湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

自粛にも、拙速な復興にも反対します・・・大震災の教訓27

2011-03-31 19:13:00 | Weblog
大震災のために
各地で自粛ブームです
私は反対ですね
景気の悪くなることは、絶対避けるべきだからです
浮ついたことは避けるにしても
やはり、不景気をもたらすようなことは、いけないのです

不景気こそ、復興の最大の敵です!

また一方で
復興も急ピッチですすんでいるようです
これにも、要注意です
被災地に、早くも電柱が立っている写真を週刊誌で見ましたが
あのまま、以前の状態を再現するような復興をする気なのでしょうか?

冗談ではない
あれほどの大きな津波は500年に1度かもしれませんが
そこそこの大きな津波は50年に1回は来るのです
いや、もっと早く、来るかもしれない・・・

今回分かったことは
津波には鉄筋コンクリートの建物が一番だということです
それも、できれば5階以上
屋上に避難できるタイプが理想的です
さらに言えば、壁形よりも塔形がいいです
小学校の校舎のような壁形の建物は、そのまま津波が乗り越えていくからです

つまり
今は都市計画や建築基準を見直す良い時なのです
このチャンスを逃せば・・・元の木阿弥
また悲劇を繰り返すことになるのです!
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男の顔・・・大震災の教訓26

2011-03-30 15:01:26 | Weblog
皆さん、お元気ですか?

私は、今日、54歳の誕生日を迎えました

50歳を過ぎてからは
毎年、自分の誕生日を迎える度に
よく生きたものだと感慨にふけります

100歳まで生きる人がめずらしくない時代ですし
私の祖父は103歳まで生きたわけですから
50歳くらい、どうということはないのですけれど
自分としては、よく生きたものだと感慨深いのです
私の人生など、人から見れば、恵まれた楽な人生にも見えるでしょう
しかし、私にとっては、ここまで、けして、楽な人生ではありませんでした

人には、顔というものがあります
歳をとったら、顔に責任を持たねばならぬもののようです
私自身、50年を越す歳月を生きてきたにもかかわらず
自分の顔に自信が持てるかといえば
とても、心もとないのが実際のところです
それは、それとして・・・

原子力安全委員会の会長にしろ、東京電力の社長にしろ
私は顔を見た瞬間、これはダメだ・・・と、思いました
とても、大きな責任を引き受けた顔ではないのです
むしろ、目立たぬ片隅で、小さな仕事をしているのがお似合いの顔です
けして悪相ではないのですが、どうにもいけません

他人のことをとやかく言うのは気が引けます
まして、人相などという主観的なことは
社会的責任というような客観的問題を考えなければならない時には
考えること自体が無意味なことでもあります
しかし、私は、それを思わざるを得ませんでした

サラリーマンや公務員、教師といった
無難な人生を歩いてきた人が
はたして、国民の生命を預かるような重い仕事の責任が取れるのでしょうか?

サラリーマンにはサラリーマンの顔があり
教師には教師の顔があります
人は良さそうではあっても、すぐに責任逃れをしそうな
あるいは、責任を問われた瞬間、つぶれてしまいそうな・・・そんな顔です

私は東京電力は国有化すべきであると考えていますが
東電の社長は、日本国民の中から
真の能力と責任感と人格の持ち主を選べる体制を作るべきだと考えます
男の顔をしたトップをいただきたいと思うのであります

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必要なのは一般国民への情報公開・・・大震災の教訓25

2011-03-29 16:32:32 | Weblog
今日も明日も停電は無いそうです

良かった良かった!

停電は参ります
何が参るといって、まず仕事になりません
次に、食事等が不意規則になって、気分が鬱になります

毎日同じ時間に停電になるなら、まだいいのです
停電の時間帯が毎回変わりますから、生活のリズムが狂ってしまいます
仕事の生産性は著しく悪化します

電気のある暮らしの便利さは
それを失ってみて、はじめて分かります

阪神大震災で明らかになったことは
電力が、最も速やかに復旧するエネルギー供給源であるということでした
津波による原子力発電所の破壊という想定外の事態が
阪神大震災以来の常識を覆してしまいました

ただし、福島原発の事故の問題だけにとらわれると
大局を見失う恐れがあります
女川原発は、逆に、その堅牢さゆえに、人々の避難所になっているのです

今回明らかになった福島原発は
素人目にも、杜撰な作りの旧式の原子力発電所です
これが、想定外の津波により破壊されたからといって
原子力発電そのものを否定する考え方に、私はどうにも違和感を覚えます

もちろん、東京電力に対しては腹が立ちます
そして、政府や役所の無責任にも腹が立ちます
どうして、こんな安易な原子力行政をしてきたのか?
あらためて一般国民への情報公開の必要性を痛感します
日本のマスコミは役に立ちません
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非常時の自覚はあるか・・・大震災の教訓24

2011-03-28 15:44:35 | Weblog
大震災発生とともに
世界各国はら物心両面の支援が表明されました
日本人としては、ありがたいことです

フェラーリがフロントウイングを支えるプレートに、日の丸と

「がんばれ!日本」

という日本語のメッセージを入れてくれたことは
モータースポーツファンとしては、嬉しいかぎりです

フェラーリのレーシングカーに
日の丸と日本語がペイントされたのですから
これは前代未聞です

これに限らず、実に多くの場で
日本への共感と支援の意志が表明されています

しかし問題点もいろいろあるようです

食料や救助犬派遣など、食品安全基準や検疫の問題でうまくいかず
ある国では毛布を数万枚送ろうとしたら
信じがたいことに、規格に合わぬ(?)という理由で拒否されそうになったどうです
日本政府の対応のお粗末さ、役人の杓子定規は病的です

人の気持ちが分からぬのは、日本の役人の性分です
しかし、非常時の自覚が無いのは、もはや公務員たる資格すらありません
上に立つ者がバカだと、下はここまで愚かになるのです

非常時には、何が重要か?
その優先順位を決めなければいけません
”あれもこれも”ではなく”あれかこれか”を決めなければいけないのです
決断する者の哲学が問われます

形式処理と保身しか行動原理を持たぬ役人では
被災地復興の妨げになるばかりか
国際親善の妨げにもなってしまいます

役に立たない有害な役人は多いものです
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「災害に売り無し」増税論議の無意味・・・大震災の教訓23

2011-03-27 16:51:40 | Weblog
私の提唱する団体信用地震保険のメリットは
地震からの復興にも大きな力を発揮することです

団体信用地震保険が実行されれば
簡単に言えば
被災地の金融機関が
いきなり建築関係債権が返済されてしまうことになるのです

これだけで
被災地の金融機関は資金が溢れかえるのです
それがそのまま、復興資金になるのです

今回の東日本大震災では
すでに何十兆円といわれる損害額が算定されています
そのための特別予算のこともすでに論じられています

自民党の谷垣総裁に至っては、そのための増税まで口にしているありさまです

今の政治家はカネのことしか考えないのですね
増税なんかすれば、景気の足を引っ張り
いよいよ税収不足が起こり
さらなる増税という負のスパイラルに陥ってしまいます

ただですら、職場を失った多くの被災者は
長引く不況の中で、いよいよ行き場を失うことでしょう

今、政治家が考えるべきことは
この震災からの復興を契機に、さらに日本を発展させることなのです
復興に政府のカネなど必要ないのです
まして国民から税金として徴収したカネを現地にばら撒いたところで
たいした効果はありません

昔から、株の世界では

「災害に売り無し」

という諺があります

災害というものは、個々人にとっては大きな損失ですが
社会全体では、確実な需要の創出なのです
不謹慎ですから、誰もはっきり言いませんけれど
要するに”商売のチャンス”なのです
現に、この震災で、スーパーもコンビにも売り切れ続出ではありませんか!
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団体信用地震保険制度を立ち上げよう!・・・大震災の教訓22

2011-03-26 21:16:05 | Weblog
本日は都内のマンションを三棟お持ちのマダムにお会いし
物件をお見せいただき
さらに、お昼までご馳走していただきました

その後も、ご自宅で四方山話に花が咲き
ついに日が落ちるまで、お邪魔してしまいました
ずうずうし過ぎたと、少々、反省しております

そこで、当然ながら、今回の大震災の話題がでました
現状の焼け石に水みたいな地震保険のことも話題になりました

私は地震保険には、入っているかどうかすら憶えていません
それというのも、私には現行の地震保険に不満があるからです
全面的な破壊の起こる地震に対し
現行の地震保険は損害を補填する能力が不足しています

