湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

時間の価値

2009-12-31 11:49:27 | Weblog
いよいよ今年も今日で終わりです

皆さん、今年はどんな1年でしたか?

私は、良い年でしたよ!

来年はどんな年になるでしょう?
といっても、来年まで、もう10数時間しかありませんけれど・・・

大晦日から元旦にかけての時間というものは
子供の頃から、独特のものがありました
同じ時の流れでありながら
人の意識が、その時間を、特別な、ドラマチックなものとします

1年が終わり、新しい1年が始まるという、その時
地球が1回転するのを実感するような
不思議な高揚感があるのです

時間は平等です
誰にとっても、1日は24時間しかありません
時間を大切にすることが、その人の豊かさを決めます
有意義な時間を増やし、無駄な時間を減らすこと
楽しい時間を増やし、不快な時間を減らすこと
そうした方向に人は進んで行きます

人の労働の価値も
顧客の有意義な時間を増やし、無駄な時間を減らすことにあります
人々の楽しい時間を増やし、不快な時間を減らすことに意味があるのです

便利な新商品が次々に開発されるのも
消費者が、無駄な時間や不快な時を嫌うからです

無駄、不快、不便が存在するところには
必ず、新商品開発のヒントが隠されています

人の努力の価値は
人々に、どれだけ良い時間を与えられるかどうかで測られるのです

時は、一度過ぎ去ってしまえば、もう二度と戻ってきません
過ぎ行く時に、愛惜の念を抱きつつ
新たな時を、全身で受け止めようではありませんか!
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1年の時の刻み

2009-12-30 14:22:55 | Weblog
いよいよ今年も残すところわずかになりました
今年は、私にとっては、よい年でした
仕事も、子供達の成長も、順調で喜ばしいかぎりでした

この一年間は、世間は不況の大合唱と
政権交代の空騒ぎに終始しました
私の周囲は、それらに無関係に明るく元気でした

けして、皆が皆、景気が良いわけではありません
それどころか、不景気の影響を受けている人も多かったと思います
それでも、私の周囲の人々は、そうしたことを表に出さない人が多いのです

不景気に流されて、不景気な顔をしていても
何かが解決するわけではありません
ならば、ここは覚悟を決めて、不況に負けず生きるしかないのです

私も、個人的には、気分が高揚するというようなことはありませんでした
金融機関の貸し渋りがあり、仕事がしにくい年でもありました
そういう意味では、不愉快な年でもあったのです

今年は、客観的には、すべて上手くいっているように見えても
私自身の個人的な感情としては
必ずしも気分爽快というわけにはいきませんでした

思い通りにならないことも
それが運命であると諦める場合と
乗り越えるべき壁であると自覚すべき場合があります
銀行の貸し渋りなどは、運命だと思って諦めていました

そして、挑戦すべき目の前の壁に
体力、気力、能力・・・ともすれば、年毎に、自覚する衰えがありますが
そこを奮起して、挑み続けるのです

年が終わり、新しい年を迎える気分の中に
確実に刻まれていく1年1年の時間があります
その時間に、確かな自己を刻印するためにも
挑戦し続けなければなりません
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

恋の本質・・・恋愛力11

2009-12-29 20:04:24 | Weblog
私はここまで、不慣れな恋愛論を続けてきましたが、もうやめます
やはり、私には不向きな特集でした

本当は不器用な独身男達に
ちょっとした恋愛成就のヒントを教えてあげたかったのですが・・・失敗でした

むしろ私は
現代人の愛と性を取り巻く状況に思いをはせ
暗澹たる気持ちに陥りました

考えれば考えるほど
気分の落ち込むことばかりです

ただ、希望があるとすれば
若い人達の恋愛観が健全であることです
私の周囲の若者達は、長い恋愛期間を経て
結婚に至っています

就職が決まり
お互いの未来がある程度見えてきてから
結婚をしています
当然といえば当然のことですけれども
健全で、しっかりしていると思います

やはり恋は、若い人達の特権なのかもしれません

私自身、正直なところ、成熟した男女の恋というものを想像できません
否、想像するだけなら、できるかもしれませんが
身近な事例がありません
私は、そうした恋愛の実例を身近に見たことがないのです

