湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

湘南は民度が高い

2021-04-30 18:59:33 | Weblog
ウチの子供達は、よく

「民度」

という言葉を口にします

彼らに言わせると
藤沢市や、湘南地域全般は「民度」が高いのです
駅で見る人々の行動や、自動車を運転している時に感じるドライバーのマナーに
そう感じさせるものがあるらしいのです

ウチの子供達は、小学校の時から、横浜市内の私立学校に通っています
そして、高校を卒業すると、地元の大学に通っています
彼らが感じる、地元の人達の行動は「民度」高いらしいのです

子供達が地元を誇りに思ってくれることは
親として、とても嬉しいことです
ずっと同じ家に住み、この土地で暮らしながらも
子供達にとっては、社会とは、第一に学校なのです
学校と、その周辺の環境こそ、最初に子供の知る「社会」なのです
そこを基準として、社会をみる物差しができるわけです

ウチの子供達は、けして評判の悪い学校に通っていたわけではないし
学校のある場所も、けして風紀の悪いところではありません
それでも、地元の方が良いと感じる”何か”があるようなのです
それについて、私が詳しく聞くことはありません
親としては、なんとなく、そう感じてくれていれば、それでいいのです


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住専問題、拓銀破綻、不良債権処理・・・など

2021-04-29 18:17:25 | Weblog
拓銀関連で、さらに思い出を一つ

北海道拓殖銀行、通称「たくぎん」が経営破綻した時
破綻の前日、私は、当時の六会支店長だったK氏に

「拓銀株を売ろうかと思う」

と、話しました

深い意味は無く
ただ、拓銀株を持っていたくなくなったのです
売れば損が出るのは明らかですし
拓銀がつぶれるとは思っていなかったので
「大株主様」である私は、なんとなく、支店長に断りを入れたかったのです
実際には、私は拓銀株を売りませんでしたから
私の持ち株は紙くずになってしまいましたが・・・

翌日、支店長は、私に頭を下げながら

「秋本さん、何か情報を持っていたのですか?」

と、聞きました

私に、情報などは何もありません
ただ、なんとなく、そんな気分になっただけです
それでも、しいて言えば

”私が拓銀に掛けた夢が薄らいできていた”

・・・ということかもしれません

当時、拓銀の破綻と、その処理について
父は、薄ら笑いを浮かべて

「あの程度の負債なら農協でどうにでもできる」

と言っていました

「いろいろ言われそうだから、やらないけどな」

父の言葉から察するに
そうした可能性について、農協系金融機関は検討したのでしょう
それは農協系が独自にしたのではなく
おそらく、政府筋からの要請があったと考えるべきです
しかし、農協系は、それを拒否したのです

拓銀破綻の前に、住専の破綻がありました

「住専問題」

と呼ばれた事件です
住専とは、住宅ローン専門の金融機関で
政府が民間金融機関に作らせたもので、6社ありました
バブル経済華やかなりし頃
住専各社は、本来の住宅ローンから外れ、不動産業者へ土地転売資金を貸し込み
これがバブル崩壊とともに不良債権化し、経営破綻したのです

農協系金融機関は、大蔵省の頼みで、住専に貸し付けをしていました
大蔵省の担当者に、債権保証を約束させた上で、融資したのです
当然、国は農協系の債権を保証しなければなりません
当時6800億円といわれました

農協系金融機関を救うため
国庫から6800億円を拠出することを
マスコミは批判し、多くの政治家がそれに同調しました
なんと、総理大臣経験者を含む多くの国会議員が国会で座り込みまでしたのです

もともと、住専は大蔵官僚の天下り先でした
彼らは、自分達の天下り先を救うため、農協系を利用しようとしたのです
農協系は、さすがに怪しいと考え、担当者から一筆をとっていました
その一筆が法的に有効かどうかはともかく、間違いない証拠です
現職の官僚のした約束です

農協系への債務保証は無事になされ
この件は、その後、誰も何も言わなくなりました
そりゃそうですよね
その後、何十兆円か何百兆円か分からない
途方もない額の不良債権処理費が、国庫から各金融機関に拠出されたわけですから・・・
しかも、そことについては、マスコミも政治家の何も言いません
「住専問題」の、あのバカ騒ぎは何だったのでしょう?

