湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

安いものを買っても得をするわけではありません

2019-08-31 16:38:47 | Weblog
私は、お金を稼ぐことも使うことも仕事だと考えます
そこで、お金を稼ぐことと使うことについて
少し考えてみたいと思います

ある人が1万円で、ある商品を買ったとします
その時点で、その人にとっては
その商品は1万円以上の価値があったわけです
同じく、売った人にとっては
その商品よりも1万円の現金の価値の方が高かったわけです
つまり、その商品は1万円以下の価値だったのです

1万円の商品を1万円の現金に交換したら
そこには、何も生産されていないように思えます
実際には、売り主、買い主の双方が利益を得ているのです

もちろん、これが強制された取引で
欲しくも無いものを買わされたなら話は別です
あくまで自由意思によ売買の場合の話です

ここから分かるのは
自由な商取引があると、人々は利益を得るということです
しかも、それは売買双方の利益なのです
つまり、1万円のものを1万円で売買する行為であっても
双方が得をするわけですから
そして、だれも損をしないわけですから
社会的利益があるのです

これが、自由な商取引のある社会が自動的に豊かになる理由です

コスパを気にして
少しでも安い商品を必死に探す人がいます
もちろん、同じ商品なら、安いに越したことはありません
しかし”同じ商品”と”同じような商品”は違います
どんなに有利な取引をしたつもりでも
売る以上、売り手は、販売価格より安いものを売っているのです
得をしたつもりでも、相手は、ちゃんと儲けているのです

自由な商取引のできる社会で、得な生き方をするには
自分が必要とするもの、欲しいもの
お金よりも価値があると思うもの・・・を、買うことです
安いという理由を購入動機にするのは
損なお金の使い方になる危険があります

尚、売り主が、売りたくないのに売らざるを得ず
イヤイヤ安売りをしたものを買うことは
確かに、買い主の利益にはなりますが
売り主の利益ではありません
つまり、社会的利益は生まれないのです


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仕事の意味、遊びの意味

2019-08-30 18:22:54 | Weblog
厚い雲が垂れ込め
今日は一日中降ったり止んだり
箱根や丹沢山塊は深い霧に包まれているように見えました
山間部はドライブ日和ではなさそうです

午前中、少し時間があったので、髪を切りました
随分前から切りたかったのですが
なかなか時間が取れず、やっと切れて、さっぱりしました
髪を切りたくて切れないのは、鬱陶しいものです

盆休みが明けてから
なにやら、走るように時間が過ぎていきます
仕事に振り回されているというのが実感です
ただし、その仕事の中には、プライベートの用件もあります
商売だけなら、ここまで忙しくはありません

私にとって「仕事」とは「商売」だけではありません
自分がしなければならないことは全て「仕事」です

社会人となってから引退するまで
使った金より入ってくる金の方が多い行為を
人は仕事と呼びます
しかし、私にとって
それは「仕事」の一部に過ぎません

収入を得るための行為は、広い意味での「商売」です
会社勤めを含めて「商売」は、金を稼ぐ行為なわけですが
それだって、金を払う行為と金を得る行為の組み合わせです
けして、一方的に金を得ているだけではありません
サラリーマンだって、仕事のためには、多少は金を使います
金を得る行為も、払う行為も「仕事」なのです

子供を育てるのも、冠婚葬祭の付き合いをするのも
私にとっては「仕事」です
それは、人として「やらなければならないこと」だからです
そんな風に考えますと、人生のほとんどは「仕事」です

もしかしたら
「仕事」と「仕事」の隙間が「遊び」なのかもしれません
義務から解放されて、楽しめるひと時が「遊び」なのでしょう
そう考えますと「仕事」の中にも「遊び」があることに気付きます
仕事が楽しいのは、そういうわけなのです

仕事時間をルーティンワークで埋めてしまうと
仕事はつまらなくなります
遊びがなくなるからです
工夫の余地、自分で考えて進める部分をもつことが
仕事を楽しむコツでもあるのでしょう





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蝉大合唱の地鎮祭

2019-08-29 17:37:23 | Weblog
今日は、今度建てるアパートの地鎮祭をしました
我が家からは、父、私と妻、娘の4人が参加しました
娘が父の手を取り、助けてくれました

数10分の儀式ですし
もう、何度もやっているのですが
こういう儀式には、私は慣れません
玉串奉納と鍬入れ以外は、席にいればいいのですけれど
神様に御降臨いただき、お祈りをするのですから、緊張します

地鎮祭をする度に、私は心が洗われる気持ちになります
建物を建てることの喜びを感じます
自分は、こういう仕事をするために
この世に生まれてきたのだと思えるのです

この土地は、道路向かいが大学の緑地です
今日は、今年最高とも言うべき蝉の大合唱が聞こえました
眺めは素晴らしく、まるでリゾートホテルです
学生向けアパートですが
夏休みなどは、ご両親がお住まいになっても良さそうです
駅徒歩圏、首都通勤圏のリゾートとして

91歳になる父は、最近はすっかり弱り
1週間の半分は施設の世話になっているのですが
今日は元気に参加できました
私は、雨天を予想していたのですが
気持ちの良い快晴となり、素晴らしい地鎮祭になりました
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絵を買う理由

2019-08-28 19:28:48 | Weblog
夕食の時に
三男、四男と絵画談義をしました
彼らの部屋には、私が買った油絵が飾ってあります
私のコレクションの中から、彼らが選んだものです

私は、自分が絵を選ぶ基準を話しました
話してしまえば、簡単です
私は”自分が欲しいと思う絵”を買うのです
上手い絵、面白い絵、有名な作者の絵・・・
色々ある中で、私が買うのは、私が欲しいと思った絵だけです

絵を観ていますと
上手い下手、才能、センス・・・等は、分かります
しかし、私が欲しいと思うのは、極めて、主観的な感情です
自分でも、言葉では、うまく説明できません

強いて理由を探索すると
私が買うのは、上手い絵だと感じたものが多いです
しかし、プロの画家は、大抵、上手い絵を描きますから
これは、理由にならない理由です

題材は、人物、風景、静物・・・何でもありです
私は、題材による絵画の趣味の偏りは、まったく、ありません
画家の国籍も、日本、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア・・・
先進国だけではなく、アフリカもアジアもあります
まったくこだわりがありません

理由は、ただ一つ

「欲しい」

だけです

なぜ欲しくなるのか
おそらく、私が昔から絵が好きで
画家になりたいと思っていたからです
私が描きたいと思うような絵を見つけると、欲しくなるのです

画家になる夢は、とうに捨てました
夢を捨てた最大の理由は、自分の才能に自信が無かったことです
特に、売れる絵を描ける自信が、まったくありませんでした
そして、この判断は賢明であったと思っています
今では、自分が絵を買う側に回ったことの幸せを感じています


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NTT系企業の印象

2019-08-27 17:52:55 | Weblog
NTT系の会社については、私の取引先だけでも
NTT東日本、NTTファイナンス、NTTコミュニケーションズ
NTTデータ・・・それにNTTドコモ
ずいぶん沢山あります

私は長らくNTT系の企業の方とお付き合いがあり
わりと感じの良い人が多かったので
基本的に、電話やネット関係はNTTにお願いしていました
しかし、最近、悩ましいことが続いています

私はNTTと契約しているつもりでも
先方は、それぞれ別法人ですから
互いの情報は共有しておらず
私自身が、どの法人と契約しているのか分からなくなるのです
さらに、同じNTT東日本でも、部署により、営業所により
まったく別の仕事をしていて
やはり、お互いの情報共有はありません

このところ私が気になるのは
NTT東日本の乱暴な仕事ぶりです
先日は、先方の誤解からインターネットの回線を勝手に切りました
知らない当方は、その後、大変な苦労をしました
昨日は、電話回線調査で、当社サーバーの電源を落としました
今朝になってサーバーが使えないことが分かり、困ってしまいました
事実上、業務が止まってしまうのです

調べてみれば
電源を落としたサーバーがそのままになっていただけで
電源を入れれば、それだけで終わりでした
しかし、サーバーの電源を入れることだけでも
素人には、怖くて、できません
ちゃんと、サービスの人に来てもらわなければいけません
それで初めて解決し、安心できました

こうしたトラブルの原因を作りながらも
NTT東日本の人達は、謝りもしないでしょう
以前の経験から、それが分かるので、今回は連絡もしませんでした
私が先方の間違いを指摘しても、私に責任があるという論理に持っていくのです
自分達が原因を作っても、一切責任をとらないのがNTT東日本流です
少なくとも、それが私の実感です
他のNTT系各社については、何とも言えませんが・・・


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私が女性に甘いのか?

