湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

横浜国際プールの記録会

2007-05-21 19:37:27 | Weblog
昨日は久しぶりに長男の水泳記録会を観に行きました
3月の全国大会以外では、中学の水泳部に入ってから、はじめてです
横浜国際プール主催の未公認の記録会です
気楽な記録会ではありますが
夏の全国中学大会出場を考えますと
それなりに気合がはいります
結果は散々でしたが・・・

ゴールデンウィークの合宿以来
どうも長男は疲れが抜けない感じで、元気がありません
練習を減らしても効果は無く、おそらく気分的なものでしょう

長男は時間がないので、ストレスが溜まっているのでしょう
中間考査が終わったら、水泳漬けの生活にしてやろうと思っています
練習を減らして、わずかばかりの時間を作ったところで
どうせ、気持ちが宙ぶらりんの状態になるだけで
かえって気持ちが不安定になってしまうのでしょう
中学受験の前ですら、練習は休まなかったのですから

競泳は過酷なスポーツです
中学生のくせに不整脈がでたりします
リタイア後に肺に異常が出る人もいます
しかし反面、たしかに身体は強くなります
生涯続けられるスポーツでもあります

子供には好きなスポーツを続けさせてやりたい、それが親心です
ただし長男の場合、好きだからというレベルを超えてきています
勝つために、最大限の努力を積まなければなりません
そこまでやらなければ、スポーツの本当の面白さも凄さも分からないのでしょう
私の知らない世界がそこにあります

尚、横浜国際プールの記録会は誰でも自由に参加できる競泳の記録会です
興味のある方は横浜国際プールに直接お問い合わせ下さい
子供からお年寄りまで、タイムも年齢も関係なく参加者がいます
オリンピック選手も、飛び込みのできない子供も参加します
障害者の方が見事に泳ぐ姿も、子供達に見せておきたい光景です
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心の闇?

2007-05-20 17:56:28 | Weblog
凶悪事件が起きますと
とりわけ猟奇的な凶悪事件が起きますと
マスコミは犯人の”心の闇”なる言葉を使いたがります

凶悪犯罪を犯す人は、他人に分からぬ
暗い心の奥底で、深い恨みつらみを積み重ね
ついに犯行に及んだと、マスコミや識者は考えたがるのです

私に言わせますと、凶悪犯罪、特に人間離れした凶悪犯罪を犯す人は
”心の闇”よりも”心の空白”をもつ人です
野獣のような行為を犯す人は、まさに野獣の心を持つ人であり
逆に言えば、人間の心が空白なのです

野獣が人間を襲い、服を食いちぎり、内臓を引き出し
食べにくい頭部を野ざらしにしても
彼らに、その行為の忌まわしさを感じる感性はありません
故人の生前の業績を考えることも
遺族の悲しみを想像することもありません
当たり前です、野獣に人の心は無いからです

自分の母親の首を持って警察に自首した少年は
相手は誰でも良かったという発言をしているようです
残虐な行為に興味があり、それをしてみたかったようです

これなどが、まさに野獣の心です
野獣にとって人間の区別は外敵か獲物か、ということです
それを識別するものは、自分との力関係です
自分より弱いものは獲物であり、自分より強いものが外敵です

人の心に、なぜ野獣の心が住み付いてしまったのでしょう
脳のどこか、人間らしさを司る部分に障害が発生し
人の心を失ってしまったのかもしれません
そうした病理学的可能性は排除できないと思います

しかし、また別の可能性も考えておく必要があります

人の心というものは後天的に形成されるものです
狼に育てられれば、狼のようになってしまうのが人間です
人の心は人間的環境の中で、はじめて育つのです

食事が”餌”と区別がつかなくなる時
情報が”感覚的刺激”以外の意味を持たなくなる時
日常生活が”生理的欲求”だけを満たし、文化的要素が欠落する時
はたして、人は人としての感性を育てることができるでしょうか
心にぽっかり”空白”ができてしまう危険はないでしょうか
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人質事件

2007-05-19 16:04:51 | Weblog
銃を持ってたてこもる犯人に対し
撃たれて現場に倒れている警察官を5時間も放置し
挙句の果てに、特殊部隊の一人が射殺されるという
最悪の事態が起こりました
あきらかに愛知県警の失態です

人質の元妻は自力脱出し
警察により身柄を安全に保護されたのが、犯人だけなのですから
なんとも、やりきれない思いがします
まるで犯人の安全確保のために、警察官が犠牲になったような事件です

おそらく指揮官は人質の安全を最大限考慮したのでしょう
しかし、それ以上に考慮したのが、自分自身の地位でしょう
とにかく失態をしないように臆病な姿勢に終始したため
すべてが悪い方へ悪い方へと展開したのです
指揮官は見識も勇気も無く、事態を最悪の展開に導きました

やがて事態の詳しい状況が
マスコミ等に漏れ伝わってくることでしょう
ただし、マスコミは警察には弱いですから
真相は闇の中となるでしょうし、表立った批判も起きないでしょう
むしろ犠牲となった特殊部隊の隊員を英雄視することでしょう

今回のような、人質をとる卑劣な犯行というものが、時々あります
犯罪全体の中では、極めて少数の事例だと思います
しかしマスコミの注目度が異常に高まる犯罪です
警察の対応は世間の注目を集めます
警察の理想としては、人質の安全を確保した上での犯人逮捕です

警察の考え方は甘い・・・というのが私の感想です
私の考えでは、投降に応じず、銃を発砲するような犯人は射殺すべきです
それ以上の被害の拡大を防ぐためにも、累犯を防ぐためにも

犯人が武器を持たない場合や、武器を未使用の場合は
勿論、別の方法を考慮すべきです
しかし今回のようなケースは
被害者救助のための突入をためらう理由がありません

犯人が武器を使用した時点で
警察の主目標を、人質の安全確保から
犯人の逮捕、制圧へと転換しなければなりません
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心のパワー

2007-05-18 14:36:33 | Weblog
体のパワーの他に
心のパワーというものが、人にはあるようです

肉体疲労時に身体を動かすのがつらいように
心が疲れている時は、何を考えるのも、面倒になります

疲労の原因も様々で
一番キツイのが心労と呼ばれるものです
考えてもしかたがないことを、考え続けなければならない事態
そんな状態でいるとき、身体をこわしたり、倒れたりすると
心労がたたる・・・と表現されます

大した悩みもない私生活と
悩みから解放されることはないであろうと思われる
経営者としての人生
それなりの難儀はありますが、私は幸せな人生を送らせてもらっています
神様にも世間様にも感謝しなければいけないでしょう

そうでありながら、私は倦怠感が抜けません
おそらく長年の不摂生がたたり、疲れが抜けにくい体質になってしまったのです
こうなると、時間はあっても、楽しみがありません

やるべきことが山のように溜まりながら
やりたいことは隅に追いやられ、心が窒息しそうです

心のパワーは
自分が本当にしたいことをする時
全開になるもののようです
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若く健康で元気な時から・・・

2007-05-17 17:27:06 | Weblog
昨日、若いビジネスマンと商談中
バリアフリー住宅の話となり
彼の実家の話題となりました

彼の話によれば
祖父母のために、大規模リフォームをして
バリアフリー化したのですが
祖父母が相次いで亡くなられたため
ご実家には、フラットな床の大きな部屋が残っただけだった
とのことでした

私はこの話に興味を持ちました
とても皮肉な結果となったリフォームではありますが
けして偶然ではなく、そうした可能性も
今後は考えなければならない問題だと思うのです

たしかにバリアフリーで床に段差が無ければ
お年寄りにとっては安全かもしれません
しかし自宅の場合、段差や危険な場所は、すでに頭に入っていますから
実際の危険は少ないものです

ところが住み慣れた場所がリフォームされてしまうと
その環境に適応するのに時間がかかります
若い人ならどうということもないことでも
歳をとると、きついことなのです
かえって、それがストレスとなってしまいます

バリアフリー住宅というと
どうしても高齢者や障害者のための特別な住宅という印象が強いようです
しかし本当は誰にとっても使いやすく安全であることを目標としているのです
バリアフリーはユニバーサルデザインの一貫であり
全ての人が文明の恩恵から疎外されないための方法論なのです

そのためには、あらゆる可能性を想定し
はじめからユニバーサルデザインにしておく必要があります
どんな素晴らしいデザインも、不慣れな人は疎外されるのです

バリアフリーは、若く健康で元気な時から
困った事態に陥る前から
用意してください
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狂気と正気

2007-05-16 16:39:41 | Weblog
毎日、いろいろな事件が起こるものです
自分の母親を殺し、切り取った首を持って
警察に自首した少年がいます
この猟奇的犯罪の話を聞きながら
私は、不気味さを感じるよりも、ブラックユーモアを聞かされている気分でした
彼は”自首”という言葉を
首を持って警察に行くことだと考えたのではないでしょうか?

同じ様な気分になったのが「赤ちゃんポスト」の最初の利用者です
「赤ちゃんポスト」というのは
子育ての困難な母親が子供を殺したりしないように
ここに持ってくれば病院で預かり
将来、母親が引き取る可能性を残すシステムです
上手く表現できませんが「安全な捨て子システム」です
その最初の利用者(?)が男性に連れてこられた3歳の男の子です
その男性は、「赤ちゃんポスト」を子供の年齢に関係なく利用できる
「安全な捨て子システム」だと解釈したようです

あまりにも凶悪な事件や理解不能な事件が起きますと
私は、それを現実の出来事と認識できず、笑ってしまいます
すくなくとも、人と話すときには、笑いながらでなければ話せません
私が軽薄な性格だからではなく
自分の問題として真剣に考えるのを拒否したい・・・
そんな心情によるものだと思います

マスコミュニケーションが発達した現代は
日常感覚を超えた事件や出来事が
日常のなかに平然と飛び込んで来ます
フィクションの世界は、そうした日常を超えるべく
さらにエスカレートした過激なストーリーや映像を創造します
そうした刺激的な情報環境の中で
いつの間にか、私達は現実と架空の世界が分別ができないような
精神の混乱に陥っているのかもしれません

正気に返れ・・・という言葉が意味を失い
正気と狂気の区別がつかなくなる・・・
狂気を狂気と感じることのできない世界
そんな恐ろしい世界が、眼前に迫ってくるのを感じるのは
私ひとりでしょうか
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国民投票法

2007-05-15 18:24:21 | Weblog
国民投票法が成立いたしました
自民党は民主党との共同提案を模索して
不要な妥協を重ねましたたが
やはり、最後まで裏切られました

安倍首相の意思は尊重します
実行力もかつての指導者には見られない強さがあります
ただ私が不思議なのは、どうでもいいところで
首相は弱気になり、妥協を繰り返すところです

政治家ですから、ある種の妥協は戦術的に必要なのかもしれません
しかし、どうも間違った戦術を使っているように思えてなりません
それとも、首相の背後に、何者か、首相を操っている存在があるのでしょうか
どうも釈然としない私です

アメリカとの関係も中国との関係も、私の釈然としないところです
首相個人の資質の問題の他に、何か日本の国自体の幼稚化を感じるのです
政治家もマスコミも、外国人に小馬鹿にされる、子供の集団のようです

私は憲法改正は必要だと考えますし
特に戦力放棄や戦争放棄の条項は破棄すべきだと考えております
しかしそれとて、国民が独立国として当然持っている自衛権を自覚し
マスコミや教育界が訳の分からない議論をしなければ
さほど急ぐことはないのです

それに、憲法改正よりも重要なことは
現行憲法の無効決議だと思います
占領下に強制された憲法は無効だと宣言した上で
憲法を含む占領下に制定された法令は
原則無効の暫定法とし、漸次改廃するとすればよかったのです
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従軍慰安婦

2007-05-14 14:54:25 | Weblog
「従軍慰安婦」という言葉があります
現実には存在しない、後世の作家が作り出した言葉です

戦場の兵士達を慰問する芸能人はいました
歌手や役者がそうしたことをするのは日本にかぎりません
ベトナム戦争を題材としたアメリカ映画「地獄の黙示録」を観れば
ヘリコプターから降りるプレイメイトを熱狂的に迎える兵士達が描かれています
あれが慰問と呼ばれるものです

現在「従軍慰安婦」と称されているのは
そうした芸能人や有名人のことではなく
戦場の近くの軍の基地や駐屯地の周辺で売春を行っていた人々です

明日無き戦場の男達を相手にする商売としては
飲食店や写真館があります、そして慰安所と呼ばれる売春宿もあったのです
慰安婦は大変儲かる商売で、数年で大きな財産を築くことができました
したがって希望者も多く、過半数は日本人です
朝鮮人や外国人も若干は存在したようです

慰安所は民間人の経営になるものです
慰安婦と呼ばれる人々は民間業者が集めた民間人です
戦場の近くで商売をしていた民間人ですから、従軍していたわけではありません

従軍というのは、軍属として軍と行動をともにする人々で
従軍看護婦とか従軍カメラマン、従軍記者という人々がいたのです

日本軍は慰安所の設置は認めましたが、兵士に病気が蔓延しては困りますから
衛生管理面の監督をしていました
また悪質な業者が女性を騙して連れてくる場合があり
軍はそうした女性達を助けたり、一般の人々に注意を呼びかけたりしました
軍としても、最低限そうした関与はせざるをえなかったのです

日本軍の場合、国内業者が軍を追いかけて占領地までいきましたが
米軍の場合、日本を占領した時は日本政府に命じて慰安所を作らせました
強制的に慰安所を作らせ、慰安婦を集めさせたわけです
その米国が今、旧日本軍に関わる「従軍慰安婦」問題で
日本非難の決議をしようとしています

皆さん、どう思われますか?

コメント (1)
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現代の特攻隊

2007-05-13 16:44:33 | Weblog
昨日、小田急中央林間駅の近くで人身事故があり
小田急線が一時、運行を停止したため
息子の帰宅時間が遅くなりました

今の日本は豊かであり、大卒の就職状況も好調のようです
若い人の雇用に明るさがあることは良いことですが
中高年を取り巻く状況は依然、厳しいものがあるのではないでしょうか

小田急線の事故に関しては、詳しいことは分かりません
しかし鉄道事故の多くが、実際には自殺であることは
知る人ぞ知ることです

生命保険という商品が発明されて以来、自殺はお金を生む行為になりました
ただし通常の生命保険は自殺を認めていないようですから
うっかり自殺と認定されると、生命保険会社の丸儲けになります

そこで自殺者は自殺と認定されるのを避けるため
事故を装うこととなります

自分が死ねば、家族が住宅ローンの重荷から解放される
自分が死ねば、生命保険で生活費がまかなえる
そう考える働き盛りの男達の存在を、私は知っています

平成不況に入ってから、倒産やリストラが続き
働き盛りの男性の自殺が増えました
おそらく、その多くが、家族を支えるための自殺であったと思われます
その数は、第二次世界大戦の時の特攻隊の数より多いのではないでしょうか
私は以前にも、このブログで
鉄道自殺者の多くは現代の特攻隊であると書きました

日本男性の悲しき性(さが)とでも言うべきもの、それが自己犠牲の精神です
謙虚で、自己主張が少なく、いざとなれば自分を犠牲にしてしまう
自分の部屋すらないマイホームを守るため
必死に働き、力尽き、最後は我が身を犠牲にする
あまりにも悲しい、その人生に・・・私は言葉を失います
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「旧モーガン邸」焼失

2007-05-12 19:10:17 | Weblog
藤沢市大鋸にあった洋館「旧モーガン邸」は
本日(2007.5.12)午前4時頃出火し、ほぼ全焼したそうです

「旧モーガン邸」は旧丸ビルを手掛けた米国人建築家J・H・モーガンが
1931年に自宅として建て、日本人の妻とともに暮らしていました
モーガンの死後、所有者が転々として、荒れ果てていましたが
地元住民らの保存運動が起こり
現在は、藤沢市と財団法人「日本ナショナルトラスト」の共同所有となっています

「旧モーガン邸」は機能的な洋館でありながら、床の間があり
和洋折衷のユニークな建物であったらしいのです

私は残念ながら「旧モーガン邸」は観たことがありませんでした
約7700平方メートルの敷地があり
鬱蒼とした森に囲まれた敷地だそうですから
地元の人々にとっては、貴重な緑地でもあったと思います

地元住民を中心に結成した「旧モーガン邸を守る会」は
同邸補強工事のための寄付金を募り
月一回の割合で、敷地の草取りや建物への風入れをしていました

整備された「旧モーガン邸」は外部からの侵入を容易にしました
火災を防ぐため、電気も無かったそうです
外部に放火の形跡も無いそうですから
不法侵入者による放火、もしくは失火ではないかと思われます

皇后陛下のご実家は、反対運動も空しく、国税庁が解体しました
解体を免れた「旧モーガン邸」は、原因不明の火災で焼失しました
公共建築物とは違い、住宅のような、本来私有物であるものを
文化財として保護することの難しさを思います

住宅というものは、人々がそこに住み
そこで生活しながら維持されるのが理想です
公共機関による保存に、反対はしませんが、限界があるのも確かです
住宅は、そこに暮らしたい人が、いつまでも永く暮らせることが理想です

現在の日本の税制では
人が死ねば、遺族から家を取り上げ、解体して売り飛ばすのが
公共機関の仕事になっています
日本の歴史上、最悪の住宅税制のもとに、私達は生きています
相続税や固定資産税を廃止する政治家が現れたら
私は喜んで一票を投じることでしょう
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