湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

狂ったマスコミと教育委員会・・・県立神田高校の入試合否判定2

2008-10-31 17:12:09 | Weblog
神田高校の渕野辰雄校長の解任が決まりました

神奈川県教育委員会の決めた選考基準から逸脱した合否判定を
確かに、渕野校長は謝罪していました

しかし多くの人は、彼の判断自体は正しいと支持しています
なぜ謝罪するのだ?という疑問の声が多かったのです
内規に違反したからといって、教育者として逸脱したわけではなく
それどころか、教育を考えた結果、やむなくとった措置なのです

それにしても変なのが、神奈川新聞の報道でした
29日、1面で「外見を理由に22人不合格」「県立神田高で不適正選考」
25面では

「学校の都合で選別」

「基準逸脱に批判」

とあります

神奈川新聞の記者は頭が確かなのでしょうか?
入学試験というものは入学希望者を”学校の都合で選別”するものです
それ以外の入学試験を私は知りません

”基準逸脱”を批判しているのは神奈川新聞でしょう!
一般の人々は、新聞報道などで、この事件を知ったのですから

この記事の中で
試験会場で、試験の合間に校内で喫煙している生徒を
しかも注意しても、やめなかったにもかかわらず
合格させてしまった県立高校の例を出し
神田高校を批判しているのは、記者の正気を疑うものです

喫煙している生徒を合格させた高校の校長こそ解任すべきです

神奈川県教育委員会というのも、何をしている組織なのでしょう
メンバーは、どの様に選考されているのでしょう?
三重県教育委員会は教員試験の不正に関与していましたが
教育委員会のメンバーは、あまり教育者にふさわしくない人が多いようです
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県立神田高校の入試合否判定

2008-10-30 11:43:47 | Weblog
神田高校といっても東京の高校ではなく
平塚にある神奈川県立高校です

この学校は調査書と面接の点数の他に
受験生の態度や服装、髪型などに独自基準を作り
合否判定を行っていました

産経新聞では
「胸ボタン外し」「髪染め」「つめが長い」
「スカートが短い」「ズボン引きずり」などが
チェック項目として挙げられています

神奈川新聞では
「態度が悪い」「髪を染めている」
「まゆ毛をそっている」「スカートが短い」
「化粧をしている」「ピアスの穴がある」などを挙げています

いずれにしろ、それを理由に不合格にしても
特に問題にならない項目だと思います

面接試験があるのですから
本来であれば、こうした受験生は
面接の段階で、不合格とするのが正しいのです
私立高校だったら、間違いなく、そうなります
それができなかったのは
入学試験と合否判定システムに問題があったと考えるべきです

高校入試の話しですから、受験生は中学生です
高等学校は高等教育をする場所であり、義務教育ではありません
中学生としての基本もわきまえていない者を
不合格にするのは当然です

しかしこれが、猛烈な批判を受け
校長はじめ学校幹部は、記者会見で揃って頭を下げ、謝罪しているのです
どうして、そこまでして、謝罪しなければならないのか
記事を読んでも、どうも明確な理由が分かりません

公表した選考基準以外で合否判定をしたことと
神奈川県教育委員会の基準と異なる合否判定をしたことが
その理由らしいのですが・・・

いずれにしろ、その合否判定方法が
神田高校に学ぶ生徒達にとって、相応しい選考基準であったかどうかは
神奈川県教育委員会は、問題にしている様子はありません
自分達の作った基準に逆らったのがけしからん・・・ということでしょうか?
・・・どうも、よく分かりません





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妊婦死亡と遺族

2008-10-29 12:10:09 | Weblog
先日、救急受け入れを拒否され、亡くなられた妊婦がおられました
それが東京都内の出来事でしたから
日本の救急医療はどうなっているのかと、各方面の議論が起きました

都庁と厚生省のトップが
責任のなすり合いみたいな発言の応酬をして、みっともない話しでした

石原知事も桝添大臣も
権力闘争にしか興味の無い、薄情で意地っ張りな人々のようです
あの二人は東京都知事選を争った政敵同士ですが
どちらを選んでも、東京都民にも日本国民にも、不幸な選択でした