私の考える地震保険は団体信用地震保険です

住宅ローンには団体信用生命保険が付いています
金利の中に生命保険支払い分が含まれ
債務者が亡くなった時は、残債務が保険から支払われる仕組みです

働き盛りのお父さんが亡くなっても
住宅ローンの返済は保険金によって終了し
残された遺族はローンの負担から解放され
いままで住んでいた家にそのまま住み続けることができます

金融機関は
債務者の死による残債務の回収が保険金によってなされるため
本来は非常に困難な債権回収業務が、簡単に片付きます

団体信用生命保険は、まことに素晴らしいシステムなのです

これを地震に適用すればいいのです

不動産ローンの金利に0,1パーセントを上乗せします
現行が2パーセントの金利であれば2,1パーセントの金利になるのです
これを日銀が引き受け積み立て、政府が保証します

簡単に言えば国民的規模の積立金です
これで毎年日本全体の建築関係債務の1000分の1が積み立てられます
日本全国1000分の1の建物が倒壊する規模の地震が
毎年起きても、この積立金は不足しないのです

現実的には、毎年大きな地震はありません
もう少し分かりやすい例えをすると
10年に1回、30万所帯が倒壊する地震が起きても
積立金の範囲で残債務が保証できるのです

皆さん、素晴らしい制度だとは思いませんか?
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事実に学ぶ・・・大震災の教訓21

2011-03-25 15:37:13 | Weblog
阪神大震災では石油製品が神戸の街を焼き払いました
あれは建築関係者には、たいへんショックな光景でした
戦後日本の建築は、何よりも、まず耐火性を考えたからです

耐火建築を作っても
都市ガスやプロパンガス、ガソリン、灯油・・・
石油化学製品が都市を焼き尽くしたのです

そして、もう一つショックだったのが高速道路が倒壊したことです
ロサンゼルス地震でも高速道路が倒壊しましたが
日本の学者は、日本では考えられない事態・・・とまで言ったのです

現実には、神戸の震災でも、今回の震災でも
日本の高速道路は倒壊しました
数年前の、規模の小さい静岡県の地震でも
東名高速道路の一部が崩壊しました

神戸の震災では、中高層建物の倒壊も目に付きました
想定外の強い揺れがあったとされていましたが
関西特有の手抜き工事を指摘する声もありました

中越地震では、柏崎刈羽原発はびくともしませんでした
同じく、新幹線は走行中に地震に見舞われたにもかかわらず
脱線しただけで、死者はもとより、重症の被害者も出しませんでした

こうした事実の積み重ねから、私が出した結論は
原子力発電は信頼に足るものであり
住宅も、オール電化住宅が目指すべき目標である・・・ということでした

石油文明から、原子力を柱とする電気文明に向かうのが
安全な社会を作る道であると思えたのです
誰から言われるのでもなく
悲惨な震災から学んだ結論です

今回は原子力発電所が大変なことになっています
世界的な規模で風評被害も広がっています
この風評被害は、長い目で見れば、原子力の安全性を広めることになるでしょう
これだけ大騒ぎしても、現実には大したことは起きないからです

むしろ風評被害の方が切実で
可愛そうなことに、退避の過程で亡くなられた方が15名ほどもいます
入院中のお年寄りなど、無理に移動させれば命取りになるのに!
馬鹿な人々は彼らを殺してしまいました

原子力発電所の事故の内容や放射能は
政府の発表は信じがたいものです
実際には、もっと酷いのではないでしょうか?
しかし、新聞は一番大事なことを報道しません

あの原発はアメリカ製です
日本製には事故が出ていないのに
アメリカ製には事故が発生しているのです!
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夜の街の灯を消すな!・・・大震災の教訓20

2011-03-24 18:27:29 | Weblog
今回の震災で、一番参るのが計画停電です
そもそも

「計画停電」

なるものが、ちっとも計画的ではありません

毎日違う時間帯に3時間も電気が止まります

私はまず、区切りを、午前も午後も7時にすることを提言します
そうすれば、7時前に食事を済ませるグループと
7時過ぎに食事をするグループに分かれます
こうしてもらうと食事を不規則にしなくてすみます
6時台は、どうにも中途半端です

つぎに、夜の巷の問題があります
今のように9時代の電気が不安定ですと
飲食店は店を開く決断も難しいです
従業員の出勤や、料理の下準備もありますから
とにかく、確実に店が開けることが重要です

そこで提案です

この際、風俗営業の許可を2時間延長し
午前2時まで、営業できるようにするのです
どうせ深夜電力を使うのですから電力供給への負担はありません

夜の街は午後10時には確実に電気が通るようにし
それから翌日の午前2時までは、バーやナイトクラブでも飲めるようにするのです
従来より2時間営業時間がずれると考えればいいのです
もともと、12時でナイトクラブが終わるなんてのは無粋だったのです

深夜電力の恩恵で、大いに飲み、憂さを晴らそうではありませんか!

こんな時こそ、夜の街の灯を消してはいけません!
夜の街は、実に多くの、若者や
けして所得の高くない、しかも高齢の人々の雇用の受け皿でもあるのです
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放射能という言葉の風評被害・・・大震災の教訓19

2011-03-23 16:44:52 | Weblog
やっぱり出ました風評被害

野菜から放射能が出たといいますから
もう、群馬県産だけでなく、関東地方や東北地方の野菜は売れないでしょう
野菜不足の方が健康被害が出そうですけれど・・・

そして・・・海水からも放射能が検出されたそうですから
海産物も売れなくなるでしょう
海産物を食べないとミネラル不足になって、やはり健康被害が出るでしょうが・・・

私自身、そんなことはくだらないと分かっていても
放射能があると言われただけで、嫌な感じがするものです
・・・これが現実です

放射能が妊婦や若い女性に影響が強いと言われても
日本では、原発事故以前から出生率が極端に低いわけで
しかも育児放棄や幼児虐待などの、子供の生育環境の悪化もあるわけで
放射能だけを悪者にする考え方は無意味で偏向しています
日本では実害の事例が一つもないのですから・・・

実際に原爆が落とされた広島や長崎だって
その後長く放射能被害が続いたわけではないのです
今の広島や長崎の住民に原爆の痕跡はありません

強いてそれをさがすなら、頭の中には、確かに原爆の痕跡があります
時々変な知事や市長が出て来て、変なことを言います
精神を病んでしまっているようです

現実の放射能よりも、放射能という言葉で人は精神を病むのです

これは、今も昔も変わらぬ、放射能の害です

もう少し落ち着いたら
このバカ騒ぎが何だったのか、人々は悟るでしょう
放射能という目に見えないモノへの恐怖は宗教的なものであり
実は迷信であったのだということを・・・



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戸籍データの喪失・・・大震災の教訓18

2011-03-22 18:25:53 | Weblog
宮城県南三陸町の戸籍データが消失したそうです
宮城県南三陸町の人々は財産や生命だけでなく戸籍まで消滅してしまったのです
なんと悲しいことでしょう
自分の、日本人であることの
そして、南三陸町の住民であったことの証明が失われたのです

ここに、年金問題で露呈した日本の行政の情報管理の杜撰さがあります

国民の基本データは中央で管理し
多重の防護手段をもって永久保存しなければいけません

ここで提案です

旧帝大と呼ばれる国立大学には、すべて法学部があります
これを全廃し、国立公文書記録所とするのです
公文書の記録と、国民の基本データの保存をするのです
旧帝大は北海道から九州まで分散していますから
よほど大規模な災害があっても、どこかは残ります
四国と中国地方、そして沖縄は別途考えてもいいかもしれません

私は以前から、国公立大学から法学部を無くせという主張を持っています

行政府の人間である国立大学の教師が法律を教えることは
厳密に言うと、三権分立に反するからです
法律に関する権限は国会に集中すべきです

国会こそ唯一の立法府であり
国民の代表たる国会議員が作った法律に対し
行政府の役人が勝手な解釈を論じることは許されないのです

国会議員が、どんなに立派な法律を作っても
行政府の役人が勝手な解釈を付けてしまえば、簡単に骨抜きにできます
そうした事態をさけるためには
国公立大学から法学部を無くすのが一番なのです
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