以上の経緯を振り返れば、明らかです
農協系金融機関は、政府や大蔵省、マスコミに強い不信感を持っていたのです
政府や大蔵省が何を頼もうと、相手にするはずはありません
マスコミや政治家まで巻き込み、自分達を貶めた連中を許すわけがないからです

いまでも政府は、何かといえば、農協をいじめます
安倍首相が農協いじめを始めた時
私は、この人では憲法改正は無理だと分かりました
案の定、3分の2の議席を得て、さらに協力者が得られそうな情勢だったにもかかわらず
安倍首相は、まったく憲法改正に手を付けずに、退陣しました
彼には、本当の意味の愛国心がありませんでした
本当の愛国心とは、農民を含む、全国民を愛する心です



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拓銀の思い出もう一つ

2021-04-28 18:40:55 | Weblog
拓銀の話題をもう一つ

やはり、拓銀が経営危機に陥ってからの話です
北海道拓殖銀行というくらいですから
拓銀は、北海道庁のメインバンクでもあります
そして、道庁の予算も掌握していました

私は、拓銀六会支店の支店長であったN氏から、ある相談を受けました
北海道庁が国から地方交付税交付金を受け取るまでの半年
道庁の予算を支えるのが拓銀のつなぎ融資でした
その額、なんと5000億円!
これを、何とかしてほしいというのです

もちろん、私がどうこうできる金額ではありません
具体的には、N氏は、農協の資金を期待していたのです
私の父は、農協の理事でしたし、金融対策委員でもありました
私が父に相談すると、父は、農協の金融部長に話をつないでくれました

ある夜、私と父、N氏と金融部長は
我が家の一室で、テーブルを囲んでいました
N氏は事情を説明し、金融部長はだまって彼の話を聞いていました
私と父は、口をはさむ余地はありません
ただ、私は

「全額出なくともよいのですよね?」

とだけ、念を押したのを憶えています

この話は、それきりであり
具体的な動きは何もありませんでした
私は少し残念ではありましたが、やむを得ないと思いました
話があまりにも大きく、北海道庁や拓銀の命運にかかわることです
普通に考えて、農協が口を出す類の話ではないからです

N氏と私とは気が合い
六会支店長時代には、よく、色々な話をしました
酒の席もあり、彼が東京に行ってからも
京橋や浅草、六本木などで遊びました

N氏は、30代で六会の支店長となり
その後は、東京本部に栄転し、次長になりました
東京本部で会った時には、彼の紹介で
当時の拓銀のトップであった、大蔵省出身の藤田会長と名刺交換もしました
その後、週刊誌で見た藤田氏の印象に比べ
私の直接会った藤田氏の印象は
はっきり言って、風采の上がらない人でした




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我が破れし北海道開発の夢

2021-04-27 16:41:04 | Weblog
ふとしたきっかけで、過去を思い出すことがあります
そんな話を、今日は一つ

もう30年近く前、北海道拓殖銀行という銀行がありました
略称は拓銀もしくは”たくぎん”でした
当時の、いわゆる都市銀行であり、大手行の一つでした
元は北海道拓殖銀行法により作られた国立の金融機関です
その後は、民間の金融機関となり「都市銀行」に分類されていました
この銀行は、いわゆるバブル崩壊で経営破綻しました

拓銀は私の取引銀行でした
取引銀行というよりメインバンクでした
私自身、拓銀とは運命共同体の気持ちを持っていました
しかし、拓銀一辺倒には不安を感じたので
これまた、当時の都市銀行であった富士銀行とも関係を持ちました
今となっては、どちらも消滅してしまいましたが・・・

すでに経営危機にあり、意気の上がらない行員達に

「アジアには海洋リゾートはいくらでもある」
「しかし、スノーリゾートは無い」
「やがて、豊かになったアジアの人々が北海道に押し寄せる」

と、私は予言しました

私の話を聞いて、彼らは感動していました
しかし、何か行動を起こそうという者はいませんでした
私のような人に北海道に来てほしいとは言いましたが
彼らから、具体的な質問も意見も情報もありませんでした
右の耳から入った私の言葉は、左の耳から出て行ってしまったように見えました
記憶に残った様子すらありませんでした

おそらく、彼らは

「また、秋本さんが面白いことを言っている」

と思っただけだったのでしょう

当時の日本国政府は、大手11行は潰さないと宣言していました
都市銀行である拓銀は、当然、その中に含まれていました
私は拓銀の株価が下がるたびに株を買い増し
拓銀の内規では「大株主様」と呼ばれる段階まで来ていました
しかし、政府は拓銀を潰してしまいました

私の拓銀株は紙切れとなり
私の北海道開発の夢は破れました
私は、政府がこんな重大なことに平気で嘘をついたことに
怒りよりも、政治家と官僚組織への侮蔑感を抱きました
連中は恥ずかしくないのか?
国民を、こうまで露骨に騙して、平気でいられるのか?

・・・それから、どのくらい後でしょうか
ニセコが外資により大きな変貌を遂げたというニュースに接しました
ホテルのオーナーも外国人なら、客も外国人であるといいます
ニセコの雪はパウダースノーであり、貴重だとのことでした

このニュースに接して
私は腹の底から悔しい思いをしました
スキーをやらない私は、ニセコのこともパウダースノーのことも知りませんでした
もし知っていたら、あの時点で、私はニセコに飛んでいたかもしれません







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クルマに乗りながら”自由”について考える

2021-04-26 18:20:48 | Weblog
クルマが増えましたね
皆さん、コロナが怖いので、公共交通機関を避けるのでしょう
ここ十数年忘れていた渋滞を経験しています
はっきり言って、困ったもんです

私は、むしろ電車を利用する機会が増えました
加齢や病気のため、車の運転が、昔ほど楽しくなくなってきたし
健康のために歩数を稼ぎたいからです
用意のいいことに、スマホにはその機能もありますし

私の青春は自動車とともにあり
自動車との縁が切れることはないと考えてきました
私は一生、車を利用し続けるでしょう
しかし、電気自動車よりはガソリン車の方はいいな・・・

今のクルマは良くできていて
これが電気自動車になれば、さらに革新的な技術が使えるようになるでしょう
これまでのクルマの概念を覆すような新機軸が打ち出され
高齢者や障碍者には嬉しい変化があるかもしれません

それはそれで楽しみです
どんな形であれ、クルマとの縁は切りたくありません
自由に空間を移動できる楽しみは
一番わかりやすい”自由”の実感でもあります

思えば、私は”自由”をこよなく愛し
自由を軸にして、人生を考え、社会を考えてきました
世界平和も環境保護も、個人の自由を犠牲にするなら反対です
今のコロナ騒ぎも、個人の自由への攻撃に無神経な風潮には共感できません

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不動産投資のすすめ

2021-04-25 16:57:39 | Weblog
不動産投資は私の専門ですから
もし、人に聞かれれば、少しは、投資のアドバイスができます
でも、不思議なくらい、そういう質問を受けることはありません
多くの人は、不動産投資に無関心なのです

せめて、私のブログの読者の皆さんに言いたいです

「不動産投資をしてください」



私が、なぜ、そんなことを言うかというと
まず、一般論として、不動産は値上がるということです
つまり、保有しているだけで、あなたの資産が増えるということです
あくせく働くばかりが人生ではありません
むしろ、富を成した人の多くは不動産や株の値上がりで富を築いたのです

つまり、富裕者になるためには
不動産か株に投資しなければいけないということです

もちろん、株も不動産も値下がるリスクはあります
これは、お金を失うことと同じですから
誰もが避けたいと思うでしょう
だから投資はしないと考える人は多いと思います

ならば、損をしない投資から始めたらいいのです
不動産投資であれば、自分の家を買うのです
あるいは、商売をしている人なら、店や営業所を買うのです
自分の建物に住んだり、自分の建物で商売をするなら
値下がったところで、損をしたことにはなりません

もちろん、売らなければならない事態に陥れば
その時、値下がっていれば、損が確定します
商売の失敗と景気低迷という二つの不幸が重なれば損は避けられないでしょう
しかし、相場が下がっている状況であれば、損とは言えません
売ったお金で同程度の不動産は手に入るからです