今回の事件で、不幸中の幸いは
赤ちゃんが無事に出産できて、順調に発育していることです
お母さんは、我が身を犠牲にして、赤ちゃんをこの世に送り出しました

医療が不完全な時代は
多くの女性が、そんな運命の選択を避けることができませんでした
医療技術の発達した現在でも、こうしたことが避けられませんでした

生まれたばかりの赤ちゃんは
意識の戻らないお母さんの胸に、そっと抱かれたそうです

そして、残されたお父さんは、今回の悲劇について
今後の医療システムの改善の契機としてほしい旨の発言のあと
今回の件で医療関係者を法的に訴えることはしないと明言しました
さらに、置かれた状況の中で最善を尽くした医療関係者に対し
感謝の言葉を述べました

父となりながら、妻を失い、遺族となってしまった彼は
立派な見識を持った、一人の社会人でした
問題の本質は、直接関わりを持った医療関係者のミスとすべきでないことを
彼は承知していました

私は、悲しみを胸に沈めた彼の選択に、深い敬意を表したいと思います
そして、日本の今後の医療制度改善の契機にしてほしいと・・・心から祈ります
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法の非常識の淵源

2008-10-28 08:13:33 | Weblog
不動産の所有者や自動車の所有者は
たっぷり税金を課せられる割には
法律を守ることばかり強制されるだけで
法律によって守られることの少ない人々です

日本を支配する共産主義思想と
共産主義者の巣窟の一つであった旧国鉄労働組合が
不動産所有者と自動車所有者を虐める政策の黒幕です

今でも、彼らの作らせた法秩序の痕跡があちこちに残っていて
日本の法曹の非常識が温存されています

私はマスコミの共産主義は、不治の病と諦めていますし
司法の共産主義も、ただちに根絶できるものでないと覚悟しています
せめて、私のブログの読者だけでも
人としての常識を維持していてほしいと願うばかりです
そして、非常識な連中の背後にある共産主義思想と
共産主義者の思惑に気付いてほしいのです

日本では、第二次世界大戦の敗北をきっかけとして
占領軍による体制の変更がなされ
不幸なことに、東京大学法学部が共産主義者に支配されてしまいました

さらに、破壊的な財産税の徴収が執行され続けたため
個人の資産家が消滅し
言論の自由を実際に行使できる人がいなくなりました

行政の力が強いため、商売人は行政に逆らうことができなくなりましたし
その雇われ人にすぎないサラリーマンなど
端から言論の自由などありません
酔った勢いで上司の悪口を言うなど、言論の自由でもなんでもありません

日本が自由主義経済体制のもとにありながら
共産主義思想が蔓延し
行政機関の広報のようなマスコミしか存在しないのは
そいした歴史的背景があるのです
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被害者を加害者とする非常識

2008-10-27 14:24:56 | Weblog
海外旅行に行く時に
空港で業者に自家用車を預けるということは
以前は私もよくやっていました
空港の駐車場は高いので
ほんの数日の旅行でも、その方が安いからです

ところが、そんなことも、うっかりできない世の中になりました

自動車預かり業者が交通事故を起こしても
自動車の所有者にも責任があるという判決を大阪地裁が出したからです
(10月23日の神奈川新聞の記事です)

とんでもない判決です

自分が預けた自分のクルマを
預けた業者が交通事故を起こせば
当然ながら、自分は被害者です
被害者の自分が加害者とされるのは納得がいきません

最近はこういう奇妙な判決が増えました
被害者が加害者とされるのです

ビルで火災が起これば、
ビルオーナーは、被害者なのに、加害者とされます
それが放火の場合ですらそうなのです
そのうち、殺人の被害者も
ビルオーナーや自家用車所有者というだけで
加害者扱いされる時代がくるかもしれません

いずれにしろ、日本の法秩序は崩壊しています
法曹界は常識の通用しない世界になってしまいました

ヤクザ者がはびこる理由がよく分かります
裁判をするより、ヤクザに頼んだほうがましかもしれないからです

法秩序というのは、常識を純化したものでなければなりません
被害者を加害者とするような非常識は
国民の法曹への信頼を破壊します



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”皆と仲良く”は無理・・・子育てのコツ番外編・3

2008-10-26 15:07:07 | Weblog
仲良きことは美しきかな・・・と、武者小路実篤は言いました
確かに、仲の良いことは、美しいことでしょう
それを逆に考えれば
仲良くすることが、それだけ難しいということなのです

