湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

犯罪者に金を渡す横浜市

2008-07-31 06:19:43 | Weblog
横浜市立大学医学部の学位取得に関して
担当教授への謝礼金問題は
神奈川新聞を読んでも、いま一つ中身が分かりません

それというのも
大事なことが何も書いていないからです

私が知りたいのは、すでに辞職した人々が
なぜ、何の処分も受けないのかということです
退職金も満額受け取っているはずです

彼らの実名、転勤先、給与、退職金の額・・・すべて公表すべきです
個人情報保護法なんか関係ありません
もし法的に不可能というなら
個人情報保護法など、廃止しましょう
どうみたって公共情報なのですよ・・・彼らは犯罪者ですよ!

犯罪者が処罰を受けずに世間を堂々と歩いているのです

処分を受けた人々も、退職予定なのですが
当然、その退職金の額も教えてもらいたい
公金の支出なのだから、公開すべきです

こうした犯罪者でも
高額な報酬を受け取ることのできるシステムが
日本の公共機関の最大の問題です

汚職事件では、まず事実を正確に報道してほしいものです
問題点がどうのこうの、改善策がどうのこうの
そんなものは、後の話なのです

金額の多寡ではありません
汚職は汚職なのです
公務員は汚職はしてはならないのです
民間のリベートなどとは正確がまったく違うのです

公職というものは私利私欲で行うものではありません
肝心の横浜市が、そのことが分かっていません
おそらく、横浜市の職員も、私利私欲で仕事をしているのを
当然と考えているからでしょう
公務員とは、市長も含めて、そういうものです
だから、自分のことも考えて、甘い処分の前例を作るのです
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横浜市立大学医学部の博士号は無効とせよ

2008-07-30 06:36:30 | Weblog
横浜市立大学の学位取得をめぐる謝礼金問題で
前副学長は停職4ヶ月、前医学部長は停職2ヶ月の処分が決まったそうです

甘いね
一言で言って、チョー甘い
まるでチョコレートのような甘ァ~い処分です

横浜市立大学の先生や職員は
横浜市の職員のはずですから公務員です
ホント!公務員というのは、悪いことをしても
甘い処分しか受けないものです

社会保険庁から処分を受けた元職員達も
民営化後は再雇用されるようですし
そのことで世論や自民党が反発すると
こんどは再雇用しないかわりに、厚生省が採用するというのですから
まあ、開いた口がふさがらないとは、このことでしょう

国民から、税金や社会保険料をたっぷりふんだくって
その金を自分達の給与や年金や利権にしているのが
日本の公務員です
政治家も大部分は、こうした公務員の仲間ですから
日本の政治や行政は腐るばかりなのです

マスコミは役所にべったりですから
こうした問題は、いつもウヤムヤなまま忘れ去られて行きます

博士号をやるから金をよこせ・・・なんて!
学者や医者としての品性も見識もまったく感じられません
まるで博士号をお金で売っているみたいです
そんな博士号に何の価値があるのでしょう

可哀想ですが、横浜市立大学医学部の博士号は無効にしましょう
そして博士号の授与に関与した教授達を詐欺罪で訴え
これまで支払った給与等の報酬は没収しましょう

博士号を金で売るなんて、そのくらいの罰は受けるべきです
公的資格を私物のごとき扱いをしたわけです
公務員にあるまじき行為です
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政治にも役所にも期待しない

2008-07-29 12:04:39 | Weblog
人の努力には
よく目に付くものと
まず、気付かれることの無いものとがあります

私は、どちらかといえば、後者が好きです
私の仕事も、商売ですから、目立つことをしたいのですが
実質的な内容を重視した企画を採用しているつもりです

これは政治や社会活動にもいえることです
政治家やマスコミ、そして役所は、とにかく目立つことが好きです
私とは性格の違う人々の多いところです

私は、もし医学を学んだとしても、医者にならなかったかもしれません
医学を学ばなくて良かったと思います

患者を助ける医者は立派です
しかし病人が少なくなる社会を作ることはもっと立派なことです

戦後の日本で国民の寿命が延びたのは
医学や医療機関の発達もありますが
経済力によって、社会も国民も豊かになったことが一番の理由です

政治家が貧しい人々を救う政策を考えるのは正しいことかもしれません
しかし現実には、高い税金によって
多くの人を貧困に落とし込んでいるのが政治です

一方で税金により国民を収奪しておきながら
他方で、税金の内ほんの少しを貧窮者向けの予算に向けたところで
私は政治が正しいことをしているとは思えません

戦後の豊かさを、国民が私有財産として蓄積することができたら
今日のような、生活保護世帯の激増は無かったものと思われます
稼いだ時はたっぷり税金をまきあげられ
苦しくなると、お涙金を支給されるというのは納得できません

まして現実にはホームレスにでもなれば
住所不定になりますから、職探しもうまくいかず
結果、生活保護の申請もできなくなったりするそうです
役所の窓口がそのような対応をする場合があるそうなのです

私が一貫して、政治と行政に期待することは安い税金です
税金も年金も、一旦役人の手に入ってしまえば
いつの間にか、使い込まれてしまうものなのです
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読書感想文

2008-07-28 11:02:57 | Weblog
娘や息子が「読書感想文」に悩んでいます
学校の夏休みの宿題です
私も記憶があります
読書感想文ってイヤですよね

本好きの私ですら、読書感想文は嫌いです
面白い本を一気に読んでしまえば
感想は

「面白かった」

しかありません

それが正常な読書の感想なのです

読書感想文を書かせる教師達の意図は明白です
文章に関する国語力とは、つまり読解力と作文力です
これを一石二鳥で片付けるのが読書感想文です

立派な読書感想文が書ければ
その子の国語力は完璧なのです
完璧な能力を持った子供に教えることはありませんから
教師は不要ということになります

少々皮肉な言い方をすれば
先生が生徒に読書感想文を書かせるということは矛盾があります
国語力が不十分な生徒はまともな読書感想文は書けませんし
立派な読書感想文を書けるような生徒には
教師が教えることがないのです

好意的に解釈すれば
生徒の国語力を見るのに
一番簡単なのが、読書感想文を書かせることなのでしょう
生徒に何が足りないかを判断し、今後の指導に役立てるというわけです

子供達は結構深刻に悩んでいます
しかし、まあ程々にしておけばいいのです
常識的に考えれば、中学生が宿題で書いた読書感想文なんて
文学的価値も意義も、何も無いのですから


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インフレの波に乗れ

2008-07-27 07:11:04 | Weblog
インフレを軟着陸させるためには
ある程度、市場原理を信用しなければなりません

私は先日、葉山まで家族を連れて遊びに行きました
道路が空いていたので、快適なドライブでした
普段なら避ける、夏の湘南の海岸通を、海を見ながら走り続け
あっという間に、葉山に着きました

美術館でマチスとボナールを観て
それから海岸に出て、海水浴をしました
帰りも、七里ガ浜で事故渋滞があったきり、順調に帰って来ました
とても楽しい、家族の休日となりました

こうした楽しみは、皮肉なことに、ガソリンの値上がりがもたらしたものです
私の言う”市場原理”とは、このことです
値上がれば、使わなくなる

結果として、エコであり、地球温暖化対策でもあります
こうなると「石油高騰ありがとう」と叫びたくなります

政府は例によって
石油高騰のための対策を考えているようですが
どうせ、つまらぬ知恵しか出てこないのは、分かっていますから
余計なことはやめて
この石油高騰を楽しめばいいのです

ちょっと高いガソリン代を我慢すれば
夏の湘南の快適なドライブが楽しめて、しかも時間の節約ができます

漁師は船を出すことも難しくなったそうですから
そうやって漁獲量が減れば、魚の値段が高騰しますから
少ない魚で売り上げは多くなります

漁師も魚屋もスーパーも、インフレに相乗りすればいいのです
高いものを売れば利益も増えますから給料も増えます
そうすると消費も活発になりますから、景気も良くなります

ものが売れないからと言って
利益を削って安売りしたり、人件費を削ったりすると
デフレがデフレを呼び、底なし沼の不況に陥るのです
これをデフレスパイラルと言います
”バブル潰し”の後の”失われた10年”がこれでした
”価格破壊”という言葉が世間を賑わわせました

燃料費高騰を理由に漁船が休漁すれば
魚が値上がるか、燃料が値下がるか・・・です
世界的規模の石油高騰は、日本の漁師が漁を休んだくらいでは影響がありません
結局、魚の値上がりを受け入れるしかないのです

