湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

分割統治

2006-07-31 19:02:30 | Weblog
帝国主義の対外政策は必ず分割統治の手法が使われます
日本人には思いも付かない悪辣な手法です
特にアメリカ人やイギリス人が得意です
彼らは本質的に帝国主義者です

現在、日本はロシア、韓国、中国との間に国境問題を抱えています
これらは全て、占領下に連合国、特に米国により
蒔かれた種が芽を出したものです
本来、日本の領土であるものを
少しづつ隣国に分け与えたのです
まじめな日本人は最小限の要求を隣国にします
しかし強欲な隣国はこれを拒否します
日本は戦争するわけにはいきませんので、対立は続きます
平和条約は結べません
日本は孤立します
結果として、米国に頼るしか方法が無くなるのです

北方領土問題を米国の仲介で解決しろなどというバカもいました
さすがに政治家も役人も、そこまでのバカは少ないです
北方領土問題は米国が日露(旧、日ソ)の間に打ち込んだ楔(くさび)です
同様に竹島問題は日韓、尖閣諸島は日中の間に打ち込まれた
米国の楔なのです

隣国同士を争わせるだけでなく、同国内にも争いの種を蒔きます
日本における戦中派と戦後派の対立、世代の断絶は
米国の策略によるものです
しかし、これなどかわいいものです
アジア内部に対立の芽を残すことも忘れません
領土問題だけではありません
日本はアジアの侵略者という宣伝を全世界にしたのも英米です
500年にわたる欧米のアジア支配は何だったのでしょう?
あの徹底した支配と搾取は何だったのでしょう!
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帝国主義の知恵

2006-07-30 07:42:51 | Weblog
アジア、アフリカ地域は
その大半が第二次大戦後独立した国々です
独立後、じつに多くの戦争があり、今尚あり
戦争がなくても、隣国どうし対立し、いがみ合っています
軍備増強に余念がありません

これはどうしたわけでしょう?

私は日清戦争、日露戦争に思いを馳せます
あれが原型だったな、と思うからです
平和だった隣国同士が、互いに競争するように
欧米先進国から武器を買い集め
軍備増強に邁進し
やがて戦争が始まるのです

”分割統治”という言葉をご存知でしょうか?
統治の対象を互いに対立関係に置き、統治を容易にすることです
帝国主義の基本です
数の少ないイギリス人が大英帝国を作り
世界の三分の一を支配できたのは、この手法を最大限使ったからです

彼らは東南アジアを統治する時は
下働きに中国人、インド人を使いました
中国人はこうした仕事に向いているらしく
インドシナではフランス人がベトナム等の支配に中国人を使いました

ベトナム戦争後、大量のボートピープルがベトナム沖の海に現れました
ベトナム人が中国系ベトナム人を追い出したのです
積年の恨みを晴らしたわけです
これに腹を立てた中国はベトナムに攻め込みました
これが中越紛争です

ベトナムと中国は、共産主義の同志として
アメリカ帝国主義と共に戦っていました
中越紛争が起きた時
日本の左翼は事態がまるで理解できませんでした
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閉ざされた言語空間2

2006-07-29 18:26:16 | Weblog
イラクのサマワで自衛隊は立派に任務を遂行しました
憲法前文の精神に則り、日本人として
誇るべき行動と実績を残しました

自衛隊がサマワに派遣されてからの2年半
合計14回もの攻撃が、自衛隊宿営地周辺にありました
大半はロケット弾または迫撃砲によるものです
しかし一人の負傷者も出ませんでした
神の恩寵としか思えません
自衛隊は最後の最後まで1発の銃弾も撃ちませんでした
そして疾風のごとく去りました

私は大きな喜びを感じ、それをブログにしました
ブログには書きませんでしたが
派遣された陸上自衛隊全員の日本への無事帰還が報道されると
まるで自分の親族のことのような喜びを感じました

自衛隊のサマワ作戦終了に、私は喜びを感じましたが
同時に、自衛隊の置かれた立場に、思いをはせないわけにはいきませんでした
そこには憲法の問題がありました
そこで私の日本国憲法への認識と感覚を書いてみました
まさかブログで憲法問題を論じることになるなんて
自分でも意外でした

憲法を論じながらも、私には引っかかるものがありました
どうも私の憲法観は世間の、とりわけマスコミの、それとは
大きくズレているのではないかという思いです
私の憲法観は、法律の常識、世間の常識
日本語と日本人の常識に従ったものです
特異な発想や独創的な解釈を披露したわけではありません
ただしそれが、マスコミの常識とは違うということは分かっていました
マスコミが非常識だからです

そこで私はマスコミの非常識の根源を書かねばならなくなりました
それが”閉ざされた言語空間”です
第二次大戦後の我が国の言論には大きな枠がはめられていました
そこを出る自由が与えられていなかったのです
憲法問題は、その筆頭でした
この事実は故江藤淳が米国滞在中に
残された米国側資料により発見したものです

それにしても”閉ざされた言語空間”とは、見事な命名です
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閉ざされた言語空間

2006-07-28 12:08:43 | Weblog
閉ざされた言語空間
江藤淳の著書の題名です
内容は占領下の日本における
米国の検閲の実態を暴いたものです
今、私の手元にその本が無いので、解説は書けません
私は江藤淳の著書を離れて、この問題を論じてみたいと思います

米国人には日本語の堪能な人物は少ないです
したがって、進駐軍の手先となって
検閲の実務を行ったのは日本人でした
実に、その人員は数万とも聞きます
多くは若いインテリです
食べるものも満足に無い時代
よい職にありついたということで
黙々とその作業に従事したのでしょう

それにしても
占領者の側に立って
自国の言論の制限に手を貸すことに
何の疑問も感じなかったのでしょうか?

多くは現在80歳以上の人々です
そんなおじいちゃんやおばあちゃんに
昔の話を蒸し返しても、仕方が無いと考える人もいるでしょう
しかし、彼らはインテリです
昔のことを、はっきり憶えている人は沢山いるはずです
私は彼らの弁明を聞いてみたいと思います

彼らの大部分は、占領終了後も言論出版界に居座り
日本の言論出版教育を支配し続けました
戦後日本の言論、出版、教育は
始めから売国奴達に支配されていたのです
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検閲体制下の民主主義

2006-07-27 17:03:48 | Weblog
占領下で検閲がなされていたことは
国民は知っていました
ただ、その実態がどのようなものであったのか
長い間、闇に包まれたままでした

評論家の江藤淳(故人)が
「閉ざされた言語空間」であきらかにするまで
戦後占領下における検閲の実態は
一般には知られていませんでした

有名な文学作品にも、検閲によって
書き直しを命じられた例があります

進駐軍による検閲の特徴は
事前検閲と書き直しにあります
露骨な出版妨害や本文削除ではありません
ですから、一般の人々には
検閲の存在すら知られませんでした

私達日本人が与えられた「戦後民主主義」とは
金髪のマネキン人形のようなものでした
ほんの一部の日本人は、憧れや劣等感を感じながらも崇拝しました
しかし、けして真正面から見ようとはしませんでした
まともな大人は相手にしませんでした
よく見れば、作り物の人形です
ただ、学校とマスコミが
一生懸命、進駐軍の代理で宣伝し
戦争中、まだ子供だった世代や
戦争を知らない若い世代を洗脳したのです
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占領状態継続を望む人々

2006-07-26 18:41:54 | Weblog
日本国憲法第9条は
占領下で占領状態が継続していることを前提とした条文です
したがって、憲法改正に反対する人々というのは
占領状態継続を望む人々です

どのような人々でしょうか
まず第一に、アメリカを中心とする連合国の人々です
次に、日本敗戦後、有利な法的扱いをうけた第三国人
そして、占領下、進駐軍と組んで甘い汁を吸った日本人

さらに、これに連なる人々
たとえば、日本共産党や日本社会党は第三国人から活動資金を得ていました
日本共産党と日本社会党の支持母体は日本教職員組合です
学校の先生達は盛んに憲法護持を生徒に吹き込みました

左翼ばかりを攻撃するのは公正を欠きます
自由民主党がアメリカから活動資金を得ていたのは公然の秘密です
個々の議員は第三国人からも資金や支持を受けています

憲法改正を常に反対してきたのはマスコミです
これには、深い事情があります
進駐軍は日本占領後、徹底的な検閲をしました
これには多くの日本人のインテリが動員されました
新聞をはじめとする言論出版界は
全面的に進駐軍の支配下にあり
結果として、彼らのために働いたのでした

日本国憲法に対する批判と
日本国憲法成立の経緯を暴露することは
最上位に位置する検閲項目でした
言論の自由を謳い、検閲を否定する日本国憲法は
徹底的な検閲体制のもとで成立したのでした
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平和という名の戦争

2006-07-25 17:54:04 | Weblog
第2次大戦後、日本は
日本国憲法第9条という奇妙な法律を護持しながら
平和という名の戦争を戦うことになりました
世界はけして、平和を愛する人ばかりではなく
公正と信義など、あてにできませんでした
隣国の公権力により
海上で漁船は拿捕され、漁民は拘留されました
彼らが解放されるのは
裏取引で、金銭的決済がなされた場合であることは
国民は知っていましたが、マスコミは報道しませんでした
国を挙げて営利誘拐をする国家群(ソ連、南北朝鮮)に対し
国は手も足も出ませんでした
ソ連は千島、樺太の不法占領を恒久化し
韓国は竹島を侵略占拠しました
南太平洋では、フランスの水爆実験により
死の灰を被った漁船もありました
どんな不法行為に対しても
日本政府はまともな対応ができませんでした
犠牲者となった国民は、ただ運の悪い人々とされました
多くの国民は、同胞を救うのは政府の仕事と考え
我と我が身の安全と幸福のみを願いました
こんな日本を見て、別の隣国も日本侵略を始めました
中国は尖閣列島周辺で、石油の採掘を始めました

平和憲法と呼ばれた日本国憲法は
60年を経て、日本人が気付いた時は
周辺国を全て、日本に敵対する国としていました
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日本国憲法前文と第9条の無効

2006-07-24 13:26:34 | Weblog
日本国憲法第9条は孤独な条文なので
そこだけ読んでも、意味するところは曖昧です

日本国憲法第9条は、憲法前文と合わせて読むと
意味するところが分かりやすくなります
それというのも、前文は、その内容が
ほとんど第9条に関わるもので占められているからです

憲法前文というものは
憲法を成り立たせる前提を記載するわけです
この前文を読めば
第9条(戦争の放棄)の条文を挿入したいがために
この憲法がデッチ上げられたことが好く分かります
この前文は、それこそ全文(!)が第9条に関わっているのです
日本国憲法全103条の中で、戦争の放棄に関わる条項は
第9条ただ一つです
実に103分の1に関わる内容が
前文の全文を占めているのです!

憲法前文の中で、特に、第9条に直接つながる文は
次のようなものです

「日本国民は、恒久の平和を念願し・・・
平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、
われらの安全と生存を保持しようと決意した。」

前文と9条を合わせると
「世界中の国と国民は平和を愛し信用できるので
私達は戦争をしませんし、軍備も持ちません」
という意味になります
バカバカしい前提によって、屁理屈を通しています

実際には、その後シナ大陸では国共内戦が激しくなり
やがて、敗れた蒋介石は逃亡先として
台湾を侵略統治しました
さらに朝鮮戦争も始まりました

この時点で
憲法前文は空文化したわけですから
国会は憲法第9条の空文化を宣言するべきでした
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憲法第9条は有効か?

2006-07-23 10:47:48 | Weblog
拘束されたり、脅迫されたり
薬物をのまされたり・・・
とにかく、正常な自由意志で行動や判断が出来ない状況
そのような状況でなされた契約は法律的に無効となります

日本国憲法が制定された時の状況を考えてみましょう
日本国憲法が制定された時、日本は連合国の占領下にありました
当然、陸海軍は武装解除され、主権もありませんでした
このような状況でなされた立法は
日本人にとっては正当性の無いものです

日本国憲法に限らず
連合国占領下でなされた立法は全て
日本人には、本質的に無効です
現実的に効力を持っているものであっても
便宜的なものと考え
独立回復後、正規の手続きで改正すべきものです
特に、基本法たる憲法は
独立回復後、ただちに改正すべきものでした

日本国憲法第9条は
その条文の奇怪さはもとより
その成り立ちから言っても
民主主義国日本の国民に対して
効力のあるものではないのです
その改正についても
第96条の改正手続きに拘束されません
ただ、国会で無効宣言をし、改正手続きを審議し
国民の信を問えばよいのです
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憲法第9条の意味すること

2006-07-22 08:46:24 | Weblog
法律は暴力や殺人を犯罪としています
しかし、我が身を守るため、やむなくした行為で
相手を傷付け、死に至らしめたとしても
これは罪になりません
正当防衛が成り立つからです
同じく、国家が何者かに攻撃を受ければ
これに反撃することは
自己防衛のための、国家の当然の権利です
そればかりではありません
国民の生命財産を守るのは
国家の国民に対する義務ですから
国家による防衛出動は
国民に対する義務の履行でもあるのです

常識的に読めば
憲法第9条の意味は
日本に無関係な場所で
日本に無関係な国々の間に紛争が起きても
日本が軍事介入することはしない
という意味です
さらに付け加えるなら
無防備な弱小国を、一方的に攻め込んで
植民地とするような
帝国主義的侵略をしないということです

日本国憲法第9条の意味することは
スイスの国策のようなものです
実際、マッカーサーは日本を東洋のスイスにすると語っています
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