湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

余震の恐怖・・・大震災の教訓76

2011-08-31 19:26:44 | Weblog
さきほど、かなりの揺れを感じました
余震です
震源が近いと思いました
いきなり揺れが来たからです
震度も、予想通り3でした
そして、震源も千葉県西部です

こうしたことが続くと
やがて神奈川県にも巨大地震が来るのではないかという不安が起きます
そのための準備は何ができるか?
近未来への危機への備えを考えなければなりません
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現代日本の政治的悲惨・・・民主主義の条件8

2011-08-30 18:20:11 | Weblog
公務とは何か?

国防と治安維持です

民主主義社会の権力者のすべきことは
国防と治安維持なのです

私達が税金を納めるのは、国防と治安維持のためです
この基本が忘れられているところに
現代の政治論議の不毛があります

戦争に負けてから
アメリカに占領されてから
日本人は”公”の概念を失いました

国防を他国に委ねるということは、民主主義を失うことでもあります
そんな国では、政治家が私利私欲に走るのはやむをえません

武士は国防と治安維持に命を賭けました
その見返りに私有財産権を認められ、家族の生活が保証されたのです
国家への愛と家族への愛が一体だったのです

民主主義社会とは封建制が一般化したものです
民主主義社会の国民は武士です
国民である以上、家族への愛と国家への愛を一つにしなければなりません

戦前まで、日本はそういう国でした
しかし戦後は、愛国心無き人々による私利私欲の国になりました
そして、人々は奴隷根性を身に付けたのです

金をくれる相手なら、外国人にもペコペコするのが現代の日本人です
政治家や財界人がその典型です
そして、文化人も、外国人からの評価を喜びます
奴隷根性は全ての領域にはびこっています



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恐怖を感じるマスコミの退廃

2011-08-29 18:17:51 | Weblog
テレビの人気者がヤクザと付き合いがあったり
民主党の代表選挙があったり
世間では、そういうことを騒いでおりますが
私には、あまり関心の無いことです

民主党は誰が代表になっても
私には、日本が良くなるとは思えません
しかしながら、菅直人氏が総理の座にいるよりは良いと思います
あの人物は、まったく日本国の総理大臣には相応しくありません
日本で、もっとも相応しくない人物が総理になってしまいました

よりによって
北朝鮮の工作員が総理大臣になってしまうなんて!

島田紳助に関しては

「何でも鑑定団」

の司会者としては、なかなかよい仕事をしていたと思います
それ以外の彼の出演する番組は観たことがありません
私は、もともと、あまりテレビを観ません

ただし、彼が女性に対し、暴力事件を起こした時は
よくテレビ界に復帰できたものだと、驚きました
彼の問題というより、日本のテレビ界のモラルの低さを痛感しました

審判に暴行を加え怪我させた野球の星野
タクシードライバーを蹴り殺した横山やすしの息子
そして島田紳助と・・・挙げていけば、まだまだいるのでしょうけれど
日本のマスコミのモラルの低さには
私は、つねづね、嫌悪を催していました

今回の件も
ああ、これでまた適当な時期に復帰するのかもしれないな・・・と
暗然とした気分でみています

現代の日本は、道徳観が崩れてしまっていて
何が正しいかも分からない人々に支配されています
菅直人の政治資金問題も、産経新聞以外は報道しません
怖い世の中になったものです
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社会道徳の基本は”公私の別”・・・民主主義の条件7

2011-08-29 17:39:03 | Weblog
民主主義は封建制が庶民に浸透し一般化したものでした
したがって、封建制を経ていない社会では
民主主義は理解できないものなのです
ここに発展途上国の民主化の苦闘の根本原因があります

アジアアフリカ地域では
植民地主義を打破し独立を果たしても
なかなか民主主義が根付かす
すぐに独裁や腐敗が起きるのです
そのことは、現代も変わらず、発展途上国の病弊です

封建社会では、命と引換えに財産が保証され、家族の存続が保証されたのです
実際には、長く戦争がありませんでしたから
命を賭ける仕事はなく、ただ真面目に勤め上げれば
永代にわたって、家族の生活が保証されました

ただし汚職のようなことが発覚すれば
武士は職を失い、財産権も失ったのです
そうなれば、本人ばかりか、家族も路頭に迷うことになるのです
こうして、公務を私心無く行なうことは封建社会のモラルとなりました
命を賭けて戦をするのと同じ意味があったからです

公務の厳格化こそが、封建制度の遺産でした

公務の厳格化が失われれば
当然ながら、公務の私物化が起きます
これが最高権力者までいけば独裁政治になるのです
言うまでも無く、独裁を許さないのが民主主義です

公務の厳格化とは
公私の別の厳格化です
”公私の別”こそは封建制、民主制を問わず
社会道徳の基本なのです
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封建制の成立と国民の誕生・・・民主主義の条件6

