湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

現代の特攻隊

2007-05-13 16:44:33 | Weblog
昨日、小田急中央林間駅の近くで人身事故があり
小田急線が一時、運行を停止したため
息子の帰宅時間が遅くなりました

今の日本は豊かであり、大卒の就職状況も好調のようです
若い人の雇用に明るさがあることは良いことですが
中高年を取り巻く状況は依然、厳しいものがあるのではないでしょうか

小田急線の事故に関しては、詳しいことは分かりません
しかし鉄道事故の多くが、実際には自殺であることは
知る人ぞ知ることです

生命保険という商品が発明されて以来、自殺はお金を生む行為になりました
ただし通常の生命保険は自殺を認めていないようですから
うっかり自殺と認定されると、生命保険会社の丸儲けになります

そこで自殺者は自殺と認定されるのを避けるため
事故を装うこととなります

自分が死ねば、家族が住宅ローンの重荷から解放される
自分が死ねば、生命保険で生活費がまかなえる
そう考える働き盛りの男達の存在を、私は知っています

平成不況に入ってから、倒産やリストラが続き
働き盛りの男性の自殺が増えました
おそらく、その多くが、家族を支えるための自殺であったと思われます
その数は、第二次世界大戦の時の特攻隊の数より多いのではないでしょうか
私は以前にも、このブログで
鉄道自殺者の多くは現代の特攻隊であると書きました

日本男性の悲しき性(さが)とでも言うべきもの、それが自己犠牲の精神です
謙虚で、自己主張が少なく、いざとなれば自分を犠牲にしてしまう
自分の部屋すらないマイホームを守るため
必死に働き、力尽き、最後は我が身を犠牲にする
あまりにも悲しい、その人生に・・・私は言葉を失います
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