ただし、まったくないかといえば、そうでもなく
私の知るケースでは
いつの間にか同棲を始め
ある程度、時の経過を待って周囲に知らせ
最終的には結婚に至るというパターンが一般的です

やはり成熟した男女ともなれば
それなりの過去もあり
当然ながら男女関係の過去もあるわけで
感情的な問題以外にも、諸般の事情があり
結婚まで一直線とはいかないのでしょう

ここに恋愛の難しさがあります
できれば、若いうちに、よい恋をしておくことです
しかしまた、どんなに年齢を重ねても
その歳なりの恋というものはあり
どんな場合でも、恋は、甘いばかりではなく、切ないものだということです

やはり、恋には、近道もマニュアルもありません
そして恋は、恋人を発見することであると同時に
自分自身に出会うことでもあります

人を恋することによって
自分自身が知らなかった別の自分に出会います
戸惑いながらも、その現実を受け入れざるを得ません

偉そうなことを言っていても、恋をすると
平凡な一人の男であることを認めざるを得なくなります
あるいは、平凡な一人の女であることを認めざるを得ないのです
そうした事態に立ち至って、はじめて
人は、恋というものの本質を知るのです

カップルの数だけ恋はあります
ただし、その本質は
自分自身を、一人の男であると自覚することであり
同じく、一人の女であることを自覚すること・・・という共通点があります

恋は
着飾ることではなく、脱ぎ捨てることです・・・
互いの信頼がなければ、できることではありません
そして、勇気が必要です
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

性意識の歪み・・・恋愛力10

2009-12-28 17:13:53 | Weblog
結婚生活の重要な要素に、性生活の充実があります
実際に、結婚生活が

「いいものだ」

と思えるためには
性生活が充実しなければなりません
この点が、何故か現代ではタブー扱いされているのです

この理由は、独身者の性欲が商売のタネになるからです

充実した夫婦生活を持つ人々には
性欲をダシにした商売の付けこむ余地はありません
性的不満を持つ者に対しては
じつに多くの商売が、有望な消費者として目を着けています

売春や性風俗産業はもとより
アダルトビデオ、ヌード写真、アイドル写真
ポルノ小説、恋愛小説・・・

直接的ではなくとも
音楽や映画には、セックスアピールが要素として含まれています

性的アピールが現代文化の根幹をなしていて
それによって、多くの産業が成立しているのです
そうした産業界の要請により
結婚制度によって守られていた性的安定性が脅かされているのです

不倫ブームなどというものは
恋愛小説や恋愛映画で儲けたい産業界の宣伝工作なのです

人は情報に踊らされます

なんとなく夫婦の性生活など、つまらないものだと思い込み
セックスレス夫婦などが増えてくるのです

独身者のセックスは非日常行為です
さらに、恋人のいない独身者向けに作られた映像作品などは
ほとんど妄想の具現化です
こうして出来上がったセックス観は、おそろしく歪んだものになります
度を越すと、まともな人間関係を作れない人になってしまいます

それとは別に、薬物の危険もあります

タレントの酒井法子さんが陥った薬物は
ただ気分を興奮させるだけではなく
性的興奮と快楽を亢進するものです

ああした薬物を使った性行為に嵌ってしまうと
もはや、そこから逃れることができなくなるそうです
結婚してもなお、セックスを非日常的な快楽追求の手段と考えると
薬物に手を出す危険さえあるのです

結婚生活にとって
性行為は日常行為になります
特別な仕掛けや、異常な興奮は不要です
それでも性行為は、女性にとっても男性にとっても
大きな肉体的喜びと、精神的な慰安と、満足を与えてくれます
それ以上の多くを期待する必要の無い充実した行為です