職場が変わって自宅を手放すことになっいたら
新しい職場の近くに、また、自宅を買えばいいのです
引っ越すたびに、同じことをしていれば、まず、損はしません
商売用の不動産でも、商売をたたむ時は
不動産があったおかげで、無一文にならずに済んだ人は多いのです

不動産投資は、富を形成するためだけではなく
生活を下支えするためにも有効だということです
ぜひ、一度、考えてみてください

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新幹線が作る夢

2021-04-24 18:23:38 | Weblog
先日、飛行機を使い米子に行ってきました
飛行機は本当に早く、まさに、ひとっ飛びという感じです
ただし、飛行機には欠点があります
飛行場が不便なところにあることと、搭乗から離陸までに時間がかかることです

その点、新幹線は便利です
切符を買って駅に行けばすぐに乗れます
到着駅は市街地の中心ですから、すぐに次の行動に移れます
直接の移動時間よりも、その前後の時間が大事です
その点では、近距離であれば、新幹線は飛行機に十分対抗できます

私は、仙台より南、関西より東は新幹線移動圏と考えています
所用があれば、新幹線を利用するということです
簡単な用件なら日帰りが可能です

今や本州の半分ほどは、一つの巨大都市圏と考えていいと思います

「拡大首都圏」

という概念を、私は持っています

新幹線がもたらした日本列島の都市構造の変化とは
日本全体が一つの都市となる動きです
もう、すでに半分は実現してしまっているのです
これでリニアモーターが開通すれば、その範囲はさらに広がります
リニアを東北方面にも敷設し、さらに中国四国九州に伸ばしたらいいでしょう
日本列島全体が一つの都市になります

現状の新幹線だけで
日本列島は十分便利になりました
一つの都市として、大きな変化があったのです
その影響は、今後、確実に出てくるでしょう

関東圏と関西圏という二つの核を持つ大都市圏が誕生します
その両者を結ぶ線上にある東海地方や北陸地方は
首都圏郊近郊の住宅地といった位置づけになるかもしtれません
そうなれば、過密と過疎を同時解消するという
田中角栄の

「日本列島改造論」

の夢が、現実となる日が来るかもしれません

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相続登記義務化に思う・・・日本を滅ぼす相続税

2021-04-23 12:33:04 | Weblog
昨日の新聞をチェックしていたら
いよいよ

”土地相続登記の義務化”

が決まったようです

まあ、登記の義務化はよいでしょう
しかし、相続税は廃止されていませんよね?
つまり、国に金を払うことが義務化されているわけです
しかも、誰が相続するか、現行の制度では簡単には決まりません
法律を作ったところで
国民が合法的に法律を守れる制度になっていないのです
全く無責任な法制度です

これが日本の法制度の最大の欠陥です
法律を作る者達が、国民のことなんぞ、まるで考えていないのです
財産分割協議も終わらず、相続税の納付金も用意できなければ
土地の相続登記をしたくても、できません
それなのに日本国民は、全て当事者の責任とされ、犯罪者とされてしまうのです
そもそも、自分が相続人であることすら分からないにもかかわらず!

せめて、政府が当事者に連絡すべきです
住民票をチェックすれば、法定相続人は特定できるはずです
あるいは

「予定相続制度」

を作って
事前に被相続人と相続人の間に合意を取り付け
被相続人の死とともに、自動的に相続登記が完了するようにするべきなのです
当然ながら、その時点で相続税は発生しない制度にすべきです
親が死んだら子に債務という現行の制度は非人間的です
国民に私有財産権を与えていないのと同じです

私の一貫した主張は

「相続税の廃止」

です

相続税は、国民を貧困化し、国民から愛国心を奪います
現状の日本は、そうなりつつあります
それでも、真面目な日本人には愛国心が残っていますが
自分が死んだら、国が家族から財産を巻き上げてしまうと考えたら
とてもではありませんが、国のために死ねませんね

相続税は、国民の心まで貧しくしてしまいます
貧乏人の嫉妬心を階級的憎悪と言い換えたのはマルクスです
共産主義思想が日本を弱体化させています
共産主義の中国ですら、相続税を執行しないというのに!
その差が、この30年の日中の国力の差です
今のままでは、日本は中国に支配されてしまうでしょう
日本を滅ぼす者達の正体は見えています
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今こそバブル経済を!

2021-04-22 18:52:42 | Weblog
今、都内の不動産はバブルです
マンションも高騰していますが、当然、土地も高いです
その余波は、郊外の人気住宅地にも及んでいます
湘南地域の不動産関係者は、このところ好景気でした
湘南台の土地が高いという話はよく聞きます

ところが、実際のところ
いわゆる実物経済を見ますと、不況です
ビルは、都内も郊外も空室だらけ、不動産不況は深刻です
これは一体どういうことでしょうか?

世界は、コロナ騒ぎによる不況対策として
通貨を発行しまくり、市場にはマネーが溢れています
その行き着く先は、株や不動産、貴金属になるわけです
株はもちろん、金も高いし、パラジウムも高い
当然、日本株も昨年の底値から大きく戻しています

コロナ不況とコロナバブルがセットで経済をかき回しています
こういう時に、バブル潰しをやるのが日本の伝統的経済政策です
一方、バブルにより不況を吹き飛ばそうとするのが中国やアメリカです
過去30年間、両者の経済政策の違いが、大きく国力の違いを生み出しました

昔々、30年以上前、日本はバブルと呼ばれる好景気に沸いていました
地価が高騰し

「地価を引き下げよ」

という声がメディアで沸き上がりました
そこで、世論に煽られた政府と日銀は、とんでもないことをやりました
なんと、30坪の土地取引まで国土法の対象とし、強制的に土地価格を引き下げ
さらに、金勇機関に対し、不動産融資の総量規制を行ったのです

自由経済を真っ向から否定する愚行は、効果抜群でした
土地価格は引き下がり、不動産担保融資は焦げ付き
その後長く”不良債権問題”として、日本経済の足を引っ張り続けました
その挙句、以前の優良金融機関が、ただ同然で外資に売られたり
不良債権処理のために、巨額の政府資金が金融機関に投入されたのです

それでも、日本経済は、不況から脱出することができず
日本人は長く続く不況に苦しみ続けました
この間に就職期を迎えた若者達は、職に就けず
就職氷河期と呼ばれた時代が長く続いたのでした

今、日本がすべきことは
過去の愚行を繰り返すことではありません
あえてバブル経済を生み出し、世の中に札束が乱舞する状況を作るべきです
偽善的な説教調の経済談義は拒否し
国民を救うために、自由経済の力を信じる時です

自由に金が動けば
不平等はあっても、社会は必ず豊かになります
貧しい者を苦しめるのは、貧しい社会です
豊かになれば、就業機会は増え、賃金も上昇します
税収が増え、社会保障費が減ります
本当に必要な人に、十分な社会福祉が与えられるのです



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日本人が情報戦に弱い理由

2021-04-21 15:51:18 | Weblog
日本の防衛や宇宙開発の情報は中国に筒抜けです
中国に限らず、世界中が日本の技術を狙っているのでしょうけれど
特に、中国は最大規模でやっています
アメリカのように、何の努力もせず、日本の技術を盗める国は別として・・・

日本にスパイ罪が無いことが、その原因とされることがあります
そういうことも関係はありますが
一番の理由は、日本人に機密保護の意識が乏しいことです

情報に関しては、3つの側面があります
情報収集、機密保護、情報発信です
情報は、集め、守り、発信することで力を持ちます

人は、なぜ情報を集めるのでしょう?
人には、そして動物全般には、行動の自由があります
次にいかなる行動をとるか、それを決めるのが情報です
自由があるから、情報が必要なのです

日本人は、情報収集はともかく
情報発信と機密保護の意識が乏しいです

日本は昔から、比較的自由な国です
情報収集には障害が少なかったのです
また、長く平和であったために、他者と争う状況が少なくて
日本人には、機密保護の意識も低いのです

日本人の恵まれた環境が
情報戦に弱い国民を育てたと言えるでしょう
問題は、情報戦の弱さを自覚している日本人が少ないことです
特に、政治家や役人がそれでは、国運は衰退するばかりです

日本の戦後は、軍事の自由を奪われた時代です
軍事情報の収集、軍事機密の保護、軍事力の示威などは弱くなる一方です
自由が無くなれば、情報の収集、保護、発信は不要となります
それが日本が情報弱者になってしまった根本原因です

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