の安定』『犯罪の防止』『より人間的な温かみのある社会』『お金よりも知識や思考を重視する社会』のどちらを選択するか問いかけ、最後に『グローバル化とローカル化の相生』『エコノミーとエコロジーの新結合』『中流意識からのポジティブな開放』『信頼社会に向けた政策』『ワーク・ライフの新しいバランス』『限りなくジェンダーフリーな社会』とサスティナブルな成熟社会のテーマをまとめている。



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豊かさの指標づくりを検討する際に、今一度その対象が「豊かさ」で良いのかどうかを改めて問いかけると、実は「豊かさ」こそ、高度成長期にみんなが目指したもので、この「豊かさ」を求めることは、もしかすると単なる経済の指標づくりに成り下がってしまうのではないかという危惧もある。
もし今後、新たに目指すものを設定するとするなら、やはり「幸せ」になるのではないか。しかしこの「幸せ」も、人によって千差万別、それぞれの価値観によって異なる。例えば、「あなたは幸せですか?」と尋ねると、その価値は全て個人の尺度によって測られることになり、そんな数値を統計化することが妥当であるかどうか、先ずは疑わなくてならない。
しかし、こういう疑問に対して、大胆にも国勢調査で国があるという。そう、あのブータンだ。ブータンは『国民総幸福量』を開発政策の根幹をなす概念に据えており、現国王によって1980年代から唱えられたといわれている。現国王は、『国民総幸福量』の増大は、経済成長よりも重要であるとはっきりと述べておられるようだ。しかし、この質問には戸惑いをみせたブータン人もいたようで、「質問が漠然としすぎていて、家族との生活に幸せを感じているか」とか、「仕事に生きがいを感じているか」といった、もう少し限定的な質問にして欲しかったという声もあったようだ。
ブータンは政策の中で、『国民総幸福量』に4つの主要な柱を持っており、それらは・持続可能で公平な社会経済開発、・自然環境の保護、・有形,無形文化財の保護、そして・良い統治になる。経済開発に一辺倒になって、自然環境が破壊されたり、自国の伝統文化が失われてしまっては、何の意味のないというのが、この政策の心にあたる。この『国民総幸福量』の増大の精神にのっとり、社会開発には特に篤い政策がとられているようだ。例えば、医療費は無料で、教育費も制服代などの一部を除いて無料。また、国土に占める森林面積は現在約72%で、今後も最低でも国土の60%以上の森林面積を保つ方針が打ち出されているようだ。また、良い統治という面では、行政と意思決定の両面での地方分権化を推進し、人々は、自分達の住んでいる地域の開発プランについて、自分たちで優先順位を決め、中央政府に提案するという仕組みになっているようだ。
単純に今一度、「あなたは幸せですか」という質問を国民全員にしてみることで、『幸せ』捜しをみんなでしてみるのも一考かもしれない。


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「ゆとりある生活」「豊かな暮らし」という言い方がよくされるが、「ゆとり」も「豊かな」も、「幸せ」とか「満足」と同様、はなはだ感覚的なものであり、個人差もあり、数値化にはなかなか難易度が高いと思われる。またその求める水準(レベル)も、なかなかどの程度で満足になるとまで言えなかったりする。お金がなくっても、貧しくとも、幸せな生活があったり、ボランティア活動などで生き甲斐を感じながら納得いく日々を送っておられる方も多いはずだ。
 『豊かさの指数』は一般的に、先ずは ・暮らしの「豊かさ」になるだろう。そしてだれもが最初に『所得』をあげる。住宅の取得や老後の生活に備えて貯蓄、時にはレジャーを楽しめるような十分な所得のあることも大切だったりする。
 しかし、所得が大きくても、働きづめであったり、家庭も顧みる時間もないような生活では、決して豊かとは言えない。そう考えると『時間』も大切な要因になる。
 住居や住んでいる町の生活基盤社会資本の整備も大切である、これを『空間のゆとり』と呼び、『所得のゆとり』『時間のゆとり』『空間のゆとり』の三つをまとめて、生活の『ゆとり』と定義してみよう。
「豊かさ」を考える場合、この『ゆとり』だけでは決して十分ではなく、時間があっても、その過ごし方が貧しくては、豊かとは決して言えない。文化・教育、スポーツ、レジャー、ボランティア活動など、『文化・教育・余暇』のための利便性や内容がどのように充実しているかについても、「豊かさ」を考える上で重要な要素になろう。
 更に、健康な生活がおくれ、何かあった場合の医療体制が充実し、犯罪や災害が少ない治安の安定した『安心・安全』も大切な要素になろう。
 『所得のゆとり』『時間のゆとり』『空間のゆとり』の三要素に、『文化・教育・余暇』『安心・安全』の二要素を加え、五つの要素で『豊かさ』を考えることにしよう。
 このように考えると、『ゆとり』『豊かさ』そのものを示す数値はなかなか存在しないにしても、『ゆとり』『豊かさ』を構成する五つの要素には、それぞれ内容を分析すると、数値で表すことができるものもあり、それらを指標とすると、それぞれの要素の水準値を推定することが可能になりそうだ。すなわち、五つの要素のそれぞれについて、数値で示すことができる代表的な指標を比較することにより、『所得のゆとり』の指数、『時間のゆとり』の指数、『空間のゆとり』の指数、『文化・教育・余暇』の指数、『安心・安全』の指数を作成し、更に、それを総合化することで、『ゆとり』や『豊かさ』の指標を作成することができるのではないかと思う。

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肥料  


あのWIKIPEDIAの中でも「肥料」の必要性について「農業は、土壌から栄養を吸って生育した植物を持ち去って利用する行為であるため、減少した窒素やリンなどを土壌に補給しなければ、持続可能な農業は不可能である。肥料はこの補給の目的で用いられる。」としている。
本当にそうなのか・・・。生育した植物は確かに肥料分を持ち去るが、その肥料分を誰かが生み出す事は、自然界の中(根粒菌や光合成細菌等が窒素を固定してくれる)ではありえることであり、そういう中で持続可能で循環型の農業が何とか成立させたく思っているのが私たちの活動でもある。
有機肥料が無機より優れているかどうかは、特に問題ではなく、植物にとってどういう成分がどの成長過程で必要で、それは直接植物が吸収するというより、土中の微生物や菌の活動により分子レベルで小さくなった物質(無機質でないとだめ、有機質でも吸収可能)が吸収されていると考えた方がなんとも適当で、俯瞰してみたときに生物多様性の世界を如何にして創り上げることが出来るか、また我々の手でどこまで保持出来るかなのではないか(出来るだけ自然界の邪魔をしないで・・・)。
肥料の考え方も、昭和25年に肥料取締法が施行されて、それ以降なかなか改訂されておらず、戦後リスクヘッヂ的な役割こそすれ、肥料の一般的な考え方は大きくは変更をされていない。
有機か無機かというより、肥料とは何で、発酵とは何を指し、堆肥とはどういう状態を指すのか、今一度しっかりと議論し、統一した見解をもち、今後の農業を語るべきなのでは・・・。

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こんなことを考えていたら、こんなことを実際にやっている人がいた・・・!!!
期間限定だったようで、もう閉店されているのですが、その名も『It’s a GOHAN World』!!
ごはんを食べさせてくれるレストランで、精米したての玄米を、お客さんの希望で 3分搗き、5分搗き、7分搗きと精米度合いもチョイスでき、土鍋を使ってお客さんが自ら炊く・・・!!
なんとあのツンクのプロデュースで、フレンチでもなく、イタリアンでもなく、和食でもない、ごはんを食べてもらうお店 ⇒ツンクが“ごはん”に着目したのは、ごはんはいつも最後に出てくる料理、家に帰ればいくらでも食べられるモノから、外でおいしく食べられるモノ、炊きあがるまでの間、その過程をみているとこの上なく幸せな気持ちになれる料理・・・ツンクはごはんが大好きだそうです。
ほんと、炊き上がるまでの間、炊き上がってから、みんなでワイワイ、一人秘かに、やっぱり日本人にはお米が一番!!!


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人間の身体には、「自分のカラダ」と「それ以外の何か」を見分けるシステムが備わっているという。ウイルス等が体内に侵入すると、体内では「自分のカラダ」ではないものを感知し、それらを徹底して攻撃し叩き潰そうとする、それが高熱という症状となって出現するという。
臓器移植などの場合の免疫による攻撃は、それはそれはすさまじいもので、移植された臓器がダメになってしまうばかりか、移植された人間の生命の危険にまで及ぶという。これが所謂『拒絶反応』ということになる。
骨髄移植の場合、その適合するケースは数万分の一といわれているが、完全に抗原が一致しているわけではないので、免疫抑制剤等を投与する中でなんとか適合させていくようだが、人間のもって生まれた“内なる己”を守る宿命との闘いはそれはまた壮絶なもので、まだまだ現代医学では解決できない課題も多いという。
ヒトiPS細胞の誕生は、その『拒絶反応』を避けることが唯一可能な方法として、再生医療の実現へ大きな一歩だといわれているが、技術的な課題も多く、且つ倫理的な課題の解決も同時にしっかりなされないと騒動のモトになりかねない。

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カマキリの産み付ける卵の高さで、その年の冬の積雪量を知ることが出来る!という。
・・・今年は少し雪が積もりそう、例年にくらべて。
というのは、いつもより約10cmほど高いところに、卵を産み付けているカマキリが数匹いたので。。。
卵を産みつけたカマキリ達は、いつの間にか何処かに姿を隠し・・・、来春の子ども達の無事誕生を祈っているのでしょう。

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昨日から明日にかけて三日間、滋賀県の県立大学で日本育苗学会が開催されている。全国から多くの先生方や専門の研究者達が集まり、様々な角度から育苗や栽培、そして抗体や遺伝子に至るまでの実験や研究結果の発表が、各ホールや教室で次々展開される。
四人のノーベル賞授賞に沸く現在の日本において、様々な分野で深い学問がされていることについては、大変好感を持つが、ひとつ間違うと経済効率や資本効率に靡きがちな現代社会を象徴しており、あまりお金にならない研究は避ける動きや先端的な研究をしているようで決して俯瞰した大きな命題を持っていない等になりがちなことについては少し疑問をもつ。
写真は、バレイショ育苗における抵抗性系統選抜のためのマルチプレックスpcr法の開発についての発表の模様

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