夫婦関係の揺らぎや独身者の増加といった
現代の不幸の背景には
商業主義に踊らされた、独身者達の性意識の歪みがあります

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人肌の魔力・・・恋愛力9

2009-12-27 15:42:58 | Weblog
私は34歳で結婚しました
当時は、少し遅い年齢の結婚と思われたかもしれません
妻が21歳だったので
こちらは、少し早い結婚であると思われたかもしれません

私にとって、この結婚が素晴らしいものであったことは
あえて、ここで強調するまでもないでしょう
自分の結婚が不幸なものであったら
私は人に、ここまで熱心に、結婚をすすめたりしません

5人の子供に恵まれたことが
私達の結婚生活を真に充実したものにしています
そこでまた、自分より若い人には、子供を生めとけしかけるのです

自分より若い人達に結婚をすすめても
実際には、最低限の恋愛テクニックを身に付けませんと
結婚にはたどり着けません

そこで「恋愛力」と名付けて
恋愛術の連続講義をしたわけです
しかし、何度も繰り返しますが、これほど私に不似合いな講義もありません

私は、世間の普通の人と比べても
恋愛経験が特に豊かなわけではありません
私以外に、より適切な講師は、大勢います
しかし、止むを得ません、私がすることにしたのです

世の恋愛学は、快楽主義に傾き過ぎてはいませんか?

私の恋愛学は、あくまで結婚に至る手段として恋愛学です

私は34歳で結婚して、本当に良かったと思っています
もし、あの時、結婚していなかったら
今でも独身であったかもしれません
そして、もしかしたら
わけの分からない結婚詐欺師に引っかかっていたかもしれません
人肌の魔力に理性を失っていたかもしれないのです

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

未熟と成熟・・・恋愛力8

2009-12-26 17:07:50 | Weblog
昔は、結婚していない男女は、一人前の大人とは見なされませんでした

人が大人になるためには
社会人としての経験と、結婚生活が必要だからです
今は違います
人は、社会人の経験がありさえすれば、一応、大人と見なされます

しかしそこに、大きな問題もあるのです
本来、大人としての経験のない者が、大人として扱われていることです
そして、もう一つ
結婚前に、すでに形式上、大人となってしまっていることです
本来、多くの人は、結婚を経て、大人になっていくのに・・・

未熟者同士が一緒になるのが、従来、普通の結婚の姿なのです
いい大人になってから結婚するのは
従来の結婚文化からするとイレギュラーなことなのです

現代人であれば
学生時代の恋人と、社会人になってから結婚するのが
一番上手くいくパターンかもしれません

現代の法律万能社会は
二十歳になれば、形式的に、誰もが成人として、同じ権利を与えられます
これが現実社会では、まったく無意味なことは誰でも知っています
実社会は、実績と実力の世界です
年齢だけでは、まったく相手にされません

実社会を生きれば
自分が未熟者であることは、いやでも思い知らされます
しかし何故か、男女関係では、自分は一人前の大人であるという
妙な自信が、特に、最近の女性に見受けられます

この点にこそ、未婚者激増の真因があります
自分が未熟者であることに無自覚な女達の激増・・・

恋愛経験だけで”性”を知ったと思い込む人は
食前酒だけで、レストランを論じるような滑稽な人です
すくなくとも、レストランを論じるなら
フルコースを味わってからにしなければなりません

女性の”性”のフルコースは
結婚生活により、日常に性生活のある生活をし
妊娠し、出産し、子育てをすることで完成するのです
孫の面倒を見るのが、食後のデザートのようなものかもしれません
だからお婆ちゃんは孫に甘いのです・・・デザートですから
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大人の恋・・・恋愛力7

2009-12-25 18:11:02 | Weblog
恋をする苦しみ
そして結婚の苦しみ
それは、それを経験した人にしか分かりません

じつは、子育ても苦闘の連続です
これまた、それを経験した者にしか分からないことです

子育てに関しては
苦労の連続であったはずなのに
振り返ると、幸福な思い出しかありません
どんな苦労も、幸せな思い出になるのです

恋愛につては、どうでしょうか?

