百姓通信
自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!
ビジネスブログランキング
 

肥料  


あのWIKIPEDIAの中でも「肥料」の必要性について「農業は、土壌から栄養を吸って生育した植物を持ち去って利用する行為であるため、減少した窒素やリンなどを土壌に補給しなければ、持続可能な農業は不可能である。肥料はこの補給の目的で用いられる。」としている。
本当にそうなのか・・・。生育した植物は確かに肥料分を持ち去るが、その肥料分を誰かが生み出す事は、自然界の中(根粒菌や光合成細菌等が窒素を固定してくれる)ではありえることであり、そういう中で持続可能で循環型の農業が何とか成立させたく思っているのが私たちの活動でもある。
有機肥料が無機より優れているかどうかは、特に問題ではなく、植物にとってどういう成分がどの成長過程で必要で、それは直接植物が吸収するというより、土中の微生物や菌の活動により分子レベルで小さくなった物質(無機質でないとだめ、有機質でも吸収可能)が吸収されていると考えた方がなんとも適当で、俯瞰してみたときに生物多様性の世界を如何にして創り上げることが出来るか、また我々の手でどこまで保持出来るかなのではないか(出来るだけ自然界の邪魔をしないで・・・)。
肥料の考え方も、昭和25年に肥料取締法が施行されて、それ以降なかなか改訂されておらず、戦後リスクヘッヂ的な役割こそすれ、肥料の一般的な考え方は大きくは変更をされていない。
有機か無機かというより、肥料とは何で、発酵とは何を指し、堆肥とはどういう状態を指すのか、今一度しっかりと議論し、統一した見解をもち、今後の農業を語るべきなのでは・・・。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« It’s a GOHAN ... 豊かさの指標... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。