孤独を嫌い、集団に埋没することをもって
自己実現の代用としようとする人が
私達日本人には多いように、私は思います
そして、そのことに何の疑問も持たない人が多いのです

集団に埋没することは
日本の農民や漁民にとっては、伝統的な行動原理でした
少人数の村の生活では、それが絶対条件だったといっていいでしょう
だからこそ強固に、日本人の発想には、その影響が残るのです

世間ではイジメ問題が、時々騒がれますが
現実にはイジメはなくなりません
先生までがイジメに加担していた事件が世間を騒がせたのは随分前です
イジメが発生すると、イジメられている子を退学させる学校も多かったのです
つまり学校全体がイジメ組織になってしまっていたのです

仲良くすることや、集団に溶け込むことを第一義とすると
こうしたイジメ体質は消えることがありません
集団に溶け込めない子が”悪い子”とされてしまうからです
自己防衛的に集団に埋没すれば
こんどは自分がイジメる側に属することにもなってしまいます

私は子供に、イジメてもイジメられてもいけない
イジメを見逃してもいけない・・・と言い聞かせています
そして、私の本来の願望である”誰とでも仲良くしてほしい”とういことを
あえて、言いませんでした

「誰とでも仲良くしろ」・・・などと言えば
子供に大きな負担をかけることには明らかだからです

孤独に耐えること
勇気を持って正しいことを主張できること
勇気を持って正しいことを行えること
それが近代的自我を持った個人です
そうした個人がいなければ
私達の文明社会は正しく運営されることはできないでしょう


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”普通”は難しい・・・子育てのコツ・番外編2

2008-10-25 11:55:33 | Weblog
子育てについて語るのは、難しいところがあります
自分が子育ての名人であると自負の念をもっているならともかく
誰でも、子育ては初めての経験で、無我夢中で育てているのです
従って、二番目以降の子供は、第一子に比べて、ずっと楽なのですが
だからといって、子育ては本質的に、手を抜ける性質のものではありません

それと、もう一つ
子育ての難しさは、どのような子供に育ってほしいのか
親によって、意見が分かれることです
私と妻とも、もちろん完全な意見の一致はありません

妻は大筋において、私と同意見ですから
大きな問題はありませんが、細部では、意見や考え方の違いがあります
私たちが、子育てで意見が合うのは
二人の価値観が共通しているからだと思います
すなわち、普通の人として生き
普通の人として幸せになってほしいということです

ただし、普通というのは漠然としすぎていて
それが何を指すのか、厳密に言えば、人によって違います
難しいことは言わず、常識的に考えても
普通でいることは、そんなに簡単なことではありません
それなりの努力をしなければ普通でいることはできません

普通の人が、精一杯努力して
やっと手に入るのが”普通”かもしれません
努力をする習慣と、常識を知り、常識にに従う気持ちが無ければ
なかなか普通の人として扱ってもらえません
多くの人はどこか普通でない”変な”ところがあるものです

”常識”や”普通”という概念を
あまり厳密にとらえず、大雑把にとらえることで
多くの人は、常識の中に納まり、普通の人として扱ってもらえます
ただし、そこまで到達するのに、それなりの努力が要るのです

”普通”は難しい
普通であることも難しいし
何が普通であるかを知るのも難しいのです
そこに、親の知性や見識を問われる問題もあるわけです
子育てに没入しつつも、広く世間を見渡す余裕のようなものを
世の親達は、私もその一人として、持つべきだと思います
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日本人の行動原理

2008-10-24 12:16:39 | Weblog
長男がまだ幼稚園に通っていた頃
ある場面に遭遇して、私には忘れられない記憶となっています

それは幼稚園の運動会の時のことでした
私より若いご夫婦が私達の近くにいて
子供との会話が嫌でも聞こえてきます

その若い父親は、自分の子供に対し
ルール違反をしてでも勝つように、一生懸命アドバイスをしているのです
こうやればいいんだと、具体的にアドバイスしていました

私は、あきれてしまいました
まさか幼稚園の子供にルール違反を教える親がいるなんて・・・
ただし、私が不思議だったのは
その種目は団体競技であり、ルール違反をしても
個人的メリットはほとんど無いはず競技だったことです