私の個人的な思いを語るならば
どんな悲しい恋でも
それをしなかった人生よりはまし・・・というものです

恋に、後悔は似つかわしくありません
人を愛することに
そして、それが自分にとって幸せな結末とならなかったとしても
人は、けして後悔しないのではないでしょうか?

恋に躊躇する気持ちの中に
傷付くことを怖れる気持ちがあります
これは女性だけでなく、男性にも強くあります
かく言う私にも、あります
恋は、時に、人を激しく傷付けます

青春の恋であるならば
ダメモトでアタックしろともいえますが
大人になると、そうともいえません
やはり、はじめから傷付きそうな恋は・・・避けた方がいいかと思います

大人になるということは
ある程度、価値観が固まるということです
これは、人の好みについても同じです
一度好きになった人を、なかなか嫌いには、なれないものです

だから、大人の恋は・・・後を引きます
別れは辛く、未練が残るのです
当然、傷付きます

傷付くことを怖れては、大人の恋はできません
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平凡な幸せ・・・恋愛力6

2009-12-24 15:57:54 | Weblog
今日は、嬉しい知らせがありました
知り合いの女性からの結婚報告です
たまたま仕事で、今日、会ったのですが
そして、まだ独身のままだろうという私の予想は見事に裏切られ
なんと、最近結婚したというのです

もともと、とても可愛い美人ですから
結婚相手を探すのに不自由するタイプではありません
だからこそ、彼女が独身でいるのが
なんとも、もったいないと私は思っていたのです

20代も終わりに近付いていた彼女に対し
私は、女にはタイムリミットがあるぞと脅かしていたのです

「ほんとに、そうなんですよね~」

と、少し不満そうに言う彼女を見て
私は、彼女にボーイフレンドがいて
しかし、あと1歩の踏ん切りがつかない状況ではないか・・・と想像しました
余計なことを言い過ぎたかなと反省もしました

私は、なんとも困ったセクハラオヤジだったのです

彼女からの結婚の報告を聞いて、なんだか安心しました

若い人達に結婚をしてほしい、子供を生んでほしいというのは私の願いです

男女が結婚し、子供を生み育てる
それが当たり前の人生行路であるような社会
それが私の理想です

もちろん、そうした道から離れる生き方もあり、運命もあります
それはそれで、私は否定はしません
しかし、平凡な普通の人が、普通に幸せになる道というのは
結婚して子供を生み育てることなのです
それが私の信念です

賞賛に値する非凡な人生というものもあるでしょう
しかし、だからといって
平凡な人生や幸福を否定したり、見下したりすることは間違いです

ある意味で、結婚は苦しみです
恋愛が苦しみであるように・・・
そこには、努力、忍耐、自己犠牲が必要です・・・

しかしまた、結婚は喜びです、大きな喜びです
結婚しなければ経験できない大きな喜びがそこにあります
その喜びと幸福は子育ての過程でピークに達します

苦労と幸福がセットになっているのは
恋愛、結婚、子育て・・・に共通することです
これらに関しては、どんな苦労も、不思議と後悔することはありません
その経験が、それをしなければ味わえない
人生の、深い味わいを残してくれるからでしょう
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

共有できる幸せ・・・恋愛力5

2009-12-23 19:12:14 | Weblog
恋の難しさとは
人の心を理解する難しさです
とりわけ、人を愛する気持ち・・・恋愛感情は難しい

どうして、その人を好きになったのか
正直なところ、自分でも分からないわけです
こうしたら女性に好かれるという、いくつかの基準はあるでしょう
しかし現実に、恋はマニュアル通りにはいきません