しかし、世界的な規模で自動車に乗るのを控えると
間違いなくガソリン価格は値下がりしますし
その結果、原油価格も下がるでしょう

あわてることはありません、それが”市場原理”です

世界の現実に必要以上に振り回される必要はありません
じっくり落ち着いて
石油後の世界を想像しようではありませんか
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地球温暖化騒ぎと世界的インフレの関係

2008-07-26 08:53:36 | Weblog
世界の未来がどうなるのか
私が予想できるわけではありません
偉そうなことを言っても、予想が外れることも多く
私自身、なるべく極端なことは考えないように
自分を戒めています

同じ理由で、私は地球温暖化のバカ騒ぎに付き合いきれません
はじめから、胡散臭い感じがしたのですが
どうも、アメリカを中心とした
投機筋が、農産物値上げを狙った
意図的な国際世論の誘導であったような気もします

株や債券市場のマネーゲームに飽きた投機筋は
アメリカや中国はもとより、世界的な不動産バブルからも手を引き
実物経済に向かったようです

次の狙いは石油と穀物だったのです

伝統的な投機対象です
これに貴金属や鉄なども加わります
要するに、本物のインフレになったわけです

こうした現状の世界経済の傾向に対して
日本政府は、まったく対処する能力がないように、私には思えます
日本の金融当局は、伝統的に、インフレを乗り切る能力が無いのです

バブル経済を破綻させてしまったのも
日本政府のインフレ経済への無理解でした

とにかく、不動産の値上がりはけしからん
株の値上がりで濡れ手に粟はけしからん・・・という訳で
やたら価格抑制のための乱暴な政策を乱発し
狂乱物価をソフトランディングさせるのに失敗しました

その結果、日本の大半の金融機関が事実上破綻し
数十兆円の政府資金の投入を余儀なくされ
官民合わせて、莫大な借金を後世に残すこととなりました

企業の倒産や整理統合も相次ぎ、雇用は不安定となり
現在のワーキングプワーの問題にまで波及する
経済失政の出発点が”バブル潰し”でした

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民主主義と科学とスポーツ

2008-07-25 08:39:42 | Weblog
科学は民主主義の文化
スポーツも民主主義の文化
これが私の年来の主張です

私がスポーツを熱く語るのは
スポーツが好きだということもありますが
何より、そこに民主主義のエッセンスがあるからなのです
一言で言えば、大衆の喜び、あるいは庶民の喜びといったものです

特権階級ではなく、庶民が楽しめること
分かりやすいルールが設定され、それが守られること
審判に権限があるものの、それを常に大衆が監視していること
それが現代スポーツの特徴です

つまり、観客としての大衆もスポーツの参加者なのです
だからこそ、大衆はスポーツに熱狂できるのです

民主主義社会では
役人や政治家だけが政治をしているわけではなく
大衆こそが政治の主体なのです

スポーツは、これとまったく同じです
プレイヤーや審判が、どんなに優秀でも
大衆の支持を得られない競技や競技団体は発展できません
スポーツは民主主義そのものなのです

そして現代では、スポーツと科学が分かちがたく結び付いています

この夏、競泳界の話題を独占したスピード社の水着なども
科学の成果がスポーツに与える影響の大きさを人々に思い知らせました

競技能力の向上だけでなく、審判制度の向上にも
多くのスポーツで、最新科学技術が導入されています

何より
スポーツの国際大会が、人口衛星を使って世界で同時に観戦できることは
民主主義と科学とスポーツは一体ものであり
同時に発展するということを象徴的に現しています

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科学と軍事と平和

2008-07-24 09:24:54 | Weblog
科学と民主主義の関係については
私はいつも頭を悩ましています

それというのも、科学技術の成果の寡占状態が行き過ぎであると
常日頃から、感じているからです
科学の成果が大衆の福利向上に十分役立っていない・・・
という思いを拭い去ることができません

これは知的所有権の問題でもあります
たとえば、ピタゴラスの定理や二次方程式の解法を
誰かが特許としてしまい
普通の人が利用できなくなってしまったり
お金を払わなければ利用できないとなったら、どうでしょう

私は科学の専門家ではありませんから
実際の科学の最先端で何が行われているのか分かりません
科学技術の研究には莫大な資金が必要でしょうし
そうして獲得した成果を無償で一般公開できないのも分かります
しかし何か、いま一つ、納得できないのです

そうでなくても
科学技術が軍事に優先的に投入される世界の現実には
怒りと悲しみを感じます

私は核武装論者であり、憲法改正論者です
それは、世界の現状を見るかぎり
日本の平和を守るためには、一番現実的な政策だからです

島国である日本は、強力な軍備を持てば
非同盟独立の政策がとれるため、
他国の紛争に巻き込まれる危険が少ないのです

私は平和を愛する者です
私は平和を維持するために何が必要かを
いつも現実的に考えています

科学技術の成果が軍事に使われることに怒りを覚える私と
科学技術の成果を積極的に軍事に使うべきだと考える私がいます
どちらも平和主義者の私です

人類全体の利益を考える
人類規模の真の民主主義が成立しない限り
科学技術の軍事利用は止まらない宿命なのかもしれません

民族を絶滅させるような伝染病は
今のところ地球上には存在しませんが
民族を絶滅させる戦争や侵略は、世界中で現在進行形です
亡びないためには、医学よりも軍事なのかもしれません
悲しい現実ではありますが・・・

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科学の成果と、その配分

2008-07-23 09:37:07 | Weblog
癌の特効薬が発明されれば
その発明者や製造企業は
莫大な利益を上げることが出来るでしょう

しかし、その薬が高価であれば
貧しい人々が科学の成果を享受することはできません

かといって、利益の出ないような安売りをしてしまえば
人材と資本を投下する科学研究は採算が採れなくなってしまうので
民間企業は研究開発を敬遠することになるでしょう

民間企業の研究意欲を維持させるためにも
新薬の場合、20年間程度は、開発企業の独占販売権を認めているようです

民間の利益優先の経営を批判する人々は
国立の研究所のようなものを作ればいいと考えます

しかし、公金で研究をする場合
予算配分をする役人の意向によって研究方法が決められてしまうため
創造的な研究はできません
実績のある研究の再試験のようなものか
不明朗な資金運用による汚職となることが多く
実際には税金の無駄使いになってしまうものなのです

公的機関はあくまで、民間のネットワークを作る広場となるべきで
閉鎖的な組織は腐敗と停滞しか生みません
優れた”私”があってこその”公”なのです

科学の成果は、人類が平等に享受できるのが理想ではありますが
努力し成果をあげた人々に応分の利益配当がなければ
進歩を促すことはできません
別の意味の不平等が起きてしまいます

自分では何もぜず
他人の成果を横取りする人々ばかりが儲かるようでは
まじめに努力する人は面白くありません

実際には、科学研究の成果をあげた人々より
商魂のたくましい人々が利益を得ているように思えてなりません
それが社会にとって、好ましいことなのかどうか・・・
現時点では、私には、なんとも判断がつきかねます

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科学的ということ

2008-07-22 12:20:16 | Weblog
”科学的”という言葉は
ずいぶん誤解されているように思います
一部では、絶対正しいという意味に使われています

一方では”科学では説明できない現象”などという表現も
世間では、安易に使われています

科学的ということの意味は・・・民主主義的ということです
もっと分かりやすく言えば
王様が見ても乞食が見ても同じ観測結果を前提とするということです

科学の理解には人格の貴賎は問題になりません
科学の観測結果は観測者のアイデンティティーを問題にしないのです
ただし、現実的には、科学を理解するための基礎的トレーニングは必要です

科学を理解するためには、一定の知的能力と訓練が必要です
知的であるということは、人間社会の約束事に従うということでもあります
科学によって、自然現象のすべてが説明できるわけではなく
自然の神秘を解明するための、人類共通の約束事が科学なのです

この世の中の現象の多くは
そんなに簡単に科学では説明できません
それこそ、科学では説明できない現象など
ありふれていて、まったく、めずらしくありません

だから科学が無力かというと
とんでもなくて
科学は使い方を上手にすれば、今以上に大きな力を発揮して
人類のために貢献することでしょう

人類が科学を十分使いこなせていないとすれば
それは、科学の責任ではなくて
科学の成果にともなう利益を、人類が共有できないことに問題があるのです
社会的な問題であり、政治的な問題であり
世界的な問題である・・・と言うことができると思います

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