2019-08-26 18:38:54 | Weblog
今日は、大した仕事ではないのですが
神経を使うことがあり、昨日から気が重かったです
電話回線に関することです

私は、電話回線やインターネット接続に関し
同じNTTと契約していると思っていたのですが
それぞれが別法人になっていて、よく分からなくなっていました
お互いの情報共有はありませんから

「ウチでは契約しておりません」

と言われてしまうと、調べようが無く

「ならばオレは何処と契約しているのだ?」

と、不安に駆られてしまうのです

伝票を調べたり、引き落とし口座を調べたり
さんざん苦労して、やっと法人を突き止めても

「なんだ、やっぱりNTTではないか!」

と、呆れるやら、安心するやらです

なにやら怪しい会社と、騙されて契約してしまったのかと
私は不安でなりませんでした
ある会社と契約しているつもりが
その会社から「契約していないと」否定されたのですから


それにしても
NTT系の会社に何かを頼むと
回線使用料とセットにしたがる傾向があります
別契約でもかまわないことを説明しないで
セットにしなければサービスを提供できないような口ぶりなので
ついつい、私、は騙されてしまうのです
しかも、その相手は大抵、女性です
妻には、私が女性に甘いからだと、皮肉られてしまいました

今日は、苦労はありましたが
それまで曖昧にしていた
事務部門の契約関係を洗い出すことができて
これはこれで、大いに収穫がありました
問題に真正面から取り組むことで
少しずつ、未来は開かれていくものです
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気分と現代人

2019-08-25 18:55:29 | Weblog
気分が沈むことは、よくあります
とくだん理由が無くとも、気分が乗らないこともあります
仕事が上手くいっている時でも
必ずしも、気分絶好調とは限りません
人の気分は移ろいやすく、とらえどころがありません

私は、どちらかと言えば、気分が激しやすい方ですが
最近は、あまり感情的になりません
鬱病ではありませんが
普段は、あまり、気分が高揚しません
年齢を重ねるごとに、怒りや焦りの気分は減りました
そして、気分が高揚することも減ったのです

20世紀ドイツの哲学者ハイデガーの思想で
私が理解できたと思えたところは
現代人が、思想や宗教ではなく”気分”で生きているという指摘です
はっきりそう書いてあるのではなく
そういうことを言いたいのではないかと、私が解釈しただけです

自分が知ることのできる範囲の世界の中に生き
どんな気分で過ごすかが現代人の”存在”認識である
そんな意味のことを、ハイデガーは言いたかったのではないかと
難解な大著「存在と時間」の、私の読後感でした
・・・というか、それしか憶えていません

確かに、現代人は
クスリを使っても気分良くなろうとする人が多いです
禁止薬物はともかく、アルコールやタバコ、甘みの強い飲食物なども
こうした現代人の嗜好を反映しています
とにかく、良い気分になることに積極的なのが現代人です

日曜日の夕方は
明日以降の仕事のことを考えると、時に、気分が憂鬱になります
サラリーマン諸君には、思い当たる人が多いでしょう
私は、そういうことは少なかったと思うのですが
あるいは、忘れてしまったのかもしれません
今の私は、自営業者で、自分の仕事をしているにもかかわらず
月曜日を迎えるのが憂鬱なことがあります
どうすべきか、確信の持てない仕事がある時などです
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パソコンの楽しみ

2019-08-24 22:09:08 | Weblog
今はネットで何でも見れますから
いろいろなことが勉強できます
私は、先程まで、それにはまっていました

良い時代になりました
大学を出ていない私でも
かなり素晴らしい内容の講義を受けることができます

途中で眠くなれば
また後で、続きを見られます
最初からでも、途中からでも、自由自在です
初めは退屈なのに、突然難しくなる講義もあります
そういうときは、その部分だけを何度も繰り返し
理解できるまで見ることができます
何と素晴らしいことでしょう!

経済学、数学、生物学、物理学、武道・・・
私の好奇心に合わせて、気分に合わせて
見たいとき、見たいところだけ
時には、つまみ食いのようにも、見ることができます
これは実に楽しい・・・はまってしまいました

少し前までは、流行歌の映像ばかり見ていました
歌の練習も兼ねて、しかも、気分を癒やす目的を持って
そして、今日は、純粋に好奇心を満たすために
パソコンにかじりついていました
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減税と国民の自助努力

2019-08-23 16:53:32 | Weblog
土地税制の問題について知ったかぶりをする人は
私が指摘した譲渡所得税に関しては

「買い替え特例」

があると言うでしょう

不動産を買い換えようにも
譲渡益に税金を課せられては
同等の不動産に買い換えることができません
そのため、企業の工場移転などが上手くいきません
そこで、政府が、苦肉の策として考えたのが「買い替え特例」です
買い替える場合には、税金を免除するという
一見、合理的な税制です

実は、これがいけないのです
なぜ、いけないのでしょうか?
それを、これから説明します

この税制は、不動産市場から、資金が出て行きません
不動産の売却資金が、再び不動産市場に再投資されるからです
その結果、不動産市場が膨れ上がってしまいます
不動産を売った資金が
設備投資や一般消費などの別の方向に向かえば、市場の加熱は抑制されます
しかし、そうならないため、市場が加熱してしまうのです
これが不動産価格の乱高下の原因になります
そして、金融不安をもたらすのです

政府は、もう、覚悟を決めるべきです
土地の譲渡益は無税とし、不動産流通を円滑にし
また、不動産所有が国民の資産形成に役立つようにするのです
そうすれば金融が安定しますから、銀行預金も集まります
銀行経営が安定するのです
年金支給額が不足しても、困らない人も増えます
国の財政赤字も減らすことができるでしょう
とにかく、国民の自助努力を邪魔しない政府であるべきです



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土地税制の問題

2019-08-22 17:13:55 | Weblog
土地に関する話題を続けます
日本の土地税制は、ひたすら土地所有者をいじめるためにあり
土地の有効活用とか、経済への好循環という発想がありません

一番分かりやすいのが譲渡所得税です
土地を売ると、おそろしく高額の税が課せられます
そのため、日本人は土地を売りたがりません
これが、一時的に、とんでもない地価高騰をもたらします
景気が良くなり、土地需要が増えても、土地の売り物が増えないからです
すると、それを口実に、さらなる重税を課すのです
そして、その結果
景気後退期に、一気に地価が下落するのです

地価が下落しても
大半の土地所有者は困りません
困るのは、土地を担保に融資をしている金融機関です
土地を売っても、貸した資金が回収できなくなるからです
それが、バブル経済が崩壊した時でした
日本中の金融機関が政府に泣きつき、巨額の税金が投入されました

世界の先進国をみますと
土地譲渡税が安いところが多いです
長期譲渡であれば無税の国もあります

なぜ土地譲渡税を安くするかと言えば
土地流通を促進するためです
土地は、一番使いたい人や企業が所有するのが好ましく
そのためには、売りやすくする必要があるからです

それと、もう一つ
土地を売る人や企業は
別の場所に、代わり土地を買うケースが多いことです
売って得た金額から税金を引かれると
元の土地を買い戻すことは、もちろん、できませんし
元の土地と同等の価値のある土地を買うこともできません
つまり、資産が減ってしまい、事業展開にも支障を来すのです

日本では
土地を売るだけで利益を得るのは不労所得だからけしからん
税金で利益を巻き上げてしまえ・・・となるのです
したがって、都市部で商売をしている人は
郊外に引っ越したくとも、なかなか決断がつきません
一方、都市部に土地を求める人や企業も
なかなか土地の売り物が見つからないのです

そんなことを繰り返していると
社会の動きが鈍くなり、時代に合った都市の形成ができません
都市再開発には異常なコストがかかってしまうのです
世界を代表する都市なのに
信じがたい非合理な土地利用が残る要因が・・・これです
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