私がここで語ろうとしている恋は
遊びの恋ではありません
真剣な、独身男女が結婚に向かえるような恋のことです

結婚に至った男女を見ていると
間違いないことは、互いに信頼関係があることです
そして、気が合うというのも、大きな条件です

恋愛をあまり難しく考えず
気の合う人と信頼関係を作ることだと考えれば
世間一般の人間関係と本質的には変わらず
常識と誠意があれば、1歩を踏み出だせることが分かります

しかし、一歩を踏み出すためには、相手がいなければなりません
出会いのチャンスがなければならないのです
もし職場で出会いが無いのであれば
遊びの中に男女の出会いが沢山あります

若者達よ、否、独身者達よ

「遊べ!」

それが私のシンプルなアドバイスです

サラリーマンの中には、出会いの少ない業種というのもあります
なかなか休日や遊ぶ時間を取りにくい職場もあります
しかし、酒が飲めるなら、夜の酒場にも恋はあります

昔の人は、こういう世界の女性を良く言いませんでした
しかし今は、そうした意識は消えてきたようです
私は、夜の酒場で出会い結婚に至ったカップルを何組か知っています
皆、幸せにやっています

趣味の世界には、間違いなく男女の出会いがあり
本当は、1対1のお付き合いを始める前に
軽い集団のお付き合いの中から、気の合いそうな人を選ぶのが良いのです
気が合うということは、男女関係にとって、最重要なことです

ただし、気が合うといっても
それは会話やデートで、違和感が無いという程度でよいのです
本質的に、人は一人ひとり違います、まして男女は違います
ある意味で・・・恋とは、そして結婚とは
互いの違いを認めつつ、共有できる幸せを模索することなのです


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秘密と孤独・・・恋愛力4

2009-12-22 17:18:58 | Weblog
今日は冬至
1年で一番、日の短い日です
純粋に天文学的には、この日を1年の終わり
もしくは、1年の始まりとすべきです

しかし不思議なことに
私の知るかぎり、そのような暦は存在しません
探せば、あるのかもしれません
誰か、知っている人がいたら、教えてほしいと思います

太陽の位置が低くなり
光りも弱く、どこか寂しげな雰囲気が漂うのが、この季節の特徴です
なんとなく、悲しいような、寂しいような
人生について、考え込んでしまう季節です

気分が鬱なのは、私に悩み事があるためかもしれません

幸せに生きていても、人は悩み事から解放されません

孤独は、けして孤独な人だけが感じる感情ではありません
今の私のように、孤独と無縁の人間も
やはり、孤独感を感じることがあるのです

人には、その人だけの悩みがあります
人に相談できる悩みと、相談できない悩みがあります
人に相談できない悩みとは、ある意味で、贅沢な悩みの場合があります
それは秘密にかかわる悩みだからです

秘密を持てることは、人間の贅沢の一つです

私は「恋愛力」について考えながら
ふと、思いついたのが、秘密を持つことの贅沢です
片思いの大切さを説いたのも
片思いは、通常、秘密の感情だからです

もちろん、片思いを親しい友人に打ち明けるということもあるでしょう
そして、その友人が愛のキューピットとなって
二人の愛を結び付けるということが起きる可能性もあります
しかし本質的に片思いは孤独の感情です

そして、この片思いの感情は、恋愛中もずっと続きます
どんなに考え、どんなに想っても
人は、自分以外の人の考えていることは分かりません
感じていることも、悩んでいることも、分からないのです

恋愛感情の中に
その人と一緒にいるだけで幸せというものがあります
とても分かりやすい感情ですけれども、けして単純な感情ではありません
恋愛感情は、人を孤独にし、一人でいることを耐えがたくします
その反動として、愛する人といつも一緒にいたいという感情を強めるのです
ただ楽しいのではなく、孤独からの解放の意味もあるのです

恋とは、苦しいものです

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする