湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

半生の記

2007-05-05 20:16:30 | Weblog
今日は久しぶりに昼寝をしました
私は、若い頃、毎日昼寝をしていました
ある時期から昼寝が嫌いになりました
仕事との関係です
昼寝をすると仕事ができませんし、昼夜逆転の生活になってしまうからです

私は若い頃、ニートのような生活をしていました
昼夜逆転で、昼間は何もせず
本を読んだり、たまに出掛けたり
とにかく、何をしてよいのか、分かりませんでした

毎日が不安で、でも、それなりに快適でもありましたから
なかなか、その生活をやめることができませんでした
実際には、その頃の記憶はほとんどありません、思い出せないのです
私の人生の中で、もっとも苦しい時期であったのだと思います

2年間の浪人生活をやめたのがニートの始まりでした
その後、知人のところでバイトなどをしていたのですが
肉体労働がきついところでしたので、体をこわしてしまい
本格的なニートになりました

正式に就職してサラリーマンになったのは25才の時です
ずいぶん遅い社会人デビューでした
途中、転職もありましたが、30才までは必死に働きました
今の自分のビジネスの基本を身に付けたのは、この時期です
私は遅れを取り戻すのに、必死でした

私にとっては、バイトで稼ぐわずかな金を持って
夜の酒場をさまようことが、人生のスタートでした
大人になるための第一歩でした
働いて得た金の大半も夜の酒場に消えました

34才まで続けた私のサラリーマン生活は
必死に働くことと、わずかなサラリーを夜の酒場で蕩尽すること
それによって体を壊すことに尽きました
それが自分にとって何だったのかは、今なお分かりません
後悔はしていません
それなりに楽しかったからです
私の人生の土台を作った時期でもありました
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする