湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

文明を支えるために・・・イジメの構造

2014-11-30 11:45:10 | Weblog
イジメ行為とは、いかなるものか?
最近はそんなことばかり考えるようになりました
そして、結論としては
集団による異物排除という動物的行為なのだと考えています

なぜイジメが発生するかと言えば
人間の動物化ということです
私はこれを強い表現でケダモノ化と呼んでいます
あるいは古典的表現として、畜生道に堕ちるとも言います

現代の人間社会・・・この文明社会を支えているのは
不自然な人間的努力です
自然状態であれば
人間は目の前に食べ物があれば、これを盗むでしょう
それをしないのが文明人です

アメリカではスーパーマーケットで買い物をしながら
商品棚のお菓子を子供に食べさせて
レジで支払いをすます親がいると聞いたことがあります
日本でも、万引きが発覚すると
代金を支払えばいいのでしょうと居直る客がいると聞きます

目の前にあるモノを獲りたくなってしまうのは動物的衝動です
これが抑えられなくなると、文明社会を生き抜くことはできません

動物は自分より弱いものとしか闘いません
同種間の生存競争でも、狩りで獲物を狙う場合も同じです
動物的本能の中に弱いものへの攻撃衝動があるのです

今は、たんにイジメと言います
昔は”弱いものイジメ”と言いました
昔の人の方がイジメの本質を理解していたと思います

勇気や正義、誠実という概念は
文明を成立させるための不可欠な概念です
しかもこれらは自然状態では身に付けることのできない不自然な概念です
勇気は自分より強い者と闘うときに必要な精神ですし
正義や誠実は、時に自己の利益を犠牲にしなければなりません

文明社会は多くの優れた知識によって成り立っています
知識を学ぶことは文明社会を生き抜く上で必要なことはいうまでもありません
しかし、知識だけを学んでも
それで文明社会を生き抜けると考えたら間違いです
文明を支える心構えを、子供の時からたたき込まなければ
文明社会そのものが根底から崩れ落ちてしまうでしょう
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運動もほどほどに・・・糖尿病との闘い

2014-11-29 14:05:10 | Weblog
血糖値が下がるということで
熱心に散歩をしていたのですが
疲れがピークに達し、参っています

何事もやり過ぎは駄目です
かえって体調を崩し、今朝なども
血糖値が元に戻ってしまいました

ストレスは血糖値を上げます
いくら散歩が血糖値を下げるからといって
元々50歩も歩けばベンチに座りたくなるほど弱っていた体力が
いきなり回復するわけは無く、無理は禁物ということです

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個々人の保身が事態を悪化させる・・・イジメの構造2

2014-11-28 11:38:50 | Weblog
イジメの問題を考えるときに
これは加害者の問題だということが大事です
イジメ問題の深刻さもここにあります
加害者が多数だということです

大袈裟なたとえですが
戦争責任や国家犯罪の裁きにも似た難しさがあります
民主主義国家が戦争を起こした場合
戦争責任は戦争指導者だけの責任に帰すわけにはいきません
国民全員が、何らかの責任を負わされることになります
ということは、誰も責任をとらないということでもあります

イジメ問題で加害者の責任が追求されることが少ないのは
場合によると、クラスの中の圧倒的多数が加害者となるからです
誰の責任であるか、曖昧になるからです

さらに悪いことには
多数派は口裏合わせをして
嘘をでっち上げることさえします

次男の濡れ衣事件の時も
次男と加害少年とは接点がありませんでした
次男が主張した、その当たり前の事実ですら
別の生徒の、次男と加害少年が話しているのを見たという嘘証言を
担任や学年主任が信じてしまったことにより
事態が悪い方へ向かってしまったのです
この嘘証言をした生徒の名前は分かっていますが
学校側が彼の責任を追求した形跡がありません
濡れ衣事件は、イジメの発端ではなく
イジメの一環であったのかもしれないのです

人間の集団がある方向に流れ始めると
個々の人間は、それに異を唱えることが難しくなります
自己の良心を放棄し、集団の流れに身を任せてしまうのです

哲学者のハンナ・アレントは
ナチスの巨悪を実行したのは悪魔の様な人物では無く
小心な小役人であると言ったそうです
私も、そう思います
小役人の保身が、巨悪を放置し拡大するのです
イジメの拡大も、個々の生徒の保身が、事態を放置し拡大するのです
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カラオケバーと血糖値・・・糖尿病との闘い

2014-11-27 10:28:52 | Weblog
昨夜はカラオケバーに行き
少々ウイスキーを飲み、歌いました
ウイスキーは炭酸で割る、いわゆるハイボールです
歌は、日本の歌謡曲も歌いますが
古いアメリカンポップスを英語で歌います
私が中学生の頃、夢中になった曲を歌うと、ノリもいいです

ちょっと飲み過ぎたので
朝は、体も重く、頭も重く、気分は良くありませんでした
頭が重く感じる時は血糖値も高いので、測定するのが憂鬱でした

しかし、なんと!
今朝の血糖値は”139”でした!
過去最低を記録したのです!
はじめは、信じがたい気分でした
しかし、間違い無く、測定器に、その数字が出ているのです

昨日の夕方の血糖値は”144”でしたから
このところ、好調ではあったのです
その理由は”散歩”です
昼食後の”散歩”は劇的に血糖値を下げるのです

私は就寝前に焼酎を飲むと朝の血糖値が下がるのを知っていました
どういうわけか、つまみにハムやピーナッツや果物を食べても
朝の血糖値は低いのです
さらに、カラオケバーに行った日は
朝の血糖値が低いばかりでなく
その後の血糖値も低くなる傾向があるのです
以上は、自分で血糖値を計測しながら経験的に知った事実です

今回、この傾向が、さらに劇的に現れたわけです
実際、血糖値を計測した後では
重かった頭も軽くなり、気分も上々になりました

まさか、誰かが計測器に細工をしたのではないでしょうね?

母が亡くなる前、母は日々減り続ける体重を気にしていたので
姉たちは体重計に細工をして、多めに表示されるようにしました
無邪気な母は、体重が増えたことを心から喜んでいました
私は、母が亡くなった後、姉たちから真相を聞かされました
・・・ふと、そんなことを思い出しました






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靴と散歩・・・糖尿病との闘い

2014-11-26 14:52:47 | Weblog
今日も雨です
気分の晴れないまま、散歩に出掛けました
家の近くを1時間ほど

せっかく散歩の習慣を始めたのに
昨日は雨なのと忙しいのとで、できませんでした
今日も雨ですが、決行しました

雨は霧雨に近い小降りだったのですけれど
風が強いので
傘を差しながらの散歩は、それなりに注意が必要でした

家の近くの散歩には、小さな発見があります
家の周りを歩くなんてことは
小学校時代か、せいぜい中学校時代までです
時の流れは風景も変えてしまいます

散歩程度の運動しかできなくなった
我が体力の情けなさ
でも、ここからが勝負です
私は健康のための道を拓きつつあるのです

健康診断の結果
糖尿病以外に病気らしい病気が無いことが明らかになり
そのことで、私は勇気付けられました
散歩をしようと考えたのは
気持ちが前向きになったからです

それともう一つ
先日買ったスニーカーが足にぴったりして
歩きやすいことも、散歩をする動機付けになっています

リーボックの最新バージョンなのですが
店頭で見たときは斬新なデザインに目をとめたのです
つい欲しくなり、ほぼ衝動買いです
実際に履いてみると、色がベージュのためもあり
派手なところは一切無く、普段着の私にしっくりきます

良い靴との出会いは
新しい習慣を作るほどのインパクトがありました
これで糖尿病に立ち向かえるとしたら
靴には大感謝です
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次男へのイジメ

2014-11-25 16:37:35 | Weblog
連休明けの仕事は
いろいろ予定も詰まってはいますが
私の脳みそはさらに詰まっていて
それを解きほぐし、悩みを解消することが、ひと仕事です

家族の悩みは、人を苦しめます
時には、自分のこと以上に、心を悩ませます

私の場合
不登校に陥った次男を思うと
どんな時も、心が晴れません

次男は、私以上に苦しんでいるのです
妻も、私以上に苦しんでいるはずです
そして、この問題に関しては、私自身の無力を痛感しています
イジメ問題の被害者になるということは
私の人生の想定外でした

私が子供達を学校にあげる時には
イジメ問題について

イジメは
してもいけない
されてもいけない
見て見ぬふりをしてもいけない

と、教えました

しかし
現実に我が子がイジメの被害を受けるとなると
それに対して、当人も親も、何もできないのです

学校にお願いしても
担任の教師が見て見ぬふりをし
学校の上層部に情報を上げなければ、何も無いことになってしまいます

学校の上層部が、これを知っても
具体的に加害者を強く罰しない限り
加害者は反省すること無くいイジメを継続します

イジメの本質は集団による仲間はずれですから
いったんイジメ構造ができあがると
被害者はクラスの中に居場所が無くなります
この状態を解消することは困難です・・・不可能かもしれません

つまり、クラス替えでもしないかぎり
被害者は学校に通えなくなるのです
本当は加害者を退学させるか、せめて停学させればいいのです

次男がイジメのターゲットになった切っ掛けは”濡れ衣事件”です
しかし、次男のクラスには、それ以前からイジメの構造がありました
何人かの犠牲者が出ており、退学者も出ています
いじめられた生徒が退学させられているのです
次男も同じ運命をたどる危険があるのです

次男は、いじめられている生徒をかばうことをしてきました
まさに、私の言いつけ通り
イジメを、見て見ぬふりはしなかったのです
その結果として、彼がいじめられることになったのです
”濡れ衣事件”はイジメの口実に過ぎませんでした
濡れ衣が晴れても、次男へのイジメは無くなりませんでした
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散歩・・・糖尿病との闘い

2014-11-24 14:46:36 | Weblog
引治川親水公園まで散歩しました
昼食後1時間半ほどかけて
ゆっくり歩きました

私には散歩の趣味はありませんでした
散歩をするのは、糖尿病との闘いのためです
血糖値を下げるためです
散歩は確実にその効果があるのです
毎日自分で血糖値を測っていますから、よく分かります
食事制限の他では、これが一番効果があります

それにしても、歩くのは辛い
最後は足を引きずるように、やっとの思いで歩きました
途中一度だけベンチに腰を降ろしましたが
それもほんの数分、あとはずっと歩き続けです

疲労もさることながら、膝が痛いです
長年の運動不足が、ここへ来て、大きな負債となっています
動かそうにも動かぬ肉体を
なんとか前に進ませようとする努力は
自分ながら、しんどいものです

いつの間に、俺はこんなに弱くなってしまったのだろう?

心の中で、嘆きと問いが起こります

散歩は、あまり無理をせず、続けようと思います
血糖値を下げることも大事ですが
なんといっても、心身の健康が第一です
そのためには、無理は一番良くありません
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「正確なコミュニケーション」と自由

2014-11-23 11:59:27 | Weblog
私は自分の意志と行動に極端なこだわりがあります
簡単に言えば、自分の思い通りにならないと我慢ならないのです
随分わがまま性格だということが言えます

その一方で、他人に対し、自分の我が儘を通すのも嫌いです
若い頃の私が一人旅ばかりしていたのも、それが理由です
他人と調子を合わせるが苦痛ですし、他人に強制するのも嫌なのです

私が動物を飼うのが好きでないのも、たとえ動物とはいえ、
檻に入れたりロープでつないだりするのが嫌だからです

私は自由へのこだわりが強いのです
自分の自由ばかりか
他人の自由も、動物たちの自由も尊重したいのです

自由へのこだわりの中に正確さへのこだわりがあります
何かを注文したときに、注文通りになっていないと腹が立ちます
これは誰にとっても当然のことではありますが
私にとっては、私の自由を否定されたという意味でも腹が立つのです

仕事での打ち合わせでも
たいして難しい話でもないのに、ミスをする人はいます
その理由は、人の話を良く聞かないからです
早合点や、いつものパターンでことを処理することから起きるミスです
彼らのミスの根本には、自由な発想の乏しさがあります
発想が固定化されていることによるミスです

「発想の自由」と「正確なコミュニケーション」

一見別々の概念に思われることです
しかし、この二つの概念の間には深い関係があるのです

正確な観察と報告が基礎科学の発達を促しました
確かな基礎科学の土台の上に、自由な発想による科学技術の発達があります
言うまでも無く、科学技術の発達こそが私達の生活を豊かで自由なものにしています
「正確なコミュニケーション」こそが、自由と豊かさの根本なのです


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青春の情熱と進路

2014-11-22 11:57:32 | Weblog
早くも、先日の健康診断の結果が郵送されてきました
紙に印刷されたファイルとCDロムです

脳の血管の画像なども見られます
でも、途中でやめてしまいました
見ていて面白いものではありません

私は医者になることに挫折した者です
今では、医者にならなくて本当に良かったと思っています
私は、医療に関するほぼ全てに嫌悪感を覚える性格なのです

自分にまったく適性のない進路を選び苦闘した青春を思うと
なにやらほろ苦い微苦笑が自然と起こります
若かったんんだな・・・という思いを噛みしめます

頭で考えることと、心の中身のズレ
それを強引に突破しようとするのが青春の情熱ならば
挫折を味わい、自分自身を見詰め、現実を受け入れることを学ぶ
それが大人になるということかもしれません

神様は必ず、その人にふさわしい人生を用意してくれている
歳を重ねるごとに、確かな思いとして
私は、そう考えています
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未来が現在となる

2014-11-21 14:46:16 | Weblog
山中湖から帰りました

健康診断の結果、癌がまったく無かったことが嬉しいです
私は癌は治療しない主義のつもりでした
近藤誠先生の説を信じているからです
しかし実際に癌と宣告されたら
自分の信念を貫けるかどうか自信がありませんでした

今回の健康診断は、癌の他に
脳と心臓、その他全般です
脳にも異常が無く、心臓にも異常がありませんでした
内臓にも異常がなく
どれも理想的な状態だと言われました

日本に数台しかないような機器を使い
最新鋭の健康診断で
自分の脳の断面図や、血管の立体映像を見るのは不思議な気分です
自分の心臓や肺の動く様を見ながら医師の説明を受けるのも
不思議な気分です

自分は21世紀に生き
間違い無く、20世紀とは違う医療システムの中にいるのだと実感しました

私達の子供時代は

「21世紀」

という言葉は「未来」という言葉と同義語でした
そして、その頃考えていた未来的なことを
現在、私は経験しています
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