このブログで、いつか祖父について書こうと考えていました
ファミリーヒストリーを遺すのが、このブログの目的の一つだからです
我が家のためだけではなく、公的な意味もあると考えています
歴史は、あまりにも庶民を無視しているからです
私は、ほんのわずかでも、嘘の無い庶民の歴史を遺したいのです
とは言え、祖父について語ることは
私には、ためらいがありました
少年期から、私は、祖父をあまり尊敬していなかったからです
私が物心付いた時は、すでに祖父は現役を引退していて
畑仕事などは、ほとんどしていませんでした
年齢だけが理由ではなく、祖父の出番が無かったからだと思います
畑を耕せば誰にも負けなかった祖父も、耕運機やトラクターには、かないません
それに、米や芋は作れても、メロンやトマトは作れなかったでしょうから
実際には、祖父が間違ったことをして、足手まといになることがあり
母が愚痴を言っていたこともありました
家で簡単な作業をするか、老人会活動だけが、祖父のしていることでした
祖父を嫌いではありませんでしたが
無口な祖父とは、ゆっくり話をしたことがなく
私は、祖父のことをあまり知りませんでした
健康と長寿だけが取り柄の人のようにしか思えなかったのです
祖父の話を、もっと聞いておけば良かったと
祖父が亡くなってから思いました
祖父と遊んだ記憶としては
よしずを持って川に入り、それを扇型にして川底をさらう
豪快な魚取りを見せてくれたことがありました
昔は、それで、多くの収穫があったらしいのですが
その時は、何度やってもザリガニしかとれず、祖父は落胆していました
祖父は私に、昔の川遊びの楽しさを教えたかったようでした
私が託児所に入った時
なぜか、祖父が弁当箱を買ってくれました
青い楕円形のアルミの弁当箱には、人工衛星と犬の絵が描かれていました
そのことは今でも、とてもよく憶えています
祖父からは、素手で野ウサギや野鳥を捕まえる話
「もじり」という道具を使ってウナギを捕る話が聞きましたが
実際に、一緒にやったことはありません
ただ、随分高齢になってからも
鴨や白鷺を生きたまま捕まえてくることはありました
ある種のセンスの持ち主ではあったのでしょう
ファミリーヒストリーを遺すのが、このブログの目的の一つだからです
我が家のためだけではなく、公的な意味もあると考えています
歴史は、あまりにも庶民を無視しているからです
私は、ほんのわずかでも、嘘の無い庶民の歴史を遺したいのです
とは言え、祖父について語ることは
私には、ためらいがありました
少年期から、私は、祖父をあまり尊敬していなかったからです
私が物心付いた時は、すでに祖父は現役を引退していて
畑仕事などは、ほとんどしていませんでした
年齢だけが理由ではなく、祖父の出番が無かったからだと思います
畑を耕せば誰にも負けなかった祖父も、耕運機やトラクターには、かないません
それに、米や芋は作れても、メロンやトマトは作れなかったでしょうから
実際には、祖父が間違ったことをして、足手まといになることがあり
母が愚痴を言っていたこともありました
家で簡単な作業をするか、老人会活動だけが、祖父のしていることでした
祖父を嫌いではありませんでしたが
無口な祖父とは、ゆっくり話をしたことがなく
私は、祖父のことをあまり知りませんでした
健康と長寿だけが取り柄の人のようにしか思えなかったのです
祖父の話を、もっと聞いておけば良かったと
祖父が亡くなってから思いました
祖父と遊んだ記憶としては
よしずを持って川に入り、それを扇型にして川底をさらう
豪快な魚取りを見せてくれたことがありました
昔は、それで、多くの収穫があったらしいのですが
その時は、何度やってもザリガニしかとれず、祖父は落胆していました
祖父は私に、昔の川遊びの楽しさを教えたかったようでした
私が託児所に入った時
なぜか、祖父が弁当箱を買ってくれました
青い楕円形のアルミの弁当箱には、人工衛星と犬の絵が描かれていました
そのことは今でも、とてもよく憶えています
祖父からは、素手で野ウサギや野鳥を捕まえる話
「もじり」という道具を使ってウナギを捕る話が聞きましたが
実際に、一緒にやったことはありません
ただ、随分高齢になってからも
鴨や白鷺を生きたまま捕まえてくることはありました
ある種のセンスの持ち主ではあったのでしょう