2024年を迎えました。我が新年所感は、次の通りです。
老耄の迫り来る身の新年は、
迎えたくもあり、迎えたたくもなし
昨年は、随分長いことブログの投稿を休みました。その最大の理由は、勿論コロナの所為なのだと言えるのですが、もう一つ大きな理由があります。このブログのタイトルは、「くるま旅くらしノオト」なのですが、今迄は旅をするに際して、旅の中でその日に近い情報を記し、発信するようにしていたのですが、それが可能だったのは、旅車にそれが出来る環境が備わっていたからなのです。すなわち、PCを扱うスペースが確保できていたのです。旅車には、寝床を初め、衣類や食材などの保管スペース、調理及び食事のためのスペース、トイレなどが必要です。そのスペースの中にPCを使える機能が確保されていれば,毎日の発信も可能となるのですが、コロナの最中に旅車を新しい自作のバンコンに替えたため、PCを落ち着いて使えるスペースの確保が出来なくなってしまいました。以前の車にあったリビングもキッチンも無くなってしまったのです。そしてコロナのために休んでいる間に我が身自身の老化が急速に進み、それに合わせる様に書くという意欲が減退してしまったのでした。もはや、以前の様な形でこのブログを続けるのは難しい、としみじみと自覚したのです。実のところはこの意欲の減退というのが、ブログを中断させる最大の理由なのかも知れません。
昨年は、コロナの終息とも思える5類への移行もあったので、9月初めから10月初旬にかけて1カ月ほど、北海道・東北への旅を再開したのですが、ブログへの投稿は一切しませんでした。終わってから思い出などを書いてみても仕方ないという虚脱感の様なものが、心を占めていたのです。それは今でも変わってはいないのですが、一つ気づいているのは、これからは旅の鮮度などにとらわれずに、時々くるま旅をして気を紛らわしている老人の独り言の様なものを書くことにしようかなどと考えています。本来のタイトルが目指したくるま旅の記録とはかけ離れることになり、タイトルを変更すべきなのだと思いますが、それも面倒なのでそのままにして、今まで以上にくるま旅とは関わりのない話を増やすことにしようとそう思ったのです。
これを書いている今日は一月一日。午前中年賀状を受け取りました。年々年賀状の数も少なくなって、今年は100枚を少し超えるレベルでした。それらを一枚ずつ読んでいると、その人の昔の顔などが思い起こされて、懐かしさが膨らむのですが、それらの中に、このブログを読むのを楽しみにしているという方が居られるのを知り、これはサボってはいけないのだなと、改めて強く感じました。それで、今年からは、最早旅にこだわるのではなく、自分自身の現在の存在の証をお知らせするというつもりで、テーマにこだわらず投稿を続けて行こうと心に決めた次第です。そして早速その初めがこの記事ということなのです。