私は今、冷静に考え直して見ると
あの若い父親は、私以上に
”伝統的な日本人”だったのではないかということです

日本人は公的ルールを守ることをあまり重視しません
道路交通法をみてもわかるとおり
警察に摘発され、厳しい罰則が適用される状況でしか守りません

そもそもルール自体、守ることを前提に作られているとは思えません
ルールを守ること自体が困難なケースが少なくありません

その反面、明文化されたルールが無くとも
日本人は秩序を守ることができます

比較的少人数のグループの、暗黙の了解事項は厳格に守られます
それが公的ルールに反するものであっても、まったく関係ありません
ヤクザや不良少年のグループはその典型です
エリートの集団である、中央官庁の官僚達も
あるいは大企業の幹部社員にも、同様の傾向があります

一見、文明化した日本ですが
日本人の行動原理というのは
戸数数十戸の村落における行動原理を、そのまま引きずっているのでしょう

日本国内を自動車で旅をして気付くのは
人口が集中している市街地を除けば
日本人は、山と山で仕切られた狭い空間に
戸数数十戸以内の村で、家々が身を寄せ合うように暮らしています

人口が都市部に集中する近代以前には
こうした村が、多くの日本人の生活の場でした
当然、そこでの行動原理が日本人の行動原理だったのです
近代化以降、都市の住人となった日本人にも
そうした”村の行動原理”は引き継がれてきたのでしょう

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知性と理性の育て方・・・子育てのコツ22

2008-10-23 08:53:55 | Weblog
子供、特に幼児に、いきなり
大人の世界の善悪やモラルを基準に叱り付けても
それは意味がありません

子供にそうした内面的な価値観を学ばせることは不要なのでしょうか?

価値観とか道徳観というものは、長い時間をかけて
子供が自分自身で身に付けていくものですから
直接教えることは限られてくると思います

子供は「親の背を見て育つ」といいますから
親自身が自分の生き方を真剣に考えることが必要かもしれません

ただし、ものを考える前提となる知性や理性は
幼児期に基礎を作ることは可能かと思われます

日々の膨大な経験を、ただ記憶に留めるだけなら
ヒトと動物の違いはありません
モノや現象に名前があること
対応する言葉があり、それによって、人に伝えることができるということ
それを学ぶこと・・・が、ヒトの知性の出発点になります

ひとの知能は知性とともに理性が働かなければなりません
理性とは、自らを律する能力です
知性を働かせつつ、自己を律する能力です
感情に流されず、欲望や恐怖に打ち勝つ能力です
信念や価値観にしたがって、自己をコントロールする能力です

知性は、大人がよく話しかけることで自然に育ちます

しかし理性は、大人が確かな基準を作らない限り
なかなか育ちません

そこで簡単な決まりを作り、それを徹底的に守るのです
我が家の場合、食事中騒いだら、即、退場です
弟や妹をいじめたら、体罰を含む厳罰です
嘘をついても、厳罰です
火遊びも厳罰です

まだ子供達は小さいので、最終的な成果は報告できません
私が子供達に望むのは

”誰も見ていないところでも正しい行いができる人”

となることです
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危険なことは「やれないように」するべき・・・子育てのコツ21

2008-10-22 08:50:13 | Weblog
子供の好奇心は強く
食べ物で遊ぶのも、その表れです
食べ物の味だけでなく、手につかんだ感触を知るなど
ある意味で本能的な行動でり
自然な好奇心の赴くところなのでしょう
ある意味、健全な知能を持つ子供であれば、普通のことなのです

これと同じく
食べ物でないモノを口に入れるのも
本能的な行動なのでしょう

何でも口に入れてしまう子供を見ていて
私自身、あることに気付きました
身の回りの大部分のモノの味や口に入れた感触を
自分自身が知っていることです
おそらく幼児期に、それらを口に入れたことがあるからでしょう

例外は「大便」と「農薬」です
私は、それらの味や口に入れた感触を知りません
おそらく、両親をはじめとする周囲の大人が
「汚い」と「危険」を徹底していたためでしょう

大人が子供に注意すべきことは
特に赤ちゃんや幼児期の子供に対しては
何よりも安全を第一に考えるべきです
子供のすることを、大人の価値観で叱っても意味がありません
「やらないようにする」よりも「やれないようにする」べきです
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