2011-08-28 18:43:52 | Weblog
アジアアフリカ地域の民族の中で
日本だけが欧米の植民地にならなかったのには理由があります

日本が封建制の国だったからです

封建制は権力者と被支配者が契約関係にあるという
人類の歴史上、画期的な制度でした
民主主義の原型を作ったのです

封建制は日本と西ヨーロッパで成立しました
この体制の本質は単純です
権力者と配下の者が、隷属関係ではなく契約関係いあることです

具体的に言えば
日本では、将軍と旗本(御家人)
ヨーロッパでは、王様と諸侯の間の関係が
契約関係になっているのです

日本で封建制度が成立したのは鎌倉時代です
鎌倉武士は

「一所懸命」

と、言いました
土地を守ることに命を賭けたのです

将軍のために戦い、命を落としたとしても
土地の所有権は保証(本領安堵)され
遺族となった自分の家族が路頭に迷うことはありません
武士達は、将軍のために戦うと同時に、家族のために戦っていたのです
愛する家族のために、安心して戦えたのです

鎌倉時代以降、日本人には
武家以外にも封建制の価値観が浸透しました
相続権が確立し、農家も商家も
家族への愛と勤勉な労働が富を蓄積することを知りました

そして、庶民の中からも
武士のように、国事のために命を賭けることを厭わぬ人々が現れたのです
こうして”国民”が誕生したのです
アジアアフリカ諸国には、国のために命を賭ける”国民”が存在しませんでした
多くの”住民”がいただけでした
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隷属意識からの解放・・・民主主義の条件5

2011-08-27 19:35:29 | Weblog
奴隷解放は簡単には実現しませんでした
奴隷労働を前提とした大農場経営が経済の主役で無くなり
近代的な機械工業が経済の主役になっても
黒人達の奴隷的状況は変わらなかったのです

同じ時代、世界を見渡せば
アジアアフリカ地域は欧米の植民地であり
ここで白人達が経営する大農場はもちろんのこと
全ての状況で、現地の有色人種達は奴隷状態に置かれていました

多数の有色人種が少数の白人に支配されていたのは
白人達の持つ銃を主体とする近代兵器に反抗する術がなかったからです

しかし、そればかりでなく
白人による力の支配が長引くにつれ
白人達の巧みな、現地住民に対する愚民化政策が功を奏し
有色人種の間には、白人にはとてもかなわないという
奴隷根性が身に付いてしまっていたのです

アジアアフリカ地域の有色人種に染み付いた
対白人劣等感と奴隷根性を決定的に転換させたのが日本でした

日露戦争における日本の勝利は世界を震撼させました
アジアの有色人種の国が、ナポレオンすら打ち負かした
白人の大帝国に勝利したからです

その結果、アジアアフリカ地域の有色人種の間に一斉に独立の気運が起きました
アジアアフリカの有色人種の間に
欧米を打ち負かせるという自信ができたからです

多くの知識人や若者が、日本を理想とし、日本に学ぼうとしました
欧米による植民地支配を脱し、人種差別を撤廃し
民族の独立と近代文明の導入を目指したのです

しかし、現実は厳しく、独立運動は弾圧され続けました
国際連盟に日本が提案した人種差別撤廃の提案も
アメリカの反対に与する諸国の多数意見により拒否されてしまいました

その後、国際連盟を脱退した日本は、第二次世界大戦において
欧米の植民地主義の打破とアジアの解放を戦争目的としました
その結果、日本は欧米諸国の全てを敵に回して戦い、惨憺たる敗北を喫しました

日本は、戦闘において、確かに敗北しました
世界を敵に回し、2発の原爆を落とされて、日本は敗北したのです

しかし、この戦争が終わると
アジアアフリカ地域では、いっせいに独立運動が起り、多くの独立国が誕生しました
それと平行して、まさに同じ時代、アメリカでは
公民権運動が起り、黒人の人種差別撤廃と公民権が認められたのです

欧米による殖民主義を打破することこそは
明治維新以来の、日本の秘めたる国是でした
明治維新自体が、このままでは、欧米の植民地になってしまうという
国民全体の危機感によるものでした
徳川幕府は、そのことを理解していたからこそ、大政奉還をしたのです

第二次大戦の敗北により
大日本帝国は消滅しました
しかしこれを敗北と呼ぶべきではありません
大日本帝国は、歴史上の役割を果たし、静かに消えていったのです




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機械工業が奴隷を不要とする・・・民主主義の条件4

2011-08-26 19:34:53 | Weblog
リンカーンが奴隷解放宣言をしても
実際に奴隷が解放されたり、人種差別が無くなったり
黒人が公民権を獲得したわけではありません

リンカーンの奴隷解放宣言は南北戦争のさ中に出されており
奴隷労働にたよる南部の大農場主に政治的打撃を与えるためでした
大農場主達が南軍の中心であったことは
映画「風と共に去りぬ」を観れば明らかです

この当時、すでに北部では工業化が進んでおり
奴隷労働を基礎にした大農場は経済の主役ではなくなっていたのです
そのことが、リンカーンが奴隷解放宣言を出せた社会的背景でした

さらに言えば
工業化こそが奴隷解放の根本原因でもあったのです
近代工業は動力を持った機械による生産であり
人力による奴隷労働を必要としないからです

奴隷は解放されたのではなく、不要とされたのです
奴隷解放があっても、黒人の公民権が確立しなかったのは、そういうわけです
リンカーンが黒人の立場に立ってことを為したわけではないのです
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奴隷制の克服・・・民主主義の条件3

2011-08-25 19:16:45 | Weblog
古代ギリシャ・ローマの共和制も
近代アメリカの共和制も
奴隷制を基礎に持つ民主主義でした

民主主義と奴隷制はセットになって人類の歴史に登場するわけです
なんとも皮肉なことです
どうして、こんなことが起きるのでしょう?

現代の民主主義国で奴隷制を持つ国はありません
過去の民主主義と現代の民主主義には決定的な違いがあるわけです

現代の人類が到達した民主主義は
奴隷制の克服という
輝かしい人類の歴史上の快挙を成し遂げているのです

近代民主主義における奴隷制は人種差別とセットになっています
欧米の白人が、自分達が住む地域だけでなく
地球上のその他地域でも、有色人種を奴隷としていたのです
植民地主義、帝国主義の時代でした
有色人種の中で奴隷化されなかったのは、日本人など、ごく例外的な存在です

近代民主主義が奴隷解放をしたのは
アメリカにおけるリンカーンの奴隷解放宣言以降です
しかし実際にアメリカの黒人が公民権を獲得し人種差別を克服するのは
20世紀の後半まで待たねばなりませんでした
じつに100年の時間を必要としたのです

その100年間に、人類の歴史では、何が起きていたのでしょうか?
奴隷制無き民主主義という快挙は、いかにして成し遂げられたのでしょうか?
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市民とは?・・・民主主義の条件2

2011-08-24 18:14:49 | Weblog
古代ギリシャやローマが民主主義の原点だと言われています
その民主主義の実体がどんなものか、私はいま一つよくわかりません
ただ一つ言えるのは、そこに”自由な市民”がいたことです

”自由な市民”とは
兵役や納税義務と引換えに参政権を持っていた人々です
参政権を持っていますから
当然ながら、日常生活も自由だったわけです

しかし、全ての人間が”自由な市民”だったわけではありません
自由な市民とは、奴隷の所有者でもありました
多くの奴隷達がいたからこそ”自由”を満喫できたのです

奴隷労働を強いられていたら
当然ながら、人は自由ではありえません
自由であるためには、まず、奴隷労働から解放されなければなりません
古代社会にあっては、奴隷労働から解放されている人々というのは
すなわち奴隷の所有者、奴隷達のご主人様たちです

近代民主主義の始まりであるアメリカの民主主義も
実は、奴隷制を土台にした制度でした

明治維新の頃
急速な西洋文明導入にあたり
西洋の概念の日本語訳が考え出されました
エコノミクスを経済と訳したのは福沢諭吉です

漢文の”経世済民”から採ったらしいのですが
福沢諭吉にとっては
人々の生活を守る政策こそが経済であったのかもしれません

当時の知識人は苦労しながら欧米の概念の日本語訳を考えました
そうした中でシチズンの訳語について
これを”武士”と訳そうかという意見もあったそうです

それまでの日本では
労働から解放され、参政権と兵役義務を負っているのは
武士だったからです

四民平等を唱え
民主主義と国民皆兵を目指す明治政府が
シチズンを武士と訳すわけにはいきません
そんなことをしたら
自分達が打ち倒した幕府こそが共和制だったことになってしまいます

かくして

”市民”

と言う訳語や、国民という概念が生まれたわけです





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偉大な発明・・・民主主義の条件1

2011-08-23 18:55:05 | Weblog
気温が高くなったり低くなったり落ち着きません
私は、夏は冷房の利いた部屋でゆっくりしたい方です
しかし、それが楽しいかといえば、そうでもありません

あえて、真昼間に暑い屋外に出て
植木をいじったり、草をむしったりすることもあります
そんな時は短時間でも、背中が焼けるように熱くなったりします

暑い夏に、強烈な直射日光を浴びると、それが一種の快感であったりします
しかし、ながくその状態にとどまることはできません
適当なところで、冷房の利いた屋内に退散することになります

真夏は屋内と屋外が別世界です
クーラーは人類の偉大な発明の一つだと思います

偉大な発明とは、分かりやすい発明です
私はエレベーターを偉大な発明だと考えます
同じく、クーラーも偉大な発明です
そして、電話もテレビも自動車も、偉大な発明でしょう

以上に挙げた偉大な発明の条件は”分かりやすさ”です
人々の夢や願望がストレートに実現した発明です
飛行機やロケットもそうですね

必要は発明の母といいます
発明の種は、けして難しいことではありません
日々の生活の中にヒントがあります

しかし、偉大な発明を、誰もが実現できるわけではありません
やはり、そうした発明は、天才と呼ばれる人々によるものが多いのです
天才と凡人の違いは何なのでしょう

おそらく、天才は執念深いのです
その執念深さは、当然ながら強い意志に支えられています
強い意志は強い自我に支えられています
自分ならできるという強烈な自負心です

偉大な発明は人類の夢の実現です
多くの人に喜びや幸福を与えます
天才たちの自負心の背後には
本人達が意識するかしないかに関わりなく、深い人類への愛